鴨沢祐仁メモリアルブックβ(ベータ) ¥945
2008年に亡くなった鴨沢祐仁さんの作品の中から、単行本などに収録されていないイラスト仕事を発掘し紹介するシリーズの第二弾です。
収録作品は—–
「やさしくデジタル」CPLサイト用イラスト
「DRY CELL CITY」「ガロ」1976年2・3号カレンダー(再録)
クシー君シリーズ『流れ星注意報!』「Duo」1983年10月号掲載【1頁】
クシー君シリーズ『工事の夜』「コミックモエ」no.5(1988年)【8頁】(再録)
“クシー君”シリーズに加えて、雑誌「JUNE」「フォーライフ」の掲載作品など、鴨沢さんがもっともノッてた時期の作品を多数収録。
デザイナーとして勤務していたトンボ鉛筆在籍時にパッケージ用に描いたイラストやヤマハの広告、富士急ハイランドのCMなど、コミックス未収録のイラストを中心とした約60点のモノクロイラストが含まれます。
鴨沢さんと親交のあったますむらひろし氏の寄稿もあり。
A5判44P
メモリアルブックも在庫ございます。
現在、鴨沢祐仁展も横浜人形の家で開催中です。会場では、あがた森魚さんのライブや北原照久×あがた森魚両氏のトークもあります。
月別アーカイブ: 2009年6月
田口史人「レコード寄席覚え書き・春」
田口史人「レコード寄席覚え書き・春」 ¥1260
高円寺の“円盤”店主、田口史人が、流行歌ではない、生活の中で生まれたレコードを紹介するトークイベントのための覚え書き第一集。
般若心経を歌うやけにゴージャスな中年女性の自主制作盤から、緊急の手引きを満載したジャケを壁に掛けて活用できる(音は著名人たちの緊急対処法トークでレコードで聞く必要があるのか謎のものの)お役立ちアイテム、キレものが居たと思われる高校の卒業記念のやけに気がきいた内容のレコードなど、百枚のハヤリウタとは別次元にある、生活に密着したレコードについて徒然に書き下ろした文集。
万博についての説明やイメージを6枚組ソノシートで説明する「万国博を成功させよう」など戦後〜高度成長経済の活力に溢れる昭和の生活がレコードを通じて感じられる不思議な世界です。
モンドの一言で括って笑い流したり、高みから笑うのではなく、全く素性の知れない歌い手の歌や声にひたすら耳を傾け、あるいはその内容から作り手や時代に思いを馳せる、レコードを通しての真摯な聞き取りの姿勢が伝わってきます。聴く事の新たな境地を示してくれる一冊!
オールカラー、CDR付き。
A5判46P
※テレビが、家電やガンダムの蘊蓄を語り、情報や蘊蓄が消費されてゆく中で、批評したりカテゴライズせず、ただ聴くというシンプルな作品へのアプローチには目からウロコ。また、円盤という、作り手との直取引のみで成立するショップ+ライブ空間を通して生まれた覚え書きは、また円盤というお店の一部でもあり、大きな広がりを感じます。おすすめの一冊です。
アラザル vol.02
アラザル vol.02 ¥1000
佐々木敦史氏が主催する「BRAINZ」の批評家養成ギブスの受講生有志が制作した批評誌アラザルが、さらに批評のあり方を探ること一年、400ページ、全42万字の激増ページで完成。
[企画]
円城塔インタビュー 『書く機械、かく語りき』
大谷能生インタビュー 『THIS MAN IS BEBOP』
陣野俊史インタビュー 日本の批評家を訪ねて 第一回
佐々木敦インタビュー 『佐々木家の日常 家族会議』
Skype批評特別企画 『アラザルは何をするのか?』
[批評]
近藤久志 『われらが歌う時』まで
杉森大輔 おととことばのあわいに
高内祐志 この批評に◆◆あるいは△△といった類いのタイトルをつける気はない、あるいはこの文章は批評ではない
安東三 童貞論
黒川直樹 シー2ラック&20081228 ―― 大橋可也&ダンサーズ「帝国、エアリアル」に
諸根陽介 21Fの窓から飛び降りる準備はできていた
西田博至 一柳慧のいる透視図――ニッポンの批評へ(連載第1回)
西中賢治 鬼頭健吾、最前
山本浩生 呑評・2009 「二酔人ぐだぐだ対談」
山下望 33,333字、後‥‥。”武梨えりへの手紙”を、3回書き直す。――かんなぎ・相対性理論・霊感少女ヒドミ――
畑中宇惟 動かないものを動かす、動くものを動かさない
三上良太 ぼくの佐々木さん
B6判406P
yaso#victorian EXHIBITION Part.6 ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト & 嶽本野ばら展
夜想ヴィクトリアン展 パート6 Victorian Lolita
ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト & 嶽本野ばら展
NOVALA TAKEMOTO & BABY, THE STARS SHINE BRIGHT
会期:2009年6月12日[金]〜7月5日[日]
■月〜金/13:00〜20:00 土日祝/12:00〜19:00
■水曜休館 ■入場料:500円
ご注意★スペシャルイベントのある日は閉館時間に変更のある場合がございます。
お電話・HPにてお確かめください。
★スペシャルイベント開催中は展示をご覧頂けません。
■展覧会 会場:parabolica bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2・18・11 ■TEL: 03-5835-1180 map
★展覧会会場にて、嶽本野ばら書き下ろしタロットを限定販売します。
お茶会やライブ、トークイベントなどの関連イベントもあります。詳細はこちら。
(イベント中は展示を見ることができないのでご注意ください)
松倉如子「パンパラハラッパ』 渡辺勝「渡辺勝』
松倉如子「パンパラハラッパ』 ¥2500
自主制作盤『星』がタコシェでも好評だった松倉如子さんが、ついにレコード会社からアルバムを出します(6月17日発売)。
天然でのびやかな歌声とパフォーマンスでもって、着実にファンを増やしてきた松倉さんのオリジナル曲にカバー曲2作を構成したアルバムで、渋谷毅、渡辺勝、船戸博史、川下直広、森俊也、高田正則、村上律、松田幸一、岩本平太、大久保晋、新井秀夫らが参加した豪華な内容となっています。
そして、ここ数年、ともに活動する活動40周年の渡辺勝さんのアルバムもプロデュース&
同時期発売! 大先輩をプロデュースしてしまう天真爛漫さとともに、プロデュースされてしまう(させてしまう)渡辺勝さんの大きさが伝わってきます。
渡辺勝「渡辺勝』 ¥2500
岡林信康のツアー・メンバーに始まる音楽活動40周年の本年、はちみつぱいに遺した名唱で知られるシンガー・ソングライター(よりはシャンソニエの呼称が相応しい)、渡辺勝の、この数年活動を共にする歌手・松倉如子のプロデュースによる、オリジナル・アルバムでは8年ぶりの新作。
船戸博史とのデュオ、さらに川下直広と古澤良治郎が参加した演奏で録音は行われ、最後に渡辺勝の伴奏で松倉如子が歌った1曲を加え新曲6曲含む全13曲。
それは40年の集大成でも、声高に最高傑作と叫ぶものでもなく、これから始まる新しい渡辺勝の初作として、その今をお届けするもの。
J・ブレルのカバーや、アーリータイムス・ストリングス・バンド時代の「逢えてよかった」「群青の空」「僕の家」など自曲のカバーは、決定的となる録音。
タコシェで、この2枚のアルバムを一緒にお求めの方に、渡辺勝の曲を松倉&渡辺で歌ったCD-R(3曲入り)を特典でさしあげます! 数に限りがございますので、お早めに!
また、このアルバム発売を記念してのツアーもはじまりますので、この機会に生の歌にも触れてみてください。関連ライブについての詳細は、松倉如子さんのブログ「松倉如子の歌」をご参照ください。
松倉如子の歌