月別アーカイブ: 2007年6月

働けと言わないワーキングマガジン「フリーターズフリー」創刊

フリーターズフリー 01

 フリーターとして使い捨てられてゆく人々の再生のために自分たちではたく場所を作ろうと考えた4人の若者が、資金を出し合い、会社組織とか従来の雇用関係とは違う形での仕事や社会参加を実践する有限責任事業組合フリーターズフリー。
 ニート、フリーター、ネットカフェ難民…などの「若年労働問題」に関して、一括りにできない当事者たちの様々な声を響かせ議論の場を広げるべく彼らが自主刊行にこだわり創刊したのがこの”働けと言わないワーキングマガジン”『フリーターズフリー』です。
—–コンテンツ—-
雨宮処凛「生きづらさとプレカリアート」
城繁幸(人事コンサルタント)「働く理由」
斉藤広(野宿者支援/野宿当事者)「自分がホームレスになると思っていなかった人達」
白井勝美 (精神障害無職者)「働きたくても働けない人間だっているぞ! バカヤロー!」 白井勝美 (精神障害無職者)
小泉圭(広告会社勤務)「おまえの言っていることは正しい、けれど人間は──」
貴戸理恵(大学院生・不登校研究)「不登校の「その後」を生きる女性の語りにむけて」
野崎泰伸(立命館大学生存学プロジェクト研究員)「生活保護とベーシック・インカム」
首都圏青年ユニオン 河添誠書記長【インタビュー】「 困っている人がいつでも相談できる場所でありたいよね」
有限会社ビッグイシュー 佐野章二代表×瀧氏【インタビュー】「 ビジネス手法で社会問題の解決に」
ドンキー工具.Jr×大澤信亮【対談】「期間工やる前に読んでおけ!」
ちろる×栗田隆子【対談】「私は日雇い派遣しかできません (>△<)VIVAじぶん!! ★」
中田うい(マンガ家)「 ロールケーキの自己防衛」
杉田俊介(介護労働者)「 無能力批評 disability critique」
生田武志(日雇労働)「 フリーター≒ニート≒ホームレス」
栗田隆子(非常勤公務員)「“ないものとされたもの” これくしょん」
大澤信亮(大学教員・物書き)「 「組合文学論」「君についての覚書き」
B6判336P

コミック誌UZO♯7 出ました

UZO♯7 ¥200

 40Pの中に10のショートコミック、あるいは絵物語がつまった充実の小冊子。数ページの作品は、詩のような夢のような趣きで(メルヘン系〜電波系まで含む)、それぞれの線の強弱や風合いを味わうような掌品ぞろいです。
 執筆陣は—コマツシンヤ、土屋萌児、かなまち京成、ウエダケイシ、香山哲、ねもとよしみ、山田ナン、ウツモトマユミ、杉山実、田中六大
A5判50P

宮谷一彦9年ぶりの単行本が出ました!

宮谷一彦『スーパーバイキング 宮谷一彦自選集』 (チクマ秀版社)¥1890

 60年代から70年代にかけての劇画全盛期のカリスマ宮谷一彦先生が、自らの転機となった作品をセレクト、大幅加筆した作品集が出版されました。
 タイトル作『スーパーバイキング』は82年末に『ヤングジャンプ』に連載された中編で、精巧に描き込まれたバイクの迫力とそれに拮抗した青年群像の描写が圧巻! 
 また、もうひとつの中編「ダビデの眠る日」は、75年初頭に『プレイコミック』に掲載された宮谷先生の代表作。自ら「第2のデビュー作」と謳うほど愛着を持っており、旧約聖書に登場するダビデの石の一擲とマウンドに立つ青年の愛憎の一球とを、場所も時代も超えて結びつけてしまう宮谷先生ならではの飛躍と力技に魅せられる濃密な世界!
 ほかにも短篇「ワンペアプラスワン」「嘆きの仮面ライター」を収録してます。
 初回入荷分の中にわずかですがサイン本もあります。どうぞお早めに!
  —サイン本再入荷!!—–

西野空男『四コマ 幸福番外地』

西野空男『四コマ 幸福番外地』(幻堂出版) ¥1260


 好評のうちに売り切れた、ガロのエッセンスを継承する漫画雑誌『架空』の編集・発行人としてもタコシェではおなじみ西野空男さんの、初の単行本がでました。
 『つげ義春以後』、その系譜の極北に位置する作家として注目される氏の初単行本は日英二カ国語対応の4コマ。
 初回入荷分には、ミニ色紙つき、缶バッジつき、サイン入などがあります。数に限りがあるのでどうぞお早めに。

お得な特価本が入荷

特価本がいろいろ入荷しました。
写真や図版が豊富な本をお手頃価格でお楽しみいただけます—-。

●大高宏雄「仁義なき映画列伝」¥1680のところ¥798
60年代から70年代にかけての東映任侠映画・ヤクザ映画の総括。深作欣二監督インタビューも 掲載。
●ダイディ・フォン・シェーヴェン、アンゲリカ・タッシェン「エキセントリック・スタイル」¥1313のところ¥525
ガウディやエッシャーのようなんだけども、よくわからない情熱に突き動かされて俺流テーマパークを創ってしまった世界各地の無名アーティストたちの作品集。(一般にはアウトサーダーアートと呼ばれる…)。シュヴァルさんの石や貝の家はもちろん、身近な安ピカ品、廃物をも使った環境芸術や、デコトラもびっくりタイヤにまでペインティングしてある車などなど、濃厚な作品揃い。
●「死体のある光景」¥2100のところ¥1260
殺人捜査刑事が個人鑑賞用に収集した膨大な「死体のある光景」のスクラップを残して死んだ–その衝撃の殺人死体写真集。
●「デスアクシデント」¥2100のところ¥1260
タイトル通り、交通事故など死亡事故現場写真です。
●佐藤明「バロックアナトミア」¥2940のところ¥1050
17〜18世紀に制作された解剖学蝋人形の博物館として知られる「ラ・スペコラ」を故・佐藤明が独自の美学で撮り下ろした異色の写真集。その幻想性と審美性に裏打ちされた死とエロティシズムの図鑑は今も眩い虹彩を放っている。トレヴィル出版当時たちまちベストセラーを記録した佐藤明写真集『バロック・アナトミア』をジャケット装にあらためた完全復刻版。
●伴田良輔「妄想秘宝館」¥1680のところを¥525
温泉、奇岩といった環境モノから、体のパーツや、ストッキング,コルセットといったフェティもの、さらには小便小僧からはり型といったオブジェまで、様々なテーマで世界各地の図版を紹介、テーマ別の小部屋を巡るような伴田流脳内秘宝館!