103才まで人形を作った原田栄夫さんの創作ノートを孫が編集した「祖父の創作ノート」

原田栄夫著 原田オニール芽編「祖父の創作ノート」¥800+税

2018年5月に103才で亡くなられた原田栄夫さんは1914年生まれ。
長い間、技師として働き、90才を過ぎてから、ちり紙や紙粘土で作りはじめた人形は、素朴でいながら、どこか色気や愛嬌あると、孫娘がSNSで紹介したり小冊子「祖父の人形」にまとめるうちに、静かに人々を魅了し展覧会を各地で開催するに至り、100才をすぎても創作に励んだ。

この冊子は、「祖父の人形」以降の作品とともに、メモ魔であった氏が綴った日々の雑記や創作メモやスケッチを孫の芽さんが再び編集、さらに、その人形を愛する田中美穂(蟲文庫)や渡辺尚子(編集者・ライター)浅生ハルミン(イラストレーター、エッセイスト)らのエッセイとあわせて冊子にしたもの。

巻末には孫から見た祖父と創作について綴られています。

100才をすぎても、様々なアイデアと工夫で進化する祖父の人形と、同様に写真や構成を工夫して祖父の創作の背景も含めて立体的に伝える孫の編集のコラボに、驚いたりほっこりしたり。

祖父の人形とあわせてご覧ください。

A5判32pages オールカラー