日別アーカイブ: 2011 年 4 月 18 日

DRY vol.2 特集『世界』アイドルから原発まで

DRY vol.2

DRY vol.02 特集「世界 アイドルから原発まで」¥300

狙ってたわけでなく、内容が現在もっとも深刻な話題「原発」にシンクロしてしまった特集…。

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地球、人間社会、あるいは精神世界や異世界など、今展開しつつある様々な意味での世界を見渡し、共時的な「いま」そして「これから」の想像力を問う特集。

《世界を知るための厳選レビュー33》
アジア、ヨーロッパ・中東、アメリカ、アフリカの4つの地域ごとに、その世界を読み解く神話や文学、映像、コミックなど文化的アイテムをレビューした目玉記事。

《バックパッカーたちが世界各国を勝手にレビュー》
変人奇人アウトロー—そんな呼び名に相応しいドライなバックパッカー四名が、世界諸国をクロスレビュー。フツーの「旅行」じゃ見えてこない、自由で変態なレビューを展開。ネパールやペルー、ボリビアなども踏破しる強者ぞろい。

《特集関連コラム》
●3Dとシネコンなんてなくなればいいのに:映画関係者による、映画業界が孕む問題を提唱。映画の世界。
●素人アイドルは海外で成功するか:アイドルの海外進出、しかし日本と海外のファンにはある違いがあった。はたしてAKBは海外で成功するのか。かわいいイラストつき。
●フランスの空手家にみる不思議の国ニッポン:海外から、日本はどうみられているのか。見えてくる意外な日本観、な一考。
●原発日記:電力会社内定者が体験した原発事情。
※この記事は震災以前に書かれたもので、厳しい就活の末に内定した電力会社で、研修としてそれまで関心のなかった原発を見学し、耳にしたマネーや人事事情をドライに綴ったもの。それだけに、大事故が起きた今となっては不謹慎にとられかねない部分があると同時に事故が起きてもちっとも不思議でない空気や問題点も見てとれる。編集部は「普通の大学生の体験と正直な感想を通じて、経済活動のなかにおかれる原発というものに関する視座が必要なのではないか、と思い発信するのであります」として発表にいたったとのこと。
●ドバイショックはこうしておきた:ドバイショックのしくみについて池上彰ばりにわかりやすく解説。
●深夜ラジオなんてもう古い!めくるめく早朝ラジオの世界:「宗教ラジオ」ともいわれる早朝のラジオは、諸宗教団体が枠を買って放送している。

【インタビュー】
●北方領土問題はいま 国後島元島民三世西田祐希:北方領土問題に関して活動している、早稲田大学在学中の西田祐希氏に実情を聞く。
●「DRY」的インタビュー ワイルドサイドを歩け 第1回 広瀬章人王位
学生にしてタイトルを獲得した、将棋界最強のホープ、広瀬章人王位。あの羽生善治氏に勝利したこと、女性関係(?)などをインタビュー。

【コラム】
「ヌケナイ」ソフトオンデマンドヴィデオ史 連載第二回 三野新
3年B組稲八先生 5限 きょう、ブンカした(笑)
筆名と本名のあいだ 姓名判断から解剖する近代の文豪 第一回 三島由紀夫 八田修一
現代大仏紀行 第一回 淡路島世界平和大観音 崎谷啓一
猫好きに語らせてみた ボナールの猫 池田尚史
ドライ文学フリマ委託販売レポート 蒲田的、あまりに蒲田的な
筋金入りの純文作家、二水広がラノベのような何かに挑戦!第二回
愛するキャラに会いに行こう 消費者以上恋人未満な僕ら 金指 朗
…ほか

B5判62P

四月と十月 vol.24

四月と十月24

四月と十月 Vol.24 ¥525

タイトル通り、四月と十月に発行される“画家たちのノート”『四月と十月』。アトリエからは、作歌たちがアトリエから発する私信のように、ノートに書き留めたイラストや目にとめたものの写真とともに,折々の思うことが綴られています。今回、異色? エッセイストの石田千さんが参加、むきおえて乾燥させた日向夏と王林の皮を鉛筆スケッチしながら、その形状に山の稜線を重ねたり人の在り様を重ねたり…。ほかにも、イソノヨウコさんが好きなバーの人々をスケッチした手帳をそのまま掲載したり。ほかの寄稿者は、稲村さおり、加藤休ミ、川原真由美、久家靖秀、白石ちえこ、鈴木安一郎、瀬沼俊隆、田口順二、立花文穂、早川朋子、福田紀子、牧野伊三夫、松本将次、ミロコマチコ。

【連載】
東京風景「富士山の見える場所」 鈴木伸子
装丁のなかの絵「入院はヒマ?」 有山達也
理解フノー「あとをひく[つるかめ]の感傷」 遠藤哲夫
父のこと「お使い」 堀内花子
画廊の外の展覧会 「タバコに火をつける夜」 言水ヘリオ
美術の本 「浦上玉堂の本」 蝦名則
仕事場訪問 「湯町窯の画家 福間貴士」 牧野伊三夫

「父のこと」では、ポンピドーセンターもなかった70年代のパリの様子が描かれています。
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きのこ談義「きのこみたいな夜」 飯沢耕太郎×鈴木安一郎 構成:南陀楼綾繁
持ち寄りきのこで料理を作り味わいながらのきのこ談義!

表紙写真は久家靖秀

246×210 52P