見開き2ページの批評実験「REVIEW HOUSE」創刊

REVIEW HOUSE 創刊号 ¥1000

文藝から音楽、アートあるいはその他、ジャンルや形態にこだわらずに、見開き2ページというコンパクトなフォーマットの中でレビューを展開することだけを条件に、これまでとっつきにくかった批評をポップに展開しよう、という新たな批評誌です。
巻頭はインタビューの三本立て。青木淳悟(小説家「四十日と四十夜のメルヘン」「いい子は家で」)、nhhmbase(バンド・ネハンベース)、横内賢太郎(美術)。巻末には美術洋書店EOS ART BOOKSにおける美術批評家・林道郎のレクチャー「セス・ジーゲローブと編集の政治学」を再録。
REVIEWは—
奥村雄樹「サイケデリアのためのレシピ:グスタフ・メツガーとベルナール・フリズ」
大谷能生「CDの向こう側を探る」
木村覚「愚かであることの可能性」
手塚夏子「体の上層部と深層部を行き来する動きの起動点を見ること」
土屋誠一「描き続けることは倫理か? 丸木位里・俊の〈原爆の図〉を見る」
小口尚思「デッド(リー)・スペース(DEAD(LY) SPACE)–ポール・ファイファー〈FOUR HORSEMEN OF THE APOCALYPSE〉について」
伊藤亜紗「ゾンビを踊らせるための装置の開発」
田中功起「カツ丼食べて、大日本人を見ておもったこと。」
平井玄「SHINGO☆西成:釜ヶ崎を持ち運ぶ–TAZとしてのラップ」
杉原環受「非熱狂的空間の引力」
星野太「言語に内在する眩暈 –佐藤雄一『WRONG RELIEF」」
伊藤亜紗「スタイルとしての要約–捨象する辺疆さと飛躍する自由」
木村覚「「あて振り」としてのアート–小指値の最新公演から見えたパフォーマンスの地平」
黒瀬陽平「「らき☆すた』–空転するメタ意識」
荒木慎也「アメリカの美術学校における韓国人留学生の増加について」
A4変型96P