月別アーカイブ: 2020年10月

タブレット純「タブレット純のムードコーラス聖地巡礼」

タブレット純「タブレット純のムードコーラス聖地巡礼」(山中企画)¥2000+tax

元「和田弘とマヒナスターズ」のタブレット純が自らのルーツであるムードコーラスの源流を求めて、レジェンドたちを訪ね、貴重なお話を伺う。
スターとファンみたいなツーショットやプライベート感あふれるスナップ写真も味わい深い!

マヒナスターズの松平直樹、東京ロマンチカの鶴岡雅義、ロス・インディオスの棚橋静雄、クール・ファイブの宮本悦朗、ハッピー&ブルーの敏いとう、殿様キングスの宮路オサム、ダークホースの平和勝次をはじめ、「ロマネスクセブン」「J.シャングをリラ」「ジョイベルス東京」「サムソナイツ」などマニアックなグループも登場し、タブレット純本人が旧メンバーに取材しています。

かつてマヒナの一員でもあった著者が元マヒナ・メンバーを訪ねて歩く、「マヒナ浪漫紀行~我が出自(ルーツ)を訪ねて」が最終章になっています。

辿った聖地は—大阪・宗右衛門町、長崎・思案橋、浜町、東京・銀座、赤坂、亀戸、新宿、北海道・小樽、釧路など。

《もくじ》

◆まえがき  です。
松平直樹、マヒナスターズを語る
東京聖地巡礼①~産声の亀戸篇
東京聖地巡礼②~寒月の日比谷篇
*カルトコーラス残響伝①~久保内成幸とロマネスクセブンの巻
棚橋静雄、ロス・インディオスを語る
大川光久、ロス・プリモスを語る
◆東京聖地巡礼③~漆黒の銀座篇
◆東京聖地巡礼④~流麗の赤坂篇
*カルトコーラス残響伝②~山岸英樹とサムソナイツの巻
敏いとう、ハッピー&ブルーを語る
◆東京聖地巡礼⑤~彷徨の新宿篇
*カルトコーラス残響伝③~J.シャングリラの巻
宮路オサム、殿さまキングスを語る
平和勝次、ダークホースを語る
◆大阪聖地巡礼~酩酊の大阪篇
*カルトコーラス残響伝④~三浦正弘とアロハ・ブラザーズの巻
宮本悦朗、クール・ファイブを語る
◆長崎聖地巡礼①~出発の成田篇
~プロローグ 和久井保さんインタビュー
◆長崎聖地巡礼②~残響の「銀馬車」篇
◆長崎聖地巡礼③~枯淡の「十二番館」篇
~エピローグ 藤本雅さんインタビュー
鶴岡雅義、東京ロマンチカを語る
◆北海道聖地巡礼①~粉雪の小樽篇
◆北海道聖地巡礼②~伝説の釧路篇
*カルトコーラス残響伝⑤~ジョイベルス東京の巻
*カルトコーラス残響伝(番外篇①)~マイナー界における私的“松森棚三”とは?
*カルトコーラス残響伝(番外篇②)~ムードコーラス界の“X-JAPAN”とは?
最終章・マヒナ浪漫紀行~我が出自を訪ねて
*マヒナ浪漫紀行①~郷愁の戸越銀座篇
*マヒナ浪漫紀行②~哀愁の蕨篇
*マヒナ浪漫紀行③~小雨の上野毛篇
*マヒナ浪漫紀行④~追悼の京都・鎌倉篇
◆あとがき

A5判224pages

「タブレット純のGS聖地巡礼」もございます!

臓器料理レシピ本 御堂筋ハツ「痛風亭の臓器本 1」

御堂筋ハツ「痛風亭の臓器本 1」 ¥700+tax

バイト先の焼肉屋さんのまかないで、モツ焼肉にハマったのをきっかけに、いわゆる精肉以外の部位に目覚めた著者。
内臓肉を探して料理するうちに、専門のケータリングを行うようになり、レパートリーからレシピ本を制作しました。

牛・豚・鶏の部位の説明にはじまり、つまみ系からメイン、デザートまで34品を紹介。
様々な部位を使って、欧風もあれば中華も和風もあり!

ちなみに中野ブロードウェイ地下のお肉屋さんも臓器の種類が豊富なのだそうです。興味を持たれた方はハシゴしてみてください。

B6判52pages

逆柱いみり『怪獣 riso zine』

逆柱いみり 『怪獣 riso zine』¥1227+tax

ギャラリーであり、活版や孔版印刷を使った出版やグッズ制作も手掛けるトランスポップが、今度はリソグラフで逆柱いみりの新旧の怪獣たちの画集を制作。

ネコカッパ、ファラオス、リルゼなどのおなじみのメンバーから墨壷系や旧車系など、新旧、様々な怪獣51種を収録しています。

表紙は活版印刷。

14.7×21cm 52pages

秋元机「WOODEN BOOKS」

秋元机「WOODEN BOOKS」 ¥1000+tax

「もうひとつの世界。
そこには本というものはすでに存在しない。消滅の理由はわからない。
ここに収められているのは物体は、かつてあった本というものの外見を木と印刷物の切れ端で作ったものである。
いわば本の模型だ。
本の形をしているだけで本文はないので読むことはできない。
はるか昔に存在した恐竜の標本のように、ここにあるのは本の亡骸だ。
本というものがどんあものだったのか、この世界でほんやりと想像するしかない」

既視感ある架空の文字を創作して漫画を描いたり、どこかにあるようでない物を作るアーティスト、秋元机さんの新作はかつて存在した本というものの模型。
人類が作りあげた長い書物の歴史と、その形が消える未来—-
その時間を想像したり、模型にはない中身の行方が気になったり…

A5判24pages

餅井アンナ「へんしん不要」

餅井アンナ「へんしん不要」(タバブックス)¥1400+tax

食と性について写真と文芸で掘り下げるzine『食に淫する』の編集人、餅井アンナさんの初単行本。

タバブックスのサイトで2年にわたり連載された、近況や想うことなどを綴った宛先のない手紙の形にエッセイや書きおろしを加えてまとめたもの。

これといった病気ではないが、心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、落ち込みがちな日々を見つめ書くことでみつけた、あたらしい景色と生きる自信。不安な時代に向き合う姿勢に、希望を感じる一冊。

「またいつか、お手紙出します。
ままならないことばかりの日々はこれからも続くでしょうが、
それまでどうぞご自愛ください。
元気でいてもいなくても、ねるべく気を楽にして、
伸びやかにくらしてください。
へんしんは不要です」

B6判変形 153pages
装丁 惣田紗希
装画 のむらあい