日別アーカイブ: 2011 年 5 月 30 日

蜜月 2011年初夏 第7号

蜜月7号

蜜月 2011年初夏 7号 ¥400

誌面上の仮想カフェ”蜜月カフェ”にとっておきのヒト・コチ・モノを持ち寄って、楽しくおしゃべりするような場とし年2回ペースでゆるりと発行されるジン。取材に基づくご当地もの、まち歩き、ものづくり、人、建築、カフェ、食べ物などに加えて、連載コラムも。コンパクトですが、現地で丁寧な取材をしているのでたっぷりの読みごたえです。

今回のメインは
「ちりめん街道をゆく 意匠の心の内をのぞいてごらん」と題して、丹後半島の南側のちりめんの町、京都府与謝郡与謝野町加悦のちりめん街道を歩きながら、ものづくりに精を出す人々の営みを訪ねます。その昔,多くの職工さんを抱えた機屋さんにお邪魔して、ものづくり、人づくり、町づくりに触れる。また、東京都大森に昭和の佇まいと大盛り蕎麦!を求め散策します。
ほかに、ブックレビュー、山田邦紀「明治時代の人生相談」、カラフルにペイントしたファッショナブルバナナに関するエッセイ、小学生時代の消しゴムコレクション、ビールが苦手な人にもおすすめのビールカクテルなど。
B6判24P

そして、なんと、編集人の鈴木遥さんが10年の取材+1年の執筆+書籍化のために1年という歳月をかけた作品で開高健ノンフィクション賞次点作『ミドリさんとカラクリ屋敷』が集英社からこのたび発売されました。(それもあって、蜜月の発行が延びたのですね)

湘南の住宅街に、屋根から電信柱の突き出た不思議な家にひかれ、そのワケを知りたくて家を訪ねてみると、そこには家に負けないくらいに謎めいたミドリさんというお婆さんが住んでいた…。そうして高校生の頃から、ミドリさん宅に通うこと10年!ミドリさん(97才)のルーツ(北海道開拓の歴史が絡んでいる)を追いながらカラクリ屋敷の秘密を解き明かしてゆく…という異色のドキュメンタリーです。本屋さんで見かけたら手にとってみてくださいね! 出版イベントなど詳細は蜜月ホームページを。

ミドリさんとカラクリ屋敷

俵谷哲典 Tetsunori Tawaraya “Decapitron”

decapitron 27

俵谷哲典 Tetsunori Tawaraya “Decapitron” ¥735

アーティスト、ミュージシャンとして活動する俵谷哲典のアートブック。段ボールやフェイクファー、スプレイなどを使って不定形なジンを不定期に発行している俵谷だが、今回は、フランスのアーティスト、SHOBOSHOBOが毎回1アーティストあるいは1コラボをテーマにシリーズで発行し続けるSHOBOSHOBO-BOOKS(alcohol printing limited edition zines)の27弾として2010年11月に作られたもの。

中身は青焼き印刷、糸綴じ製本です。
A6判40P 60部限定
タコシェには60部のうち5部が入荷しました。

Decapitron 中身

Decapitron 中身

Decapitron 中身