宮﨑希沙「curry note 2017」¥185+税
カレー好き、zine好きで、毎年、手帳仕様のカレーのジンを作っているうちに、デザインの仕事に就き、カレー店のデザインも手がけるようになった著者。
とんかつDJアゲ太郎のデザインから、カレー本への寄稿、オーストラリア人たちとの自費出版など…カレーにも様々なレシピがあるように、仕事が多岐にわたるのに比例して、情報網が広がりカレー店めぐりもこのノートもますます充実。
8年目の今年は、2016年4月~2017年3月までに足を運んだ20のカレー店を紹介。見開きの反対側ページは読んだ人がメモを記入できる定番フォーマットになっています。
店やカレーのランクづけや蘊蓄はなく、自らのカレー体験を読者と共有し、楽しむ、
カレー愛にあふれる冊子です。
所在地ほか、欧風、印度風、和風などの分類と「辛さのの唐辛子マークといった基本データ以外は、お店の雰囲気やメニュー構成を含めてのカレー体験や感想が中心。
一人でサクっと入りたい店、大勢で行ってシェアしたい店、ヘルシー、ヴォリューミー、家庭風、スパイシーetc.と読みながら、目的や体調、エリアにあわせて、行ってみたい店、食べたいカレーのファイリングが頭の中ですすみます。
番外編では、名古屋、京都。
Topicでは、参加した書籍「カレー語辞典」、ウミネコカレーのzine、参加イベントや雑誌RiCEへのカレーコラム執筆など一年の個人的なカレーニュースを紹介。
最後に2010年、2011年,2012年、2013年、2014年、2015年、2016年版で紹介したお店リストとこれから行きたいお店リストがついています。