月別アーカイブ: 2020年7月

独立系旅雑誌 LOCKET 04 「コーラをめぐる冒険へ」

独立系旅雑誌 LOCKET 04 「コーラをめぐる冒険へ」¥1600+tax

旅好き青年・内田洋介が編集する、写真とテクストとイラストで構成された旅雑誌。

4号の特集は「コーラをめぐる冒険」
どこにでもある未知の扉について考えたときに思いついたアイテムはコーラ。
北朝鮮とキューバ以外の国で飲まれているコーラこそ、世界に通じる扉とにらみ、コーラをめぐる冒険へ!
世界を覆うグローバリゼーションの象徴でありながら、近年ではクラフトコーラ、ホームメイドコーラなど地域やインディカルチャーにも属するコーラ!

チュニジア、ニュージーランド、ロシア、アメリカ。
コーラがアメリカの象徴としての地位を確立したアフリカの大地で感じたこと。
「DRINK NO EVIL」を志向するオーガニック大国ニュージーランドのコーラブランドとは。
二大多国籍企業がかつて凌ぎを削った、鉄のカーテンの向こう側の今—

臨場感あふれる言葉とフイルム写真から、編集人が体験した感覚を伝えます。

写真家の石川直樹、フィールド言語学者の吉岡 乾、『旅行人』編集長の蔵前仁一、社会学者のケイン樹里安……。ともコーラや伊良コーラなど注目のクラフトコーラブランドの取材記事や、実力派の書き手による寄稿記事も掲載。ホームメイドコーラのレシピもあり。

巻末には、「みんげい おくむら」主宰の奥村 忍のロングインタビューも収録。

今号からオフセット印刷を長野県松本市の藤原印刷に変更、
編集者とデザイナーが印刷に立ち合い、紙は本文4種類、表紙を含めると5種類を採用。「心刷」の言葉に違わぬ印刷美が誌面を彩ります。誌面のデザイナーと表紙イラストは大谷友之祐。(Yunosuke)のイラストを「ガリ版」で三日三晩をかけて、一冊一冊に自刷。かつての小出版を担った印刷方法で、インディペンデントな精神を引き継ぎ刷り込む作業に取り組んだとのこと。

B5判変型128pages

005|コーラをめぐる冒険へ
006|旅から連れ帰ったモノ、コト、ジブン
007|CONTENTS
008|いのちの水、コーラの密売 石川直樹|写真・文
010|チュニジア 迷宮行
030|時代を読む、ラベルも読む 吉岡 乾|文
032|ニュージーランド 聖地聖水
049|コーラを読む pater|イラスト 蔵前仁一、ケイン樹里安、村上由鶴、山本大樹|文
066|Finding Pepsi Landscapes 町田ヒロチカ|イラスト
070|ロシア 開放区
084|ソ連とコーラの悲喜交交 ほちかなた|イラスト
086|モリ・コーラは世界をつくる モリテツヤ|文
090|按田餃子の自家製コーラ 土田 凌|写真
094|ご当地クラフトコーラプロジェクト ともコーラ 武田侑大|イラスト
098|コーラ熱中時代
104|アメリカ 野良徒歩旅行者 河戸良佑|イラスト・文・写真
113|コーラの源流に立って 伊良コーラ 福本玲央|写真
122|MAGAZINE INFORMATION
123|NATURAL BORN STRANGER #4 背骨の旅人 奥村 忍 飯坂 大|写真

B5変型128pages

PEDES 012020 〜ノンジャンルにポエジー宿る作品を集めたリトル・マガジン 

PEDES 012020 ¥2273+tax

ともにアメリカ詩から影響を受けて、詩や小説を書くようになった二宮豊と田上友也の二人が編集する、ジャンルに関係なくアート、コミック、写真、詩、インタビューなどなど、ポエジー宿る作品を集めたニュー・リトル・マガジンPEDES (ペディーズ)。

それぞれの作品の個性を存分に引き出せるよう、グラフィック作品のみならず、テクストのページもカラー印刷で、挿画やグラフィックが組み合わせられています。

Contents
【poetry】
石田瑞穂「AO -PEDES創刊号に捧ぐ-」
左右社 詩への旅

【novel】
田澤敬哉「鳥打帽」

【photography】
やなかいずみ 「ここから見えるもの」
instagram>>>

【poetry】
宿久理花子「逢魔時」

【interview】
ARAM(illustration by REIMI)
instagram >>>

【graphic novel】
箕芳「帰り道」
note
twitter
tumblr

【poetry】
田上友也「人に」「寝癖」「靴紐」「チョコレート」「ヨーロッパ」

【poetry】
二宮豊「用水路」「LED」

designed by
山口英悟
山口真央

B5判94pages

タコシェ配信 vol.1 菜央こりん「女の子のためのストリップ劇場入門」発売記念トーク

タコシェ配信 vol.1

菜央こりん「女の子のためのストリップ劇場入門」(講談社イブニングKC)発売記念トーク
2020年7月26日(日)19:00ー20:00ころ Youbube 無料配信
タコシェのチャンネルはこちら

■配信内容
著者の菜央こりんさんをゲストに迎え、ストリップにはまったきっかけから地方遠征に行くまでの熱狂ぶりをZINEに描いたことから、「イブニング」への連載につながり、この度、単行本が発売となった経緯を振り返りながら、ストリップと出版の魅力を語っていただきます!(聞き手:中本那由子)

なんでストリップをZINEで表現しようとしたの?
18禁の世界をどうやって誰もが見る漫画に描いたの?
ZINEと商業誌で変わった部分はある?

などなど、ストリップファンはもちろん、これから劇場に行きたいと思っている人や、ZINE作りに興味のある人、すでに本書をご覧の方、これから読まれる方にもお楽しみいただける内容でお送りいたします!!

✳︎新刊情報✳︎
菜央こりん「女の子のためのストリップ劇場入門 」(イブニングKC) 7月20日発売 680円+税

ふとしたきっかけでストリップ劇場の虜になった菜央こりん。
初めてのストリップ観劇から、ソロ活、地方遠征、ストリップの関わる方へのインタビュー、さらにはストリップの歴史まで網羅。
ストリップ未体験の方にむけた丁寧な観劇マナー説明も入ってます。
各劇場の情報も満載で常連さんも大満足の情報量!  さらに単行本でしか読めない描きおろし&コメンタリーもあります。
この1冊を読めば、あなたもストリップ劇場に行きたくなる! 行けなくても行った気分になれる!
ありそうでなかった「女の子のためのストリップ劇場入門」漫画! (女の子以外も是非!)
※ストリップ劇場は18歳未満の方は入れません。

7月26日より、タコシェにてサイン本を販売いたします。実店舗/オンラインショップにてお求めいただけます。
オンラインショップでのご購入はこちらから>>>>>

菜央こりんさんが自主制作したストリップ関係のzineや、女性視線からのストリップに関するzineもございます。
(いずれも在庫がなくなりましたら、終了となります)

左が自主制作したzine、右が7月20日に講談社から発売になった単行本

逆柱いみりのバンド 漏電銀座「ぬばたまの世界」CD

漏電銀座「ぬばたまの世界」(へそのおレコード)¥2000+tax

逆柱いみりのバンド、漏電銀座の初となるプレスCD。
(これまではカセットや手焼きCD-Rなどでリリースしてきました)
メンバーは、逆柱いみり(歌とギター)、まきのまみ(ベース)、ニシガヤキウコ(ドラム)
おなじみのナンバーもこのCDのために新たにテイク、新曲も入っています。

ジャケや盤面、ライナーノーツなどの絵は逆柱いみり。
20ページにおよぶブックレットの中にもイラストがふんだんにおさめられています。
感想文:花くまゆうさく 解説:ケラリーノ・サンドロヴィッチ。
4面二つ折り紙ジャケット、20ページブックレット付
10曲入35分。

【収録曲】
ノドの迷路
ぬばたまの世界
ねずみの国
肥大する心臓
南国湯船
火星運河下り
フルーツアレルギー
自律神経失調舞踊
特急蜥蜴号
月蝕ドライブ

作詞・逆柱いみり 作曲・漏電銀座

大竹昭子 短文集「室内室外 しつないしつがい」

大竹昭子 短文集「室内室外 しつないしつがい」

随筆・小説・書評・写真論などで活動する大竹昭子が、都内の4つの書店を会場に開催するトークと朗読のイベント〈カタリココ〉の内容を収録した「カタリココ文庫」から、今度は散文シリーズをスタートさせました。

第1号は大竹昭子短文集『室内室外 しつないしつがい』。
雑誌『PAPERSKY』に2010年〜15年にかけて連載していたものから、12篇を厳選し、再構成しています。表紙と装画は工藤夏海。

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大竹昭子は、自作の間取りから物語をつむいだ『間取りと妄想』の著作で知られるように、空間への関心が高く、室内と室外のちがいを幼少のころから意識してきたと言います。

「室内」とは具体的な空間を指すのみならず、想像や妄想を生み出し、記憶の貯蔵庫をも象徴する存在であり、対する「室外」は体の外にあって自己の内側に絶えず働きかけてくる外界のことです。

 12の短編は身近なエピソードからはじまりますが、どれも小さな謎が埋め込まれていて、ミステリーのような味わいがあります。また、小説かエッセイかという枠組みを超えて別の時空間へと飛躍する手法は、彼女の代表作『図鑑少年』の延長上にあり読者を架空の「室内」へと誘うでしょう。

生命エネルギーは「室内」と「室外」の往還により支えられているという認識は、彼女のすべての著作に通底します。外出自粛令が出で、だれもがそのことを意識せざるを得ない2020年のいま、本書のテーマはより多くの読者にシンパシーをもって受けとめられるものと思います。

編集・大林えり子(ポポタム)
装幀・横山雄+大橋悠治
ロゴデザイン・宮地美華子(古書ほうろう)

文庫80pages