月別アーカイブ: 2018年2月

初作品集 オートモアイ「Endless Beginning」

オートモアイ「Endless Beginning」(焚書舎)¥4000+税

顔のない女性を描いたモノクロ・イラストで注目を集め、数々の人気アーティストとグッズ・フライヤーを通してコラボレーションを行ってきた横浜の最後の無頼派にして鬼才、オートモアイの初作品集。
A4判で圧巻の300ページ越え、モノクロームに浮かび上がるオートモアイの世界を堪能できる危険な一冊です。

【プロフィール】オートモアイ/AUTO MOAI
1990 年生まれ、神奈川県在住。2015 年頃から絵を軸にした活動を始める。アノニマスな女性像をベースに非現実的な世界をモノクロで描く。これまでの主な仕事はCD ジャケット、グッズデザイン、イベントフライヤー等

“オートモアイの宮殿へようこそ 彼女が蒐集した幻夢の回廊を彷徨い歩こう
無軌道なセックス、間断なき暴力とドラッグのセンセイション、干からびたピザ、陰惨な犯行現場、亡霊とのダンス、密室に穿かれた穴、動脈を切り裂くカウボーイナイフ、飛び散った銀色の精液、孤独な惑星、静止した積乱雲、額縁から滴る血がドーナツをコーティングしていく、彼女が放ったモノクロームの炎が宇宙のすべてを焼き尽くす、だがそのとき永遠はまだ始まってもいないのだ” (高木壮太)

A4判304pages

ラショウ、香山哲「すこし低い孤高」

ラショウ、香山哲「すこし低い孤高」(ドグマ出版)¥1111+税

ファミコンソフト「ボコスカウォーズ」をはじめとしたゲームを作る一方で、演劇や踊り、工芸美術、音楽と、さまざまな分野で活動するラショウと
理系出身の漫画家で、ドグマ出版を主宰し、ゲームやコミッックを制作する香山哲。

2人は神戸で「ドグマ出版とイタゲーセン チョコシス&テム」を運営しその間に話し合った様々なことの中から”生まれやお金や権威に頼らずに、自由に自分の生き方をデザインする”ためのアイデアを濃縮して書籍化。

「孤高」と形容される、特別な才能を持った、比類ないアーティストではなくても、生き方を工夫することで、人と競わず(=孤高)自分らしく生きる、すなわち低い孤高で、生き抜きてみよう…ということで、お金、やりたいこと、住む場所、アート、 趣味、生き方、お店運営などについて語り合っています。

B6判154pages

ラトビア発のコミック誌 š! #31「Visitors」

š! #31「Visitors」¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌。
創刊から10年の間に、国外から60を超えるアーティストをリガに受け入れてきたkuš!。ある人たちは展示やワークショップのため、ある人たちは観光や旅で。あるいは、自身も展示やブックフェアで国外を訪ねる機会が増えたkuš!。
そんなエキサイティングな訪問体験を誌上で分かちあうべく、来訪者たちとラトビアの作家に、Visitorsをテーマに読み切り作品を描いてもらいました。
日本からは香山哲が参加しています。

表紙: Aisha Franz (Germany)
執筆者: Aisha Franz (Germany), Anna Sailamaa (Finland), Emelie Östergren (Sweden), Inés Estrada (Mexico), João Sobral (Portugal), Jyrki Nissinen (Finland), Kerija Arne (Latvia), König Lü. Q. (Switzerland), Léo Quievreux (France), Liana Mihailova (Latvia), Līva Piterāne (Latvia), Marie Jacotey (France), Matti Hagelberg (Finland), Mikkel Sommer (Denmark), Nicolas Zouliamis (Belgium), Olive Booger (France), Powerpaola (Ecuador), Renata Gąsiorowska (Poland), Tetsu Kayama (Japan), Titas Antanas Vilkaitis (Lithuania), Vivianna Maria Stanislavska (Latvia)

A6判164P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

into mistique magazine FEECO vol.1 interview issue

into mistique magazine FEECO vol.1 ¥1667+税

タコシェではディスクガイドに載らないニューウェイブ名盤カタログSeason In The Dawnで
おなじみの平山悠氏が編集、取材、執筆etc.を行う新雑誌『FEECO』(不定期刊)の創刊号。

インタビュー特集として6人のアーティストのインタビューを収録。
登場するのはーーー
Steven Stapleton (Nurse With Wound、アイルランド)、
Juan Scassa (Futeisha, Becomix、トリノ)
Lindsay Olsen (Salami Rose Joe Louis、カリフォルニア)
Whale Song Partridge (Partridge Family Temple、デンヴァー)
Leonardo Casas (Estrellita Mia FANZINE、サンチアゴ)
Captain Howdie (Randal’s Friends、カナダ)

特に、79年のデビュー以来、カテゴライズできないまま40年の近いキャリアをほこるナース・ウィズ・ウーンドのスティーヴン・ステイプルトンに話を聴きに、アイルランドのクールータの自宅を訪問。家や庭に広がるアート空間での活動を振り返るインタビューが充実!!

A5判152pages (Japanese/English)

SPECTATOR スペクテイター41号 つげ義春 探し旅

SPECTATOR スペクテイター41号 つげ義春 探し旅(幻冬舎)¥1000+税

私小説の手法をマンガ表現に取り入れ、唯一無二の名作を世に送り出してきた稀代の天才漫画家・つげ義春。

作家本人へのインタビューや知人関係者への取材、論考などを混じえながら創作の根源に迫った「つげ義春」特集の決定版。当時者たちの証言や文献なでその歴史を遡るとともにネットで盛り上がった名シーンの元ネタさがしなど最新の研究・検証の成果がまとまった、ガイドブックにして決定版!!

CONTENTS

◆「つげ義春 インタビュー 「貧乏しても、気楽に生きたい」つげ義春氏の近況」取材構成・浅川満寛
◆秘蔵史料 つげ義春にの漫画スケッチ

◆漫画再録「おばけ煙突」「ほんやら洞のべんさん」「退屈な部屋」

◆「劇画の新たな展開 つげ義春の登場」構成・文 浅川満寛
◆「つげ義春の幼年時代」作画・河井克夫

◆「つげと僕が二〇代だった頃 遠藤政治氏に聞く」取材・構成 浅川満寛

◆「名作の読解法ーー「ねじ式」を解剖する」対談構成・藤本和也・足立守正
◆「つげ義春の「創作術」について」文 高野慎三
◆「いきあたりばったりの旅 正津勉、つげ義春を語る」聞き手・編集部
◆「日常系について」文・ばるぼら
◆「川崎長太郎のリアリズムとつげ義春のリアリズム」文・坪内祐三
◆「あの頃の、つげ義春とぼく」文・山口芳則
◆「つげ義春氏との想い出」文・菅野 修

つげ義春 略歴
1937(昭和12)年、東京都葛飾区生まれ。小学校卒業と同時に兄の勤め先であるメッキ工場へ見習工として就職。16 歳の頃から漫画を描きはじめ、65 年から漫画雑誌『ガロ』で作品を発表。代表作に「紅い花」(67 年)、「ねじ式」(68 年)、「ゲンセンカン主人」(68年)、「無能の人」(85 年)など。

B5判240pages おまけに(表裏表紙のイラストの)ポスターをおつけします!
(通販の場合は、折り畳み封入になります)おまけポスター終了いたしました。ありがとうございます。