2冊組漫画集 Chi Hoi 智海「Library & I’m With My Saint 圖書館 & 我和我聖人」

Chi Hoi 智海「Library & I’m With My Saint 圖書館 & 我和我聖人」(nos:books)¥4259+税

現在は台北を拠点に活動する、香港出身のアーティスト/漫画家、智海Chi Hoiの最新漫画集2冊組。

「圖書館」は、来館者たちが書物の中の膨大の記憶の迷宮に入りこんでしまったり囚われて戻れなくなったり、甘美でいて恐ろしい5つのファンタジーが展開されます。
【収録作品】圖書館、借來的書、公園裡、書地獄、七姊妹

「我和我聖人」はアンソロジーなどに掲載された短編からのセレクション。
【収録作品】橫豎憂愁、疏離、海、電車、當你見到天上星星、犬類、我和我聖人、夜長夢多

☆智海(Chi Hoi チーホイ)
77年香港生まれ。子供の頃から絵を描くのが好きで、大学では食品栄養学を学ぶ一方で、独学で漫画や絵を描き、96年より、地方紙や海外の雑誌のアンソロジーなどで作品を発表しはじめる。
作品には、《大騎劫──漫畫香港文學》(Hijacking – Comic HongKong Literature)(2007), 《灰掐》(The Train)(2007) , and solo《默示錄》(Still Life) (2003) などがある。漫画作品は、英語圏をはじめイタリア、フランス、フィンランドなどで翻訳されている。

16.5cm×22.5cm 120 pages エンボス加工のスリーブケース入り
表紙はポリ塩化ビニールにシルクスクリーン2色刷り印刷 かがり綴じ
「圖書館」はパントーン黒でのオフセット印刷
「我和我聖人」はCMYKに特色2色を加えたオフセットカラー印刷
*英訳冊子つきです

Morning Anxiety 日安焦慮(丁柏晏)短編漫画集「SKETCH MANGA 速寫漫畫」写真集「DRIVING PEOPLE in Japan」

Morning Anxiety 日安焦慮(丁柏晏)「SKETCH MANGA 速寫漫畫」¥1000+税

台湾でもっとも今後の活躍が期待される作家のひとり、漫画家としてはMorning Anxiety=日安焦慮、画家としては丁柏晏名義で活動するアーティストのスケッチ的な短編漫画作品。

かわいらしいキャラクターや鉛筆の素朴な線とは裏腹なちょっとブラックで、なんともいえない不安や焦燥がつきまとう未踏の世界が描かれています。

スケッチ的なスピード感のある作品ですが写真とのコラージュ、銀のマジックを使った手描き加筆などZINEらしいDIY感が随所に盛り込まれています。

21×15cm 92pages 300部限定 ステッカーつき

銀のフェルトペンで汗が描き加えられています。


Morning Anxiety 日安焦慮(丁柏晏)「DRIVING PEOPLE in Japan」¥1600+tax

Morning Anxiety=日安焦慮(丁柏晏)が日本に旅行した際に撮影した、運転する人たち…
車ではなくて、純粋に運転席ばかりを撮ったもの。←なぜソコ?!

すぐ近くにいながら、みな目的地を目指して前を見る人たち…ただ前へ、誰にもすぐ横にいる彼は見えていません。まとめて見ると、その素通り感が伝わってきます。

10×14.3cm 44pages 50部限定

漫画作品「Road to Nowhere世界邊緣之旅」も再入荷しております。あわせてどうぞ。

低級失誤 Saitemiss 「只有在夢中才敢親吻你 夢の中でなら君にキスできる」

低級失誤 sitemiss 「只有在夢中才敢親吻你 夢の中でなら君にキスできる I would only kiss you in my dream」(Mangasick) ¥2315+tax

様々なメディアや素材で作品を発表する低級失誤(最低ミス) Saitemissの作品集。

台北の書店/ギャラリーMangasickでの、フィルムに出力した作品を集めた個展「天使也為之哭泣(天使も泣いてあげる)」にあわせて
同店が発行した画集。

作品のキラキラした質感、浮遊感にあわせて、CMYKのマゼンダに代えて蛍光ピンクで光沢感ある紙に印刷してあります。読者が付属のホログラムステッカーで自由に表紙まわりをデザインできるようになっています。

日英訳文つき

22.3cm×26.5cm 48pages

本があるから Book! Book! Sendai→Book! Book! Miyagi 2008→2018

「本があるから Book! Book! Sendai→Book! Book! Miyagi 2008→2018」¥1000+tax

2008年に、一箱古本市を仙台でもやってみよう、から始まったBook! Book! Sendai。

詩人の武田こうじや、ブックカフェ「火星の庭」を営む前野久美子らが、個人や一書店の力には限界があるけれど、本に関わる人たちが連携して何か新しい事ができないかと模索する中で、みつけた地域と本を結びイベント「一箱古本市」。いまほどSNSの影響力もなければ、独立系書店やブックイベントも少なかった頃のこと。

地元商店街の協力も得て、一箱古本市を中心としたイベントは県外からも人を呼び、認知されはじめた頃に、東日本大震災により事態は一変。

それでもイベントを続ける中で、一箱古本市は10年の節目に終了しましたが、zineを制作する出版講座や、町の情報と文化情報を併載したフリーペーパーの発行など、その活動は形を変え、仙台にとどまらず宮城県のあちこち、県外へと視野を広げ、続いてゆきます。

そんな不定形で現在進行中の、町と人と本をつなぐ活動を記録した「本があるから」。これまで関わってきた人や仙台の出版を支える人たちのインタビューに加えて、新しく生まれた本や人が集まる場所も紹介されてます。

B5判90page

高雄の独立書店 三餘書店発 日本語の高雄ローカル文化情報誌「時行」

三餘書店「時行 No.1 高雄の窓口」¥463+tax

台湾は高雄にある三餘書店が日本語で発信する、文化やアートにからめて地元民ならではの視点で高雄を紹介するローカルでいて日本に開かれた文化情報誌!

三餘書店は1階が書店、地下が展示室、2階がカフェとギャラリー、3階がイベント会場の建物すべてが店舗という、地元の文化発信拠点のひとつ>>>三餘書店 TAKAO BOOKS 公式サイト

創刊号は、ブッカー賞候補にもなった話題の台湾文学、呉明益作 天野健太郎訳「自転車泥棒」を通して、作中に登場する高雄にゆかりの土地やモチーフ(蝶、台湾は蝶の宝庫で、九州くらいの土地に日本の倍近い種類の蝶がいるのだそう!)を紹介したり、地元の人に愛されるお店などを紹介。

中で紹介されている昔のホテルをリノベした宿、鶴宮寓hok houseに泊まったことがあるのですが、三餘書店でのジンの展示販売やトークショーで日本から来たと話したら、オーナーさんや従業員さんが交代でやって来て、トークを聞いたり本を見たり買ったり、暖かいおもてなしと交流がありました。

タブロイド判14pages


三餘書店「時行 No.2 古写真 in 高雄」 ¥463+tax

文化・歴史探検家の陳さんをナビゲーターに古い写真から読み解く高雄のこと。

澎湖(台湾島の西にある島々。ピーナッツが特産品で、郷土菓子の花生酥がおいしい)からの移民、高雄の港と鉄工所、市場や百貨店…。一枚の写真に写っているのは、周辺の島、対岸の香港のもの、統治国だった日本の影響…、様々な歴史が映し出されて、異文化が重なり築き上げられた高雄の文化が読み取れます。

地元のアーティストの紹介コーナーも。

タブロイド判14pages