スズキナオ「酒ともやしと横になる私」(シカク出版)¥1300+tax
大阪シカクのメルマガで連載していたエッセイコラム「鈴木のぼやき」を加筆修正、書き下ろしを加えた、昔の言葉でいうと洒脱、いまの言葉でいうと新感覚無意味系脱力なエッセイ!
格安深夜バスで大阪と東京を往復しながら、
罪悪感を減らして健康を増進するために?ラーメンにもやしを加えながら
あるいは書店でビジネスや自己啓発系の本のタイトルを眺めたり、お酒を飲みながら、スズキナオが感じたこと、考えたことを語った208頁。
「心底どうでもいい話を読まされてるなと思ってたら、それが宇宙の真理に直結していたりする。ナオさんの頭の中って、本当どうなってんだろ」パリッコ(酒場ライター)
格安深夜バスとか30円のもやしを尺度にする小さな人間にみせかけて?日常を軽やかにする視点を教えてくれるエッセイの名手。
昭和の若者が吉田健一から、新幹線時代に各駅で旅する悦びやお酒の飲み方を教わったように、令和にはスズキナオのエッセイを味わう若人がいるに違いない。
本はスマホや手札よりちょっと大きな三五判変形で、2センチほどの厚さ。手になじみやすく、パール紙のカバーとあわせて物質感があります。
三五判変形208pages
※サイン、ペーパーつき