新文学03「革命×ネット×21世紀文化のエグいコンテンツ」(文芸空間社)¥800
「東浩紀のゼロアカ道場」出身のライトテロル系批評誌第三号!
90年代、資本主義の最終的勝利が喧伝され「歴史が終わった」と称された。そして外部なきゼロ年代に、電撃的に到来したインターネットのライトテロリストたち。彼らが21世紀文化のエグいコンテンツのなかに見出すのは、しょぼい現実か、アーキテクチャに管理された動物化か、それとも「革命」への決断か? ネットカルチャーとストリートカルチャーの交錯した時空間から、パフォーマティブな生の祭りが噴出し、新たな歴史が隆起する! アクセスせよ! これがテン年代新文学のグローバルスタンダードだ!
●第一章 特集 このコンテンツがエグい!——二十一世紀文化の七二選
一 サブカルチャーの二八選
【コラム】ハンギ「ゼロ年代のエグさについて」
ニ ネットカルチャーの一七選
谷口一平「星野しずるの犬猿単価:
hmuraoka「Togetter」
T-T「逆差別批判」と「有特会」—【動画】在特会の桜井誠ら、障害者の集団リンチ
【コラム】noir_k「ねっとコミュニケーションのエグさ」
三 ハイカルチャーの二七選
【論考】北守「『ゼロ想』への葬送——あるいはテンプレだらけの宇野常寛批判」
【論考】死に舞「ゼロ年代のロック音楽五選——ロックはずっと戦っていた!」
【小論】村上哲也「笑いとメタファー、キャッチャーとピッチャー」
【小説】章「らぶげっちゅ。」
●第二章 ネットカルチャー論集
【論考】海老原豊「市場×ケータイ=若者論」
【小論】辺見九郎「決断主義からリベラル・アイロニズムへ」
【論考】鈴木真吾「あの頃、テキストサイトブームと」
【小論】工藤伸一「インタラクティヴ・イノベーション」
【コラム】藤田直哉2世「「東浩紀のゼロアカ道場」を2年後から振り返る」
藤田直哉2世的必読・必見コンテンツ15選
【創作】esehara「Twitter文芸2」
【座談会】藤田直哉、シノハラユウキ、塚田憲史、杉田俊介「2ちゃん的思考形式の暴力と倫理」
【インタビュー】「タイ国美少女ゲーム『Re Angel』スタッフインタビュー」—美少女ゲームは国際社会に隆盛しゆくか
【座談会】赤木智弘×昼間たかし「ネットコミュニティの分散化」
●第三章 「革命」をめぐって
【コラム】広田有香「「麻生邸国賠」と街頭表現規制問題」
【座談会】藤田直哉、古澤克大「身体のテロルと情報のテロル——国家と革命の倫理」
【評論】中川康雄「アナキズムと生態系の想像力」
【座談会】中川康雄、古澤克大、北守、中西B「ニート×表現規制×南京大虐殺」
【短編】白石昇「多国籍擬似家族自動生成過程」
【座談会】ぺぺ長谷川、踏足いさみ、中川康雄「だめ連と動物化する二十一世紀」
【インタビュー】千坂恭二ロングインタビュー「革命戦争としての新左翼・ファシズム・ホロコースト」
【エッセイ】山本桜子「うさぎプロジェクト」
A5判230P