ムービーマヨネーズ/MOVIE MAYONNAIS 創刊号「青春映画特集」は未公開青春&学園映画の学参書?!

ムービーマヨネーズ/MOVIE MAYONNAISE「青春映画特集」¥833+税

日本で未公開・未発売の映画DVDを紹介するサイト、Gucchi’s Free Schoolによる未公開青春&学園映画を特集した2016年秋の上映イベントのパンフレット。
タイトルのマヨネーズは『カイエ・デュ・シネマ』の創刊者である、映画評論家のアンドレ・バサンが映画制作を(成分がバランスよく混ぜ合わさってはじめてうまくできる)マヨネーズにたとえたという(トリュフォーの記述)に由来する。

青春&学園ものにちなんで、参考書やガイドブックのような意匠で、上映全作品の紹介、200本以上の現代ティーン映画の名作巡りのフィルム『ビヨンド・クルーレス』引用リスト「チェックドリル」&作品レビューなどを掲載。
映画の原作、字幕、音楽、そして青春と学園についてとことん、それぞれのジャンルのスペシャリストたちがとことん語ります。

コンテンツはーーー
・作品評
黒岩幹子(boidマガジン/編集者/ライター)、篠儀直子(翻訳者)、柴田元幸(翻訳者)、三宅唱(映画監督)、門間雄介(編集者/ライター)、山崎まどか(コラムニスト)

・特別講義=『ウェット・ホット・アメリカンサマー』トークショー採録 松岡葉子(字幕翻訳者)

・『ビヨンド・クルーレス』チェックリスト&(ほぼ)全作レビュー
鈴木わたる/高柳翼/関澤朗/則定彩香/mika/Shimayoshi Yuka

・翻訳者こぼれ話
伊藤めぐみ(『タナーホール』)/井上牧子(『スラッカー』)/上條葉月(『シスターフッド・オブ・ナイト 夜の姉妹団』、『ティーンエイジ』)/森彩子(『ビヨンド・クルーレス』and more)/NAO(『ハイスクール マリファナ大作戦』)

・その他コラム、イラスト等
工藤鑑/高橋美希/新堀太一/本庄真理子/むぎほ/Kenji Komine(LSTNGT)/indo/Yuko Kagawa/Yumi Aita/YUSEI SAGAWA(アートディレクター)

B5判108pages

大人ごはん vol.2 「みんなの食卓探訪記」

大人ごはん vol.2「みんなの食卓探訪記」¥650+税

食を通して日常を描く新雑誌「大人ごはん」第2号。

創刊号では女優の門脇麦、作家の角田光代など、作家やアーティスト、食にかかわる人たちに、ふだんの食事について取材し、個人誌と思えぬ編集スキルを見せた「大人ごはん」。
2号目では、各地で取材を行い、大人がこどものために作るごく普通の保育園のごはん、認知症のお年寄りを預かりディサービスの託老所よりあいのごはんなど、市井の食の現場の声にじっくり耳を傾け、様々な人の様々な食についての考え方にふれ、ゆたかな食事を考えさせられる内容になっています。

ほかにも、黒磯でのフードスタイリストの高橋みどりとアンティークショップ店主吉田昌太郎夫妻の熟年夫婦の食、島ぐらしのひとり飯の贅沢と都会の外食の間で考えた事を綴った内澤旬子の巻頭エッセイ、座談会「作家と料理」では、高山なおみさんとともに、武田百合子の『富士日記』『犬が星見た』の料理を再現なども。
グラビアは、大河ドラマ『真田丸』でたか役を演じ、活躍の幅を広げる、岸井ゆき。

◉誰と食べるか?それが問題だ
「飯は飯でしかない」内澤旬子
◉手抜きごはんの嗜み
「サッポロ一番を使った実験」時岡孝行
◉特集・みんなの食卓探訪記
高橋みどり&吉田昌太郎
デジタル・アド・サービス
立野みどり保育園
宅老所よりあい
◉ごはんとわたし
岸井ゆきの
◉日々のなりわい
「ただ本が好きなだけ。それなのに…」
橙書店・田尻久子
◉何食べて生きてる?
柏田道夫
◉へべとレケの喰い飲み放談
「いろいろだよなあ、酒飲みってのは!」
大竹聡&牧野伊三夫
◉作家と料理座談会
「武田百合子さんの料理をつくる」
高山なおみ&狩野俊&マスダユキ
◉本当に愛着あるモノと暮らし
「石巻人がつくるこけし」
◉ある食卓の風景
「動物たちとの騒がしい朝食」
室谷明津子

A5判52pages (うちカラー8pages)

山尾悠子「角砂糖の日」新装判(書き下し掌編小説『小鳥たち』収録

山尾悠子「角砂糖の日」新装版(Librarie6)¥3200+税

1982年に深夜叢書社より刊行され、長らく品切れとなっていた山尾悠子の唯一の歌集『角砂糖の日』がLIBRAIRIE6から新装復刊。新装版特典として書き下し掌編小説『小鳥たち』を収録。

挿画は、合田佐和子、まりの・るうにい、山下陽子。函と表紙に銀箔押しをした、美しい製本です。

「小鳥のやうに愕き易く、すぐに同様する性質の〈水の城館〉の侍女たち、すなはち華奢な編み上げ靴の少女たちは行儀よく列をなして行動し、庭園名物の驚愕噴水にうかうか踏み込みたび激しく衝突しあふのだった。」(『小鳥たち』冒頭)

角砂糖の日より三首ーーーーー

春眠の少年跨ぎこすと月昏らむ いづこの森やいま花ざかり

昏れゆく市街に鷹を放てば紅玉の夜の果てまで水脈たちのぼれ

角砂糖角ほろほろに悲しき日窓硝子唾もて濡らせしはいつ

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A5判変型上製 104pages 函入り

●山尾悠子
1955年岡山県生まれ。幼少期にナルニア国物語、学生時代に澁澤龍彦の著作を介して様々な異端文学に影響を受け、在学中に「仮面舞踏会」を『S-Fマガジン』のSF三大コンテスト小説部門に応募、75年同誌に掲載されデビュー。
日本SF作家クラブのメンバーとして小松左京、星新一、筒井康隆、手塚治虫、永井豪らに刺激を受け創作を続ける一方で、その幻想的な作風と熱狂的な愛好者がいながら作品が単行本されないまま、80年代半ばから休筆状態であったことから、孤高の作家、伝説的作家と見なされるようになる。
99年に「幻想文学」誌に「アンヌンツィアツィオーネ」を発表して復活。2000年には単行本未収録作も含むそれまでの作品を集めた『山尾悠子作品集成』が国書刊行会より発行され、2003年9月には2作目の書き下ろし長編『ラピスラズリ』を発表。「角砂糖の日」は、82年発行の山尾唯一の歌集。

雑誌でもzineでもない読み物—なnD 5 「3月東京」

なnD 5 「3月東京」¥700+税

「nu」戸塚泰雄と「DU」小林英治と「なんクリ」森田真規の3編集者が共同編集する文芸誌。
雑誌でもzineでもない読み物として、今回は「2017年3月東京」と題して27(組の人物)の話を収録。
3月中に出会った、書店主、編集者、アーティスト、ミュージシャン、映画監督などに
町で出会って、ちょっと立ち話、ちょっとお茶しながらお話の延長のようなショートインタビューを27本収録。
3/2から3/18までの間に27本、連日インタビューして月末に発行した、そのスピード感やカジュアル感をお楽しみください。

インタビューーーー
樽本樹廣(書店店主) 百年
山田智子(編集者) 『パンの人』(フィルムアート社)
冨井大裕(彫刻家)
近藤恵介(画家)
樽本周馬(編集者)ドーキー・アーカイヴ・シリーズ(国書刊行会)
三宅唱(映画監督)
宮本恵理子(編集者・ライター) 家族ノート
富田克也(映画監督)+相澤虎之助(映画監督・脚本家) 『バンコクナイツ』
菅野信介(ジャークチキン屋店主) 武蔵小山 アマラブ
宮田文久(編集者)
大川景子(映像作家)
北沢夏音(ライター)
テンギョウ・クラ(ストーリーテラー) ザ・東京ヴァガボンド×上野
asuka ando(ミュージシャン)
米山菜津子(グラフィック・エディトリアルデザイナー) YYY PRESS/『GATEWAY』
Mother Tereco(ミュージシャン)
Weekend farmers(農家)
のむみち(古書店員)+瀬戸雄史(古書店店主) 古書往来座
ヨシムラヒロム(イラストレーター)
キデンセン(フリーペーパー編集)
小山田圭吾(ミュージシャン)
村尾輝忠(映像ディレクター)
荻原魚雷(ライター)
ユニス・ルック(アーティスト)
瀬田なつき(映画監督) 『PARKS』
樋口泰人(boid 主宰)
土居伸彰(ニューディアー 代表)
小森はるか(映画監督) 『息の跡』
高橋和也(書店店主) SUNNY BOY BOOKS
前野健太(シンガーソングライター)

コラムーーーー
グラスパーゆきこ
阿久津隆(fuzkue)
谷内栄樹
檀上遼
岸本洋和
福田教雄(スウィート・ドリームス・プレス)
片岡ハルカ(100yenLABEL)
森山裕之(スタンド・ブックス)
三品輝起(FALL)
迫川尚子
近代ナリコ

編集:森田真規(『なんとなく、クリティック』)、戸塚泰雄(『nu』)、小林英治(『DU』)
編集協力:高橋政宏(Uhirauhira)、菅原祐樹
デザイン:nu
表紙&扉作品:ユニス・ルック

文庫 152pages

インディーズ文芸誌 Witchenkare vol.08 そろそろ未来はめくるめく

Witchenkare(ウィッチンケア) vol.8 そろそろ未来はめくるめく ¥1000+税

インディーズ文芸創作誌ウィッチンケア(キッチンウェアのアナグラム)第8号。
本誌から生まれた読み物を収録したペーパーバックシリーズ”ウィッチンケア文庫”もはじまり、プロアマ問わない書き手の試作&思索の場、課外活動の場として、ますます目が離せなくなってきました。

今号はーー「野宿野郎」編集長で「お店のようなもの」をしている、かとうちあきの
友達と二度目のセックスしている最中に彼氏に踏み込まれた、ちょっと間抜けな修羅場?を描いた小悦や荻原魚雷の、進学校に入学したものの成績がふるわず、不良にもなれずに悩んだ末にアナキストになった結果、文筆業へと続く青春記、エルシャラカーニで漫才をしている清和太一による“相方”という愛憎だけは語りつくせぬ存在についてのエッセイ、『ジャニーズと日本』の著者・矢野利裕が、自身の新米教師体験から導く発話を中心とした身体論、などなど、創作、評論、エッセイetc.32本が詰まった文芸のお楽しみ袋というか福袋です。

CONTENTSーーーー
目次
開沼 博/ゼロ年代に見てきた風景 パート 4
朝井麻由美/消えない儀式の向こう側
清和太一/穴を掘る人
荻原魚雷/わたしがアナキストだったころ
木村綾子/てのひらの中の彼女
古川美穂/とつくにの母
矢野利裕/先生するからだ論
中野 純/すぐそこにある遠い世界、ハテ句入門
武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
かとうちあき/間男ですから
円堂都司昭/『ノートルダムの鐘』の壁
水谷慎吾/小さなミューズは突然に
武田 徹/宇多田ヒカルと日本語リズム
木村重樹/瀕死のサブカルチャー、あるいは「モテとおじさんとサブカル」
松井祐輔/出版流通史(編集中)
多田洋一/いくつかの嫌なこと
大西寿男/朝(あした)には紅顔ありて──太一のマダン
小川たまか/強姦用クローンの話
西牟田 靖/北風男
柳瀬博一/国道16号線をつくったのは、太田道灌である。
長谷川町蔵/三月の水
美馬亜貴子/ダーティー・ハリー・シンドローム
久保憲司/いいね。
野村佑香/32歳のラプソディ イン マタニティ
谷亜ヒロコ/捨てられない女
須川善行/『ことの次第』の次第
ナカムラクニオ/断片小説
我妻俊樹/お尻の隠れる音楽
中島水緒/山の光
吉田亮人/写真集を作ること
東間 嶺/生きてるだけのあなたは無理
仲俣暁生/忘れてしまっていたこと
参加者のプロフィール

写真:徳吉久
アートディレクション:吉永昌生
校正 組版:大西寿男
編集/発行:多田洋一

A5判204pages