松沢呉一『エロスの原風景』江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史 ¥2940
エロ本コレクターの松沢呉一が、膨大なエロ資料の中から、エロ本173冊、図版354点をフルカラーでお見せし、資料解説をしながら、エロ表現史の概観を辿るという、楽しく、資料性が高くためになる内容です。『実話ナックルズ』(ミリオン出版)で2004年から連載されているものに、大幅加筆し、資料も増補しています。
内容は—–
01◎カストリ雑誌──敗戦直後の日本に咲いた徒花
02◎吉原細見──江戸時代に生まれた風俗誌の原型
03◎自販機本──70年代後半、男たちは深夜自販機を目指した
04◎ノーパン喫茶──新時代の性風俗がここから始まった
05◎フレンチ・ポストカード──溜息が出るほど美しい印刷物
06◎実話誌──戦前に起きた第一次暴露雑誌ブーム
07◎夫婦生活──昭和20年代後半を代表する性生活読本
08◎グラビア印刷──エロ雑誌界を飛躍的に発展させた新技術
09◎エログッズ通販──今も変わらぬ騙しの伝統芸
10◎元祖トルコ風呂とは──定説を覆すソープランド史
11◎ホモアルバム──世の中から消滅しつつある貴重な資料
12◎スカトロ本──ビニ本がもたらしたウンコ愛好家の黄金時代
13◎変態資料──発禁本を出し続けたエロ出版の巨人・梅原北明
14◎漫画讀本──文藝春秋から発行されたユーモア溢れるエロ雑誌
15◎オッパイ小僧──日本初の巨乳アイドル川口初子
16◎地下本──戦前、戦後にひっそりと流通された裏本
17◎性学雑誌──巧妙にカモフラージュされた学術エロ雑誌
18◎創文社グループ──〝ニセモノ〟だから持ち得た特異な魅力
19◎絵はがき──コロタイプ印刷の導入で大流行した新メディア
A5判168P 上製函入
このように、図版が見やすく豊富に入っていて、ヴィジュアルが充実!
日別アーカイブ: 2009 年 6 月 26 日
「愛情通信大全集一巻」
愛情通信大全集一巻 ¥630
日常の一見、取るにたりない物事を見つめ続け語ることで、これまで見えなかった意外な効用や弊害に言及するフリペーパー「愛情通信」。リソグラフ印刷をホチキスどめしたシンプルなペーパーで、不定期でタコシェにもお届けいただいています。
編集・発行人のナカダヨーコさんが、これを発行し続けるのは、利害関係を排した真の共感、人との絆を求めて、情報価値なんかは追究せずに、己の恥ずかしい部分さえもさらし、共感してくれる読者を求めてのこと。というわけで、今となっては読み返すのも恥ずかしい創刊号から10号までをまとめて全集を作ってみました、さらなる繋がりを求めて…。
好評につき、これまで、フリペ10号分を復刻してジッパーつきの透明袋につめて販売していましが、よりシンプルにお届けしやすく、ミニコミ活動を通じて出会ったnozyam at omokoさんに表紙イラストを依頼、裏表紙には10号すべての表紙を組み合わせた愛情あふれる装いで、ついに一冊になりました。
A6判102P
季刊フリーペーパー cycle
季刊フリーペーパー cycle
自転車の初心者と女子のための季刊フリーペーパー「cycle」の最新号が届きました。
自転車そのものや実用的な情報だけでなく、自転車が出手くる物語、自転車のみを移動手段にアメリカで活動するミュージシャンなどなど、ユニークな人々やイベントもたくさん紹介している楽しい読み物です。
編集・発行は「キョウト自転車生活」「京都自転車デイズ」「大阪自転車ホリデー」(ともに光村推古書院)などの自転車本を編集してきたワークルーム。
2009年夏号ではE・ケストナーの「エーミールと探偵たち」を紹介しつつ、「自転車でベルリンを走ろう」という標語を掲げてのサイクリングデモ「ベルリンアウトバーンライド」を取材しています。昨年は25万人もの参加者がいたという一大イベントで、家族や友達どうしで参加したり、デモというよりはお祭りですね。
タコシェの店頭のフリペコーナーに設置しています。(数に限りがあります)
関西発のペーパーで、地元では設置店への配布も自転車でしているそうです!
こちらはバックナンバーです。