イモヅル vol.6 江戸のはやり病とサツマイモ

イモヅル vol.6 江戸のはやり病とサツマイモ ¥454+tax

サツマイモを切り口に、お芋そのもののことはもちろん、戦争、子供など多様なテーマを論じてきたイモヅル。
お芋のように地味だけど、滋養豊富のおすすめzineです。

コロナウィルス感染予防のために、各地に取材にでかけられなくなった2020年。
緊急事態宣言の直前には、駆け込み消費で、スーパーの食品が品薄になり
編者の藤田一樹さんが連想したのが、江戸の飢饉。

現在と規模こそ違え、交易が盛んになった江戸時代も様々な疫病が持ち込まれ、凶作の年は飢饉にはやり病が追い打ちをかけ、多くの犠牲者が出ました。
しかし、サツマイモの栽培や普及が、人々に栄養をもたらし、状況改善に一役買うことに。
そんなお芋の活躍を通して、人々が疫病にどう向き合ってきたのかを古文書などをひもとき、検証します。

さらに、苦境にある飲食業界への応援企画として、お芋専門店を紹介したり、奄美地方の、米と芋を発酵させた乳酸飲料「ミキ」を作って食べることにトライします。

今回は、自粛期間もあったので、取材できない分、年表や図版などを入れて、みやすいレイアウトに力を入れたそうです。

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もくじ

特集 江戸のはやり病とサツマイモ
コロナ禍の今、江戸時代の疫病とサツマイモの関わりについてを古文書を通して辿る。

応援企画 芋売る人々
今こそ応援したいサツマイモのお店屋さん紹介。
・OIMO cafe 善福寺(焼き芋)
・超蜜やきいもpuku puku(焼き芋)
・talking book(芋ようかん)

イモヅル式DIY 奄美のミキを作ってみた
鹿児島の奄美地方に古くから伝わる飲み物「ミキ」。
サツマイモと米を発酵させて作るというミキを、自宅で作って飲んでみる。

ヨムイモ
遠藤周作「明日という日があるじゃないか」、岡本かの子「食魔」、
やなせたかし「ヤキイモの好きな宇宙人」、三浦しをん「愛なき世界」

A5判24pages