日別アーカイブ: 2018 年 1 月 31 日

餅井アンナ「食に淫する 3 肉」/「真夜中のお菓子」

餅井アンナ「食に淫する 3 肉」¥1000+税

食と性について写真と文芸で掘り下げるzine『食に淫する』。
“あらゆる欲望のかたちを咀嚼し、混ぜ合わせ、肉の内側に取り込むこと。日々繰り返す食事のたのしみ、その媾合の運動じみた反復の中に、新たな潤いの源泉を発見すること。きっと「食に淫する」というのは、どういうことである。”

血みどろの腥い、残酷と苦痛に満ちた冷たい肉が、やがて暖かくおいしい快楽として口から喉を通り、やがて食べた人の血肉となる…
様々なテクストから食肉に関する部分を拾い出し、餅井アンナが食と性や生についてのレビューを展開します。

とりあげられたのはーーー
いとうせいこう「スキヤキ」、金井美恵子「兎」、佐川一政「喰べられたい」、中山咲「血の肉」、谷口菜津子「レバ刺しとわたし」、辺見庸「ゆで卵」、穂村弘「君がいない 夜のごはん」「鳥肌が」

ほかに、パフェ評論家斧屋との対談「パフェの「肉」、食べる肉体 フルーツパフェのエロティシズム(下)」、山田宗史「食べられる「物語」、曖昧な「食」ーー藤原辰史『食べること考えること』より」を収録。

表紙や本文中の人体をモチーフにした食器は、陶芸作家ヌマダリコによるもの。

B5変型 20.5cm×18.2cm 28pages オールカラー

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餅井アンナ「真夜中のお菓子」¥700+税

食と性について写真と文芸で掘り下げるzine『食に淫する』の編集人、餅井アンナによる、お菓子に関するエッセイ集。

真夜中のお菓子のように、いけない誘惑に満ちた忘れらない、あのときあの場所でのお菓子体験+短編小説を綴っています。文中イラストも著者によるもの。

B6判 24pages