大平飛翔「消えない」「錆びた自転車」

大平飛翔「消えない」¥300+tax

存在感のない青年、時村くんが、ある日、夜道でひとりの見知らぬ女の子に声をかけられるのだが
彼女の正体は…

二人の出会いとつかの間のやりとりを寡黙に、ただただ描きこんだ短編。
そのタッチこそが印象的。

A5判20pages


大平飛翔「錆びた自転車」¥500+tax

本に託して届けたつもりの気持ちがあまりに伝わらず、伝わらないまま、あまりに待ち続けた挙げ句の返却の顛末。

何もないのに、思いだけがどんどん蓄積してゆく….その重みが愚直なまでに塗り重ねられたペンで描きこまれたベタや陰影から伝わってきます。

B5判18pages