月別アーカイブ: 2018年1月

隣国で転生する日本の中古車の「極東ロシアじどうしゃ #異世界転生編」

極東ロシアじどうしゃ #異世界転生編 ¥500+税

北海道出身で、幼い頃より東京よりも隣国ロシアを近くに感じていた著者は、かねてから暖めていたフェリーでの渡航計画を実行。
ユジノサハリンスクに渡ると、三泊四日の限られた滞在時間で、ガイドさんとともに、走っている車の90%が日本車という町に出て、目にした車を撮りまくってのレポートです。

中古車として転生した様々な年代の日本車、日本の業者の名前を残したまま働くバスやトラック、ドイツやフランスの中古車と韓国の新車が共存し、ロシア車が存在感を放つ車道!!

古い車を独自に修理したり、カスタマイズしている様や、現地のミニカーや食玩の車に加えて、町のモニュメントや建物もちらっと紹介しています。

日本からは殆ど姿を消してしまったのに、隣国で長生きしている車たちを観ながら、様々な車の一生=カーライフに思いを巡らしつつ、車の楽しさ豊かさをご紹介します。

A5判32pages オールカラー

網代幸介、いづのかじ、カヤヒロヤ、サヌキナオヤ、タダジュン、ネルノダイスキ、mississippi、山口洋佑、横山雄 「POPOCOMI 増刊号 誰が夢」

網代幸介、いづのかじ、カヤヒロヤ、サヌキナオヤ、タダジュン、ネルノダイスキ、mississippi、山口洋佑、横山雄「POPOCOMI 増刊号 誰が夢」(ブックギャラリーポポタム)¥1000+税

ポポタムが発行する女性アーティストたちのコミックアンソロジー「ポポコミ」に対して、画家やイラストレーター、漫画家の男性9名によるコミックアンソロジーが増刊号として誕生。

ポポタムでもおなじみの、意匠と紙小物の作家、蛙月庵(あづきあん)がtwitter上に書き留めてきた数百の夢の覚え書きの中から、それぞれの作家がモチーフを選んでコミックに仕立てた作品を『誰が夢』(たがゆめ)と題してまとめています。

巻末に作品に対応する夢の覚え書きが収録されていますが、幻想的な1つのシーンを描くための物語を作ったり、ぼんやりとした夢のイメージを額に入れたように仕上げた作画と終わり方があったり…、読んだ後から、作家たちの料理の仕方が楽しめます。

「ステテコの語源」 サヌキナオヤ
「ミツバチのささやき」 横山雄
「へんなやつとあそぶ」 カヤヒロヤ
「2029年の冬休み」 mississippi
「さわがしい星の夜は永遠に」 山口洋佑
「木暮さん」 網代幸介
「町工場受難」 ネルノダイスキ
「もっとまっとうなアイスを求めて」 いづのかじ
「カリメロと僕」 タダジュン
夢の出典ー蛙月庵「夢の覚書」より

A5判94pages 表紙イラスト mississippi

これまでのPOPOCOMIもオンラインショップでお取り扱いしております>>>>こちら

Chou Yi 周依「TOWN」我的旁邊

Chou Yi 周依「TOWN」我的旁邊(YY PRESS)¥2130+税

台北のアーティスト周依(Chou Yi)の作品集。

スケートボードで町に出た女性が、ギャラリーやカフェなどを巡ります。
80年代に描かれた未来の町のような?現実と空想が混じった景色が、シンプルな線で描かれています。

14×20 cm 上製クロス装 32pages YY PRESS
200部

『番外地劇画 凡天太郎の魅力』

「番外地劇画 凡天太郎の魅力」(凡天劇画会)¥1500+税

黄金バットの作者として知られる紙芝居界の首領・加太こうじをして「紙芝居出身で成功した劇画家は水木しげる、白土三平、小島剛夕、そして凡天太郎」とまで言われた謎の作家・凡天太郎。

役者、演歌歌手、刺青師、テキヤ、右翼団体顧問…さまざまな経歴を持つ異色の劇画家の実像に迫る一冊。500点を超える図版、リスト、劇画作品も収録。劇画作品100ページ、全マンガ作品リスト20ページを含みます。

凡天太郎に興味がなくとも、マンガ史に興味のある人なら楽しめる内容で、特に紙芝居~赤本マンガ~単行本~月刊誌~短編誌~劇画誌への流れを凡天太郎の活動とあわせて追うことができます。

A5判300pages 凡天劇画会
表紙画をカラーで収録したペーパーの付録が入っています

林美登利ミニ個展「Night Comers〜夜の子供たち」

©林美登利 撮影/田中流

2018年1月20日(土)〜2月2日(金)

林美登利の人形を田中流が写真におさめ、これに共鳴した石神茉莉が物語を付したコラボ作品集「Night Comers〜夜の子供たち」(書苑新社)の発行を記念して、林美登利の人形ミニ作品展を行います。収録作品の展示のほか、この展示のために制作する小品の展示販売をいたします。

●林 美登利(はやし みどり) 人形作家
2000年 吉田良氏に師事。2003年 黒川早恵美氏によるサーニットの短期集中講座を受講。2011年6月 個展「幼き魔女たちの宴」をパラボリカ・ビス(東京・浅草橋)にて開催。2012年 マンタム氏に師事。2014年3月 林美登利人形作品集『Dream Child』(写真:田中流、小説:石神茉莉)をアトリエサードより刊行。2014年3月 個展「Dream Child 」をパラボリカ・ビス(東京・浅草橋)にて開催。その他に企画展、グループ展に多数参加。2017年11月 林美登利人形展「Night Comers〜夜の子供たち」をヴァニラ画廊(東京・銀座)にて開催。

●田中 流(たなか ながれ) 写真家
書籍
『光速ノスタルジア』木村龍(アトリエサード)、『Wachtraum(ヴァハトラウム)〜白昼夢』清水真理(アトリエサード)、『BAROQUE PEARL〜バロック・パール』安蘭(アトリエサード)、『Dream Child』人形:林美登利 小説:石神茉莉(アトリエサード)、『FREAKS CIRCUS ―人形作品集―』FREAKS CIRCUS(ヴァニラ画廊)ほか多数
舞台・ライブ写真・展覧会・ワークショップ講師など多岐にわたり活動中。

●石神 茉莉(いしがみ まり) 幻想小説家
1999年 季刊『幻想文学 くだん、ミノタウロス、牛妖伝説』(アトリエOCTA)誌上『Me and My Cow』でデビュー。『小説すばる』(集英社)『Night Land Quarterly』(アトリエサード)等に幻想怪奇、異形をテーマにした短編を発表している。著書『人魚と提琴 玩具館綺譚』『謝肉祭の王 玩具館綺譚』(講談社ノベルス) 短編集『音迷宮』(講談社)