月別アーカイブ: 2009年8月

「色即ぜねれいしょん」+山口富士夫ブックフェア

みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督の青春映画「色即ぜねれいしょん」が公開中ですが、特別鑑賞券+非売品プレス+ポストカードのチケットセット¥1800を発売しています。

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映画の詳細については 色即ぜねれいしょんオフィシャルサイト

 ところで、主役を演じた渡辺大知(黒猫チェルシー)と共演の峯田和伸(銀杏BOYZ)、岸田繁(くるり)の三人がカバーした「どうしようかな」は、この映画の時代におなじ京都で結成された伝説のバンド村八分の曲。

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 というわけで、ちょっと強引ながらも村八分のギタリストであった、山口富士夫(ザ・ダイナマイツ、裸のラリーズ、ティアドロップスetc.)のブックフェアを開催中!!

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 ストイックに音楽を追究する中で急激に成熟するバンド内での緊張や軋轢、さらにはドラッグ体験までを語り尽くした「村八分」(未発表ライブ8曲入りCDつき)。自叙伝に関係者インタビューや写真を加えた「So What」(80年代の未発表ライブDVDつき)。いずれかをお求めの方に発行元のK&Bパブリッシャーズのご厚意によりSo Whatの表紙と同じ富士夫ポスター(B2判)をもれなくプレゼントいたします!

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うぐいす祥子「ふたりのひみつきち」

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うぐいす祥子「ふたりのひみつきち」 ¥893

 『ホラーM』『TRASH UP!』などで活動する、バイオレンス少女漫画家、うぐいす祥子の自費出版第3弾。
 これまでの描き下ろしと違って、2006年から2008年の間に『ホラーM』に掲載された4作品を収録。
 かわいい絵柄でちょっぴりブラックな丸投げギャグ漫画?を描いていた作者が、かわいさと毒気に、どす黒い不気味さと惜しみないスプラッター描写をプラスして、独自のエンターテイメントを確立した初期作品が味わえます!
 記憶に潜む景色を辿ってゆきついた廃村と呪わしい出自、幼なじみと作った秘密基地に舞い戻った少女が遭遇する恐ろしい未来、町に昔からある塔を郷土史研のテーマにしたことから起こる少年少女の悲劇、催眠術師によって引き出された欲望のままに狂ってゆく人々…。恐怖の物語が次々に展開されます。
 第一弾の「犬小僧の復讐」はすでにSOLD OUTなので気になる方はお早めに。
A5判120P

うぐいす祥子「虐殺者の王」

作家ブログ うぐいすジェネレーション!

コミック マヴォ vol.02 2009 summer

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コミック マヴォ vol.02   2009 summer  ¥1000

 竹熊健太郎責任編集のコミック誌マヴォの第二弾。編集家で、人気ブログ「たけくまメモ」を執筆する一方、最近では二つの大学で教鞭をとる竹熊氏が、学生、プロを問わず、自らの出会った才能の表現を磨き、世に送り出す媒体として創刊したコミック誌。自費出版、ブログ、編集、学校etcといった表現や空間が竹熊さんを通して編集されて、雑誌の形となったもので、新しいコミックや出版の方法を探るメディアとしても興味深いシリーズです。

 ドレス舞闘会を舞台に、フリルを武器に乙女が闘うという、格闘モノを少女漫画で表現した布袋あずさ「ひるがえれ!! フリル」、商業マンガでも活躍のふかさくえみの連載「フェルマータライフ」、孫と祖母のほのぼのとした触れ合い〜ただし、おばあちゃんにはほお袋があるにもかかわらず〜を淡々と描いた河野玲奈「おばあちゃんのほお袋」、金子生a.k.a金子デメリンがサルマンをもとに描いた「イヤーン エッチの助」、絵がないままにマンガを成立させた小沢郁恵「♪」、触感を絵で表現するような独特なエロティシズムが印象的な実力派新人佐藤菜生「みずうみの果実」「手のはなし」、絵もストーリーもスピード感あふれる櫻井俊也「LOVE DIET」など、前作より各作品、各作家ともにグレードアップ。
 またYOUTUBEで世界中から100万を超えるアクセスを獲得した、スプラッタ・クレイアニメ「CHAINSAW MAID」の長尾武奈のインタビューも収録しています。
 創刊号よりページも増え、表紙は裏表リバーシブル仕様です。
B5判148P

市場大介原画展 40億年塵の欲情

 8月15日より市場大介さんの原画展がはじまります。ということで、展示直前に、内容を少し詳しくご紹介します。

 まずはなんといっても、16枚の大きな絵がタコシェの壁を埋め尽くして、圧巻です!

 絵の他に、今回の展示のためにご用意していただいたものは、Tシャツ(女性用サイズ)2枚、ベルギーの展示のときに作成されたポスター2枚、そして小さな原画と市場さんが撮影した写真とポストカードを福袋的に詰め合わせたパッケージ4セット(これは1500円から2000円)、そしてサイン入カードセットなど。

 どれも数が少ないので、お早めに。また、自主制作本ももちろんご用意しております。どうぞお楽しみに〜!

Mollusk10 「GHANAVISION」

 

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GHANAVISION

Mollusk10 「GHANAVISION」¥3360

 好評だった、雑誌Mollusk6号のガーナフィルムポスターの特集を増補した立派な単行本ができました。
 ガーナでは、ビデオを使った映画上映が80年代以降盛んになり、その宣伝のために手描きポスター(1m×1.5mくらい)が作られたそうです。
 昔の日本も、絵師さんが映画館の看板を描いていましたが、それとも違って、ガーナではハリウッドや香港など外国の見たことのない娯楽映画を(恐らく)ちゃんとした資料もないまま、絵師さんの経験と想像力で補い、観客の興味をひくように描くので、ちょっとヘンテコリンなことになってしまうようなのです。
 しかし、molluskの編集人たちは、商業的な戦略やスターの顔や名前で飾られた映画ポスターよりも、映画や絵本来の”説明不可能”な魅力にあふれたこのポスターに魅了され、ベルリンで展覧会し、ガーナ映画ポスターを特集した雑誌を作り、さらに画集に発展させました。

 ポスターの文字情報はタイトルのみのシンプルさ。首チョンパは当たり前、手や足が木から生えていたり、人間と大蛇や獣がいい案配にアレンジされた不気味な生き物も登場し、ハリウッドや香港とアフリカの土着の要素が入り混じった不思議な世界が繰り広げられています!
 よりすぐりのポスター112点と、ポスターに関する解説がついています。
175×240  64P上製 オールカラー 英仏独三カ国語表記

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