本の手帳 創刊号¥840 2〜4号 各¥1050
『古本屋の女房』の著者で、校正から製本、蔵書票の実製作を手掛ける田中栞さんと、リーブルオブジェや版画も作成するブックデザイナーで『装丁探索』の著作もある大貫伸樹氏の二人が編集発行する、本好きの本好きによる本好きのための冊子「本の手帳』のお取り扱いをはじめました!
本に書かれていることだけでなく、本という形態から本作りのあれこれすべてを、愛で、観察・考察する、という二人ゆえに、本をつくる紙、製本、印刷、出版・流通はもとより、検印紙、しおり、書皮、篆刻、けしゴム版画…とその興味は広がりながらも細部におよびます。
二人が交代で編集長をつとめているので、号によって、特集から表紙の雰囲気まで違って、それもお楽しみ。
創刊号では田中編集長のもと蔵書票作家さんとその作品を多数紹介。2号では本を論じるにあたり表紙のみならずディテール写真も掲載して本が誕生する経緯をいろいろ考察。3号では世界的蔵書票コレクター・小枝昭一コレクションから国内外の珠玉の300作を紹介。4号では、川口松太郎の後を受けてプラトン社の雑誌『苦楽』の編集を行ない、竹中英太郎を見いだした西口紫溟、「MAVO」「戦旗」など転換点となる20年代の日本の書物、小津安二郎本研究、桜井均はなぜ”櫻井書店”と”大同出版”の2社を経営していたかなる考察、などなど本にまつわるいい話がたくさん。
詳細は各号の表紙をクリックしてみてください。
日別アーカイブ: 2008 年 2 月 27 日
ブルボン小林 編「スポンジスター」
「スポンジスター」¥1260
作家・長嶋有が、ゆるいゲームコラムなどを執筆するときに使うブルボン小林名義で発行したインディペンデントマガジン。
ブルボン小林の極私的興味のまま、「現金漫画としての藤子不二雄A論」なる長編評論を執筆しているほか、カラスヤサトシ、金剛地武志、しまおまほ、飯田和敏ほか多くのゲストに寄稿を依頼したり、対談やインタビューをしています。
小説(巻頭一挙掲載) 「パンチラをみて好きになった」鎌田順也
漫画 「ノイズのクジラ」原作・海猫沢めろん 作画・2g
カラスヤサトシ・ブルボン小林五万字対談(+書き下ろし漫画)「我々はデーモン小暮を求め訴えたり」
「無題」前田浩孝
「コウとユーのバンド結成記♪」飯田和敏
「文字象形」「見渡せばタコス」「アストロ」2g
長編評論「現金漫画としての藤子不二雄A論」ブルボン小林
「yoot2……yootの事情」斎藤由多加
金剛地武志二万字インタビュー(ゲスト・斎藤由多加)
「1だろ、1。」漫画・戸塚伎一 文・ブルボン小林
「ロボットを知る」北山功(エイジゼロ株式会社)(絵・2g)
「八重樫ことわざ」べつやくれい
「ふりーtalk」林雄司
表紙・しまおまほ/装幀・畠山香織
A5判208P
初回入荷分には、ブルボン小林氏のサインとファミ通ステッカーがついています!