どくろく=どくしんしゃによるどくしんしゃのためのろくでもないざっしです

どくろく
「1980年、今の自分と同じ歳だった両親はすでに弟を作り終えたいた。2006年、その弟は妻とともにNYで都市公園を設計していたという。そして2007年、私は酒とひとりにまつわるミニコミを一冊作った。それぞれの作品からして、己が比重の軽いうわずみオイルで出来ている事は明らかだが、別にいいのだ。2006年はひどい年だった。いい事といったら、エンケンにほほえみかけられた事と、住んでいるアパートの上に虹がかかったことくらいだ。あんまりな一年を過ごすと、人は様子のおかしいミニコミを作ってしまうらしい」(創刊号あとがきより)
 という経緯で作られた、独り身女性の一人ミニコミです。
 どくろく vol.1 ¥250

 悲惨な終電乗り過ごし高尾着!(中央線の終着駅です)、孤独死など、独り身の女性にとってはかなり悲しい状況と現実を、淡々と論じ、傾向と対策をねるわけでなく
あるがままを受け入れ(つまり終着駅に行かないようにするのでなく、終着駅でどうしたらいいかを考えてしまう。孤独死しないようにしないで、孤独死を想定して生きてゆく)、未来に向かう、お一人様のお一人様によるミニコミ。しかし、ぜひ、このミニコミは皆さんに紹介したい!
ある種の覚悟が伝わってきます。
A5判38P
 どくろく vol.2 ¥350

 「土曜の朝、部屋のTVには、なぜか王様のブランチが映っている。姫様が紹介する流行スポットにも、よくわからない高級物件にも、ディズニーナビにも縁が無いのに、だ。さて今週末も特に予定はない。人は、ひとりの休日に何をしているのだろう? パチンコやネカフェで過ごすのもアリかもしれないが、今回はもう少し健康的かつリーズナブルに、ひとりでも十分楽しめる場所を厳選して、紹介させていただければと思う」
 というわけで特集は「ひとり週末ガイド」。
上野の国際こども図書館、多摩川、冬コミ、篠原演芸場などに足を運びます。
 また2007年実録ひとりクリスマス(&極私的ボランティア)では、クリスマスにふさわしく人にしてもらいたいことを人にしてあげようと、夜の街に繰り出し、誰にも気づかれないボランティアに精を出す。
飲み過ごし寝過ごし終着駅サバイバルは東葉勝田台編。
また緊急特集として、乗り過ごして帰宅するときに利用した白タクにインタビュー。
べんとうがぐろい。
孤独死NOW
スナック喫茶行脚録(大宮編)
など。
ひそかに増ページもして、筆者の独白も冴えます!
A5判 58P
 また、筆者は毎週、中央線の中野–吉祥寺間の車窓からの眺めを紹介するフリペ週刊『車窓』も発行しています。タコシェのフリペ置き場でお探しください!