架空 No.03 2010年4月号 ¥1050
2年のブランクを経て、漫画雑誌「架空」がリニューアル月刊化!
the undiscovered magazineというキャッチコピー?にふさわしく、リニューアル創刊にもかかわらず、表紙にあえてシミや黄ばみを印刷し、架空が引き受けようとしている漫画の歴史を刻みつけています。巻頭言では、コマーシャリズムや歴史からこぼれ落ちてしまう表現の受け皿として、既存の雑誌の漫画への評価とは一線を画すと宣言し、ガロの系譜をひきつぐ決意を表明(タイトルロゴの中にも、ガロがみつけられます)。そんなわけで、「ガロ目次録」のような、その歴史を振り返り検証する企画も充実させてゆく予定だそうです。
ドグマ出版、山坂といった同人誌を主宰する面々や紙-1グランプリの三本氏など、コアな表現の実践者たちが参加していて、執筆陣も充実。
内容は—–
■新連載!
まどの一哉「西遊」第一話
■胸高鳴る新作漫画の数々!
斎藤種魚「る—迷子の看取」
西間木隼人「BAD TASTE」
野谷真治「永島さんとのこと」
高木ひとし「さびしいボクサー3」
三本美治「裏日本」
香山哲「労働せしめる実体」(1)新倉戸の幽霊
■まさかの参戦!
キクチヒロノリ「どろなわ式」
手栗天狗郎「湖の女」
■新たな名物コーナーの予感?「四コマ架空」
山坂ヨサンセン
浅田拓
高橋学「大人コドモ」
三好吾一「遠回り」
屋我平勇「二個…」
■待望の資料集成!
『月刊ガロ』目次録 第一回
■奇跡のコラボレーション!
安部慎一×西野空男 「フヨウ」
■読物
久保隆「『情況』的場所へ」
金ゐ国許「つげ義春を旅マップする(1)」
山羊タダシ×西野空男「課題 『読者を探せ』」
B5判146P