JAZZ ART せんがわ 2008

巻上公一氏が総合プロデュースする音楽イベント
JAZZ ART せんかわ 2008
2008年7月18日(金)〜20日(日)
巻上さん自身による、イベントの経緯は以下の通りです——
芸術監督のペーター・ゲスナー氏からの依頼は春だった。
欧米では、日本のさまざまなミュージシャンが活躍しているのに、
なぜ日本では彼らが活躍するジャズ・フェスティバルがないのか。
そんなやる気を受けて、ぼくが考えたやり方は、
お祭りのような散漫さはいらない。集中力を切らさず、親密な関係を築く。
その親密さは、ミュージシャンと音楽、オーディエンスとミュージシャン、
地域との関係と多岐にわたる。
個性的で先鋭的な音楽家のプログラムを組むだけでなく、公募でインプロヴァイザーも募り、
出会いの場も設定した。
またCLUB JAZZ 屏風という5人ほどしか入れない移動可能な極小ライブスペースも考案した。
これはまるで寺山修司の市街劇のようにも作用する。
至近距離での対面演奏にかつてない経験を呼び起こし、イベントを街に繰り出す役目を担う。
世界に中心などない。どこまでいっても縁であることを想えば、ここせんがわがJAZZ ART
の発進地として、いかに重要な責務でこのフェスティバルを立ち上げたかがわかるだろう。
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17日は、ヒカシューに坂田明 川上未映子 
18日は街にもシカラムータが飛び出し、
藤原清登さんの素晴らしいジャズオーケストラ 山川冬樹
19日は、サルガボ、SIMにジョン・ゾーンのコブラ。
 というわけで、子供のための声あそびから、川上未映子さんをヴォーカルに迎えてのステージから、CLUB JAZZ屏風なる街のそこここに出没するユニットなどなど展開されるようです。
出演者たちの組み合わせの妙にひかれます。
詳しくはせんかわ劇場のホームページを。