架空 No.10 2010.11(セミ書房)¥1050
月刊化を打ち出し、ガロを踏襲するフォーマットで修行者のように新作を掲載し発行を続ける架空。前号は充実の幻堂の特集でしたが、今回はついに11月号を12月下旬に発行する周回遅れな展開に…。斎藤種男さんの巻頭言は「ぼくらは疲弊している」ではじまり「ぼくらは疲弊している。でももう少しだ」で終り、断崖で必死に踏みとどまるような切迫感が伝わりますが、もう少し先のゴールまで読者として並走して、その先にある何か?を目指しましょう。
内容は—–
齋藤種男 巻頭言
【漫画】
非常夢遊口 「ユメノオト」
「ユメノノオト」ノート キミイル・キミナル
川勝徳重 「縁の下の蝸牛」2
斎藤種魚 「ハダシ」
キクチヒロノリ 「(改訂版)犬がほしい」
まどの一哉 「西遊」第7話
鳥子悟 「サマー・サスピション」後編
安部慎一[原作]西野空男[作画] 「深夜の栄光」
オオタヤスシ 「THE SCARBOYS SHOW!」
三本美治 「マシンガンぎゅんぎゅん」
【四コマ架空】
地獄の狂人
ピーター・ラリー
かなしきじゅんこ 「原始時代の半田さん」
くるみみどり
山坂ヨサンセン
砂糖ヒロタカ 「りかぴぃ」11.12
【四分の一掲載】
荒川ひょう 「思いでえにっき」
梶井宵之助 「Across the Universe」
【文芸】
「月刊ガロ目次録」第7回
久保隆 「情況」的場所へ【9】
金ゐ國許 「つげ義春を旅マップする」5
B5判164P