百合百合「リング・イン・マザーネーション 4」

百合百合「リング・イン・マザーネーション 4」¥800+tax

乙女画家、百合百合が、「輪廻転生」をテーマに7年かけて描いた、400ページ超、過去と未来が交差するローリング漫画の最終巻。

死んだ愛子を抱きかかえながらさ迷い歩く燐。
いつの間にかいなくなったアイシイを求めさ迷うリイン。
お互いを求めながら交わる思いが、いつしか炎のように燃え上がる。
そしてたどり着いた運命とは?

A5判122pages

既刊は売り切れにつき、作家のサイトにて1巻は無料で
2,3巻は有料でダウンロードできます。
1巻>>>(無料)
2巻>>>
3巻>>>
※作家さんの通販サイトへ飛びます。


大平飛翔「消えない」「錆びた自転車」

大平飛翔「消えない」¥300+tax

存在感のない青年、時村くんが、ある日、夜道でひとりの見知らぬ女の子に声をかけられるのだが
彼女の正体は…

二人の出会いとつかの間のやりとりを寡黙に、ただただ描きこんだ短編。
そのタッチこそが印象的。

A5判20pages


大平飛翔「錆びた自転車」¥500+tax

本に託して届けたつもりの気持ちがあまりに伝わらず、伝わらないまま、あまりに待ち続けた挙げ句の返却の顛末。

何もないのに、思いだけがどんどん蓄積してゆく….その重みが愚直なまでに塗り重ねられたペンで描きこまれたベタや陰影から伝わってきます。

B5判18pages

安田謙一「ライブ漫筆」 装画・イラスト:辻井タカヒロ

安田謙一「ライブ漫筆」 装画・イラスト:辻井タカヒロ (誠光社)¥1500+tax

「ロック漫筆家」安田謙一が「ミーツ・リージョナル」に連載中のライブ評「人間ライブが資本主義」をまとめたもの。2013年5月から2020年5月までの間の85本を収録。

音源が残っていない越路吹雪の公演について書いた演芸評論家・安藤鶴夫の文章を読んだときに、その音が聞こえたきたように、あるいは紅白歌合戦の実況をAMラジオで聴いていた子供の頃、沢田研二が曲の途中で行った鳩を出すマジックを伝えた「沢田さんが鳩を出しました」を耳にした瞬間のように、
曲目や演奏が大事なのは承知のうえで、”そこじゃない”ライブのライブたる部分までを綴った名人芸のメドレーです。

コロナ禍での制作は、みんなで密になって声をあげていた、ライブの当たり前を「何でもないようなことが、幸せだったと思う」作業でもあったそうで、ひょっとするとポストコロナ、新しい生活が定着した後、本書は未来の民俗学的資料になったり、これからの音楽体験の愉しみを模索するヒントになるかもしれません。

掲載ライブ(下記は一部・全体は目次画像参照)
バート・バカラック/恵比寿★マスカッツ/エルヴィス・コステロ/水谷千重子/KIRINJI/民謡クルセイダーズ/クレイジーケンバンド/宇崎竜童/シャムキャッツ/憂歌団/ものまねショウ/松浦真也の吉本新喜劇/MOCKY/ジェフ・ミルズ/ピチカート・ワン/柴田聡子ほか

A6判262pages (誠光社)
辻井タカヒロの挿画部分はリソグラフ印刷になっています。

MONDO DC catalogue –Une internationale Sérigrafike

MONDO DC catalogue –Une internationale Sérigrafike ¥4000+tax

2020年2月から9月に、南仏のリゾート地セットのMusée INternational des Arts Modestes(MIAM)で開催予定だったLe Dernier Cri大回顧展の展示カタログ。
コロナのために21年1月末まで開催期間が延期となり1年におよぶロングランとなり、2020年9月現在も絶賛開催中。

90年代から、シルクスクリーン印刷を使った、グラフィックブックの編集・デザイン、印刷・製本を各国のアーティストと手掛けてきたLe Dernier Criが26年の活動の中で発表した400以上の本200以上のポスター類、5本のアニメ映像を総ざらいすると同時に、アンダーグラフィズムやオルタナアート系の出版、印刷や各地のアーティストとの交流を振り返る内容になっています。

展示の模様、Le Dernier Criが発行してすでに品切になってしまった過去の本の書影と中身の一部、ポスターなどが収録されているほか、評論家のXavier-Gilles Néretの解説などがついています。

A4判 256pages ハードカバー 赤ホイル箔押し、コデックス装

 

つくづくvol.6 つくづくのタオルブック

つくづくvol.6 つくづくのタオルブック(tilder)¥600+tax

ブランドとコラボした、バッグや財布、コスメなど豪華な付録が大きなウェイトを占める雑誌の数々をみながら、自由研究と実験がテーマのインディーズ雑誌「つくづく」編集人・金井悟は考えました。
雑貨と雑誌のどちらがメインかわからないのなら、最初から雑貨を雑誌と言ってしまっうのはどうか?
こうして誕生したのが、今号、つくづくvol.6 つくづくのタオルブック」です。

とはいえ、タオルBOOKや2020年のマストアイテム=マスクが主役と言い切る本は、すでに書店やコンビニで売られているそう…。

密封パックの内容は以下の通り===

◎『つくづく vol.6』(タオル型雑誌)
約34×88cmの普通のタオル。短いテクストが印刷してあるので
サウナや風呂場でも楽しむことができます。

◯別冊付録① 『つくづく vol.5.1』(ポストカードver.)
つくづくvol.5として発行した、銭湯の鏡広告をポストカードにしたもの。

◯ 『つくづくのタオルブック1』
A4三つ折り、リソ印刷。
内容は、編集人のセルフインタビューとコンビニ限定の「〇〇本」の研究

◯ 『つくづくのタオルブック2』
B6判16pages リソ印刷
・考えあぐね通信(文:つくづく編集人)

◯イワイガワ・岩井ジョニ男さんのしおり