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中村一般 画集発売記念個展 「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」

2021年5月22日(土)〜6月4日(金)

注目のイラストレーター・漫画家の中村一般が、アーティストとして独立する以前のゆらぐ日々の中で描いたマンガをまとめた作品集「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」の自家出版を記念して原画展示を行います。

twitterでの「ダックスフントを探せ」や、地元・三軒茶屋を舞台にした漫画「祖父母が営んでいた居酒屋の思い出」「こしあんぱんとグラフィティ」などで注目が高まるイラストレーター・漫画家の中村一般。

大学を卒業後にアルバイトやニートをしながら絵を描いていた何ものともつかない2019から20年の間──奇しくも、パンデミックによってすべての人にとって特別な時期となった──に、目にしたうつろいゆく景色を描きとめた作品集が「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」です。

遠くに見えるオリンピックを控えて建築中のビル、家とバイト先の途中のアスファルトの隙間に咲く花…やがて思い出となり、消えてゆくものたちを愛情を込めて丹念にペンとコピックで描写しています。

「この本は、2019年から2020年にかけて、私がほぼ毎日日記のように描いていたマンガの、まとめ本になります。
その日出会ったものを、1ページから6ページくらいにまとめ、コピックとペンで描いていました。

2019年は仕事がうまくいかず落ち込んでいたり、2020年はバイトを辞めてニートになっていた時期に描いていたので、一見ちょっと寂しい雰囲気のマンガですが、私は自分の「書き残しておきたい」と思ったワンシーンがほぼそのままの気持ちで書き残せたと思うので、『僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ』はとても大事な本になります」

 

中村一般「僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ」
A5判116pages オールカラー ¥1800+tax *会期中サイン本を販売いたします。

trailer zine vol.1 /vol.2

trailer zine vol.1 (loneliness books)¥1818+tax

日本で働いている韓国人作家キム・サンウと写真家ジョ・ビョンウクが、新型コロナウィルスのために母国を含む海外との行き来ができなくなった20年夏、東京でクィア・カルチャーに関わる国籍もさまざまな人々をインタビュー・撮影したものを、予告編的にコンパクトでカードにもなるzineに仕立てたもの。

クラブのステージに立つドラァグアーティスト、ゴーゴーボーイ、DJをはじめ、数年前から東京で行われたさまざまなデモに参加してきたクィアの友人23人にインタビュー。
話題は、ルッキズム、フェミニズム、コロナ禍のセックスと、さまざま。

蛇腹式になっていて、街の中や彼らの部屋で撮ったポートレートとインタビューが
裏表になっており、一枚一枚切り離すとカードになります。

登場人物は====

Kosmic Sans/コスミック・サンズ
[ドラァグパフォーマー、背景美術、グラフィックデザイナー]

Vera Strondh/ヴェラ・ストロング
[ドラァグパフォーマー、ダンサー、ゲイバー『Eagle Tokyo』スタッフ]

Michael/マイケル
[モデル]

Sugimoto Yuhei/杉本雄平 Yuhei
[ゴーゴーボーイ、テキスタイルデザイナー]

Yamaji Kazuma, DJ Crazist/山地司真 DJ Crazist
[DJ、IT企業社員]

Gabriel Soares, Labianna Joroe /ガブリエル・ソアレス、ラビアナ・ジョロー
[ドラァグパフォーマー、会社員]

Daniel /ダニエル
[K-Popダンスグループ「ホモランド」のダンサー、大学の事務職員]

Jo Ye-ji, DJ Hibi Bliss/ジョ・イェジ DJ Hibi Bliss
[DJ、歌手、IT企業会社員 ]

Shinohara Yasuyuki, DJ POIPOI/篠原泰之 DJ POIPOI
[DJ、『GQ JAPAN』ライフスタイル エディター]

PiñaNiña/ピーニャニーニャ
[ドラァグパフォーマー、ウィッグアーティスト]

Maxim/マキシム
[ドラァグパフォーマー、DJ、会社員]

Gordon Higgins/ゴードン・ヒギンス
[建築家]

175mm×130mm 30pages Jepanese / English
loneliness books



trailer zine vol.2 (loneliness books)¥1818+tax

登場人物は====

Axel Abyss/アクセル・アビス
[ポルノ俳優、監督]

Kawasaki Yoshi/カワサキ・ヨシ
[ポルノ俳優]

Ishiguro Keita, DJ 1-DRINK/石黒景太 DJ 1-DRINK
[DJ、アートディレクター、グラフィックデザイナー]

Akira the Hustler/アキラ・ザ・ハスラー
[アーティスト、ドラァグパフォーマー、元セックスワーカー]

Tasaka Daisuke, DJ TASAKA/田坂大輔 DJ TASAKA
[DJ、会社員]

Araki Jun, Madame Bonjour JohnJ /荒木順 マダム ボンジュール・ジャンジ
[ドラァグパフォーマー、HIV/エイズのコミュニティセンターakta 元センター長]

Hirano Taichi/平野太一
[ミュージシャン、ヘルパー、ドキュメンタリー映画監督、元セックスワーカー ]

Yagisawa Yusuke/八木澤祐介
[ハードコアパンクベーシスト、障がい者介助者]

Madoka/まどか
[DJ、アパレル]

Eri /エリ
[DJ、画家]

NAWOTO/NAWOTO
[ゴーゴーボーイ、二丁目海さくら(掃除隊)代表]

175mm×130mm 30pages Jepanese / English

vol.1とvol.2の2冊が制作されています。
*vol.1とvol.2を合わせて同時購入していただいた方には、zineの中に出てくる、DJ Hibi Bliss、DJ POIPOI、DJ Crazist、DJ TASAKA、DJ 1-DRINK、それぞれのミックスが聴けるQRコードがついた特典ポストカードをさしあげます。

少女廣告 第八號 特集「ビューティフル・オア・ダムド? “呪われた”CMを探して」

少女廣告 第八號 特集「ビューティフル・オア・ダムド? “呪われた”CMを探して」¥454+tax

商品とともに消費され、時代とともに変化する広告を掘りおこし、レビューする「少女廣告」。

第八号の特集は、事故物件的なワケありCMや都市伝説的いわくつき広告を集めた「ビューティフル・オア・ダムド? “呪われた”CMを探して」。

本来の広告の方向とは逆に受け取られてしまった広告たちの、そのワケ〜映像的に怖い、情報量の少なさや真意不明が不気味、メッセージが重すぎなど〜について掘り下げ、ちょっとまじめに死について考える広告にも触れます。

○わたしと商品 宍戸ビシャ子(吟遊詩人/野菜ソムリエ)「幻のような店で物を買うということ」
○CMコーディネート 女の子、あれもしたいこれもしたいの 東京テレメッセージに見る都会派ガールのワードローブ
○音楽とモノ:ISETAN songs collection, ジニアス/KOMEDA
○本とモノ:池谷信三郎「橋」,石川宏千花/拝啓パンクスノットデッド様
○映画とモノ:ハイメ・デ・アルミニャン「エル・ニド」

袋とじ製本になっていて、内側にも図版やテクストがあります。

A5判30pages
オーガンジーの袋に入ったものもあります