Review House 02

Review House 02  ¥1500

 見開き2ページ単位のレヴューが、ザクザク詰まったジン、Review Houseの第二弾です。イキのいいレビューのつまったお家は、若い書き手のトキワ荘状態? 若手にまじってベテラン陣も今回は加わっています。
 好評だった創刊号よりページも1.5倍にボリュームアップ。ディープなインタビュー三本と29本のレビュー+アルファで内容もより1.5倍以上となっています。
【Interview&discussion】

中ザワヒデキインタビュー@美學学校

桜井圭介×小沢康夫×木村覚「ダンスの批評と流通」

磯崎新「「キャラクター」と「アイコン」をめぐって」


【Reviews】

●松下学「弱虫のハイジャックーー失敗としてのChim↑Poms 

●伊藤亜紗「恥じらいと呪い――鹿島田真希「ゼロの王国」の会話術」

●南後由和「際の操作性ーー状態としての建築」

●木村覚「彼らは「日本・現代・美術」ではない」

●荻上チキ「橋田亮輔『ぐるりのこと。』――幸福と「過ぎ去ること」の関係について」

●黒瀬陽平「「異形」の系譜 ーー「イコノクラスム」としてのゴジラ」
●大森俊克「「…で?」ティノ・セーガルにみる現代アートの進化形」

●桜井圭介「演劇の「純粋芸術」化万歳!――妄想の実体化としての庭劇団ペニノ『苛々する大人の絵本』」

●福住廉「ポスト・ナンシーイズムのために――「オタク」という呪縛の彼方へ」

●甲斐義明「村上隆の成功の失敗は成功なのか?」

●泉信行「「白さを見る」のか?「白く見える」のか?――岩明均『ヒストリエ』における「神の目」の意識」

●伊藤亜紗「カギ括弧論序説」

●大山エンリコイサム「グラフィティからポストグラフィティへ」

●金子智太郎「音楽の昆虫化」

●水牛健太郎「「フィクション」の中の革命戦士――失敗が不可能な時代の『実録連合赤軍』」

●岩下朋世「普通にドラマティック――志村貴子『放蕩息子』」

●山下望「爆音『プライベート・ライアン』のサイレンス――「爆音映画祭2008」」

●荒木慎也「パジャント胸像とは何者なのか」

●中ザワヒデキ「透明で饒舌な自殺機械ならびにその反射――I「2つと4つのシェリー・レヴィン」展」

●武藤大祐「「速さ」と「空間」をめぐるマイナーな想像力――ジェコ・シオンポ《Tikus-Tikus》」

●土屋誠一「「ガキ」的想像力が触れるものーー雨宮庸介《ムチウチニューロン》について」

●福嶋亮大「コーデックの象形文字――『To Loveる』ペケの渦巻き目」

●石岡良治「ロバート・モリス:「自己」のスキャニング」

●伊藤亜紗「交差する批評とパフォーマンス―――PCMの系譜」

●杉原環樹「押し広げられた「=」、「→」――八木良太《portamento》《VINYL》における複数のプロセス」

●荒川徹「マテリアルー情動のタイムドメインーーGoldmund《Tow Point Discrimination》」

●小口尚思「マニア・ディヴィーナーーグレン・ブラウンの作品について」

●佐々木寛太郎「生存競争する記号――タグの存在論」

●濱野智史「月はまた昇る――ニコニコ動画における「コメントアート」とその「保守主義」(メンテニズム)をめぐって」


ーーお絵かき掲示板のアーティストたち 


ーー小説形式の批評
吉村萬壱「陰刻」
――西尾康之作品をめぐって


ーーアーティストのナマ声

1. 鈴木ユキオ 
2.タニノクロウ 

3.神村恵 
ーー巻頭巻末付録
上崎千
A4判152P