南仏の港町マルセイユを拠点に、アナーキーなグラフィック・ジンを送り続けるLe Dernier Cri(ル・デルニエ・クリ)の創設者パキート・ボリノが9月に来日し、東京と福岡で展覧会やイベントを行ないます。それにあわせて、Le Dernier Criやこの出版に参加する作家たち、意匠に富んだ本を紹介するブログLE DERNIER CRI JAPAN TOUR 2010を開設しました。
アーティストでもあるパキートは、自身も創作をしながら、アートディレクターとして国内外の作家の作品を集めた不定期発行のジン“HOPITAL BRUT”を発行しながら、個々のアーティストのアートブックやポスターもコンスタントにリリースしています。どれも数百部の小出版ですが、ひとつひとつが作品にあわせた形をとり、3D本もあれば、表紙が繋がって二冊の本が観音開きに折り畳まれたものもあり、オフセットとシルクスクリーンを併用した刺激的なものがたくさん。何よりも、ヤバイ作品が多いのも特徴のひとつです。また、こ出版活動を通じて、Le Dernier Criは太田螢一、根本敬、市場大介といった日本の作家たちを、いち早くヨーロッパに紹介してきました。
今回の来日・展示にあわせて、HOPITAL BTUTの臨時増刊的な日本特集のジンも用意しています。どうぞ、お楽しみに!!!!
なるべく、頻繁に更新したいと思います。