宮﨑希沙「curry note 2016」¥185+税
カレー好き、zine好きで、毎年、手帳仕様のカレージンを作っているうちに、紙ものデザインを仕事にし、カレー店まわりのデザインまで手がけるようになっていた、宮﨑さん。
このcurry noteも7年目に突入。2015年6月~2016年3月までの間に足を運んだカレー店の中から、新発見やおすすめを紹介し、見開きの反対側のページは読んだ人がメモを記入できる定番フォーマットで、今年も20のお店を紹介しています。
店やカレーのランクづけや蘊蓄はなく、自らのカレー体験を読者と共有し、楽しむ、カレー愛にあふれる冊子です。
所在地ほか、欧風、印度風、和風などの分類と「辛さのの唐辛子マークといった基本データ以外は、お店の雰囲気やメニュー構成も含めてのカレー体験や感想中心。それを読んで、一人飯用、お酒が欲しいとき用、接待やフォーマルにも使えそう、うんとお腹が空いているとき用、などと整理してみたり、××の家がこの店の近くみたいだから誘ってみよう、などと考えをめぐらすのも楽しい。
番外編では、京都、水戸、大阪のカレー屋さんも登場。
巻末のTopicでは、看板やメニューにかかわったカレー屋さんが出てきたり、自身のカレーイベントの模様などこの一年の個人的なカレーニュース満載。
2010年、2011年,2012年、2013年、2014年、2015年版で紹介したお店リストも出ています。
2016年の表紙はRHODIAっぽいオレンジの厚紙に、ツヤツヤ黒のタイトルとカレーです。
A6判52pages