月別アーカイブ: 2017年8月

月刊ドライブイン vol.05

月刊ドライブイン vol.05 ¥463+税

順調に号を重ねる月刊ドライブイン。
5号では能登と群馬のドライブインの2つをとりあげる。

1950年代の日本は観光バスが全国津々浦々を巡っていた時代でちょっとした景勝地も“観光地”となり、近くにドラインブインが作られた。能登の「ロードパーク女の浦」は、まさにそうした“観光地”のドライブイン。
松本清張の「ゼロの焦点」の舞台として注目を浴び、観光バスが押し寄せた能登金剛の近くの店を訪ねおかみさんに話を聞きながら、観光バスの時代を振り返る。

もう一軒は、群馬県の「ドライブイン七輿」。自動販売機が並ぶオートレストランなる24時間営業の店で懐かしいハンバーガーやトーストサンドの自販機もあり、テレビ番組や映画のロケにも使われてきた。
コンビニ以前の24時間営業のこの店を1975年に開店したマスターに当時最新スタイルだったいつでも食事ができるオートレストランの時代についてインタビューする。

A5判44pages

ナマエミョウジ「ねこのおまわりさん1 」

ナマエミョウジ「ねこのおまわりさん1 」¥400+税

漫画ギャグ作家ナマエミョウジによるねこのおまわりさんが主人公のコミックシリーズ第一弾。

ニポレ島に赴任したねこのおまわりさん。
暖かくてふかふかした場所でうとうとしたり、珍しいもの(ピストルなど)にじゃれたり猫の本能を発揮しまくりながら、
島の安全のために働きはじめますが…。
無邪気なおまわりさんに仕事がつとまるのでしょうか?!

A5判24pages

趣味の製麺06

趣味の製麺 06  2017 August ¥1500+税

製麺機に魅せられ、専門誌を発行し、ガイドブックまで作っても、留まるところを知らない(=着地点を失った)快走?製麺マガジンが、ますます深化をとげました。

塗料やオイル用に使われるドラム缶の小型版=ペール缶を使ってのチャーシューづくり、孟宗竹の竹の子を掘ってのメンマ調理、海辺のテトラポットに生えた海苔をはがしての海苔作り…と具を一から作ったり、中国山西省の伸ばして作る長い麺「一根麺」やら、台湾の絞り出し式「米苔目」というもはや製麺機を使わない麺作りにまでチャレンジして、麺の道を突き進んでいます。

スケラッコ、オカヤイヅミ、鶴谷香央里、寺島令子らの製麺漫画も充実。麺刺繍、麺版画、麺手芸など、どんどん麺好きが集まってきてたいへんなことになってきました。
もちろん、製麺機のグラビア、メンテのノウハウも続いています。

【内容】
■両刃型製麺機の進化を紐解く/写真:オカダタカオ
■ラーメンの具
■小野式製麺機のシリアルナンバー大調査
■伸ばして作る長い麺、一根麺に挑む!
■台湾で食べた米苔目という麺を作りたい!
■汁なし坦々麺のススメ
■チキンラーメンを手作りしてきた
■小野式両刃型をフル装備してみよう
■マンガコーナー!
スケラッコ/てふや食堂/かわいしのぶ/オカヤイヅミ/寺島令子(うどん会)
■家庭用製麺機を刺繍してみた
■家庭用製麺機を彫ってみた
■羊毛「麺すすり猫」ブローチのレシピ
■タマゴひとつで本格ラーメン
■名勝麺滝
■製麺所聖屋

A4判56pages

フランスのアーティストデュオicinoriの活版折り本「COUNT DOWN」「DESSUUS DESSOUS」

シルクスクリーンやリソグラフに限らず、古い印刷技法やローカルな印刷の愛好家でもある、フランスのアーティストデュオicinoriが、地元オルレアンで3代続く活版印刷職人リビィ兄弟のアトリエで古い活版印刷機を使って印刷した本です。

既刊の「LOI」と「JEAN& JEAN」も合わせて再入荷しています。

icinori 「COUNT DOWN」¥1389+税

タイトル通り、5から0への装飾的に描かれた数字のカウントダウンです。
余談ですが、以前にicinoriは、リソグラフで、アルファベットの中の文字を装飾的に描いた
冊子PROCRASTINATIONを作っていましたが、こちらは、数字版、活版ヴァージョンといったかんじです。

10cm×18cm 手製本 活版の多色刷りになります。
表紙には箔押し、帯にはエンボスがほどこされています。


icinori 「DESSUS DESSOUS」¥1389+税

上下逆さま、あべこべ世界を描いた活版折り本。
大好きな人が遠くにいるとき、帰ってきたときーー魚が空を泳いだり、人が犬小屋や檻の中、動物が外…6つのイメージを収録しています。

10cm×18cm 手製本 活版の多色刷りになります。
表紙は箔押し、帯にはエンボスが施されています。

フランスのアーティストデュオicinoriのリソグラフ本「L’AMI」「TEUSAQUILLO 」「n the shell」

フランスはオルレアンのアーティストデュオ、マユミとラファエルによるicinoriのリソグラフ本が3種入荷しました。絵本や挿絵などでフランス内外で活躍する2人は、学生時代から、中古で買った古いリソグラフで自ら印刷や製本を手掛け、企業やショップとコラボする人気作家となった今も、上質なジン作りを続けています。
共同制作の間は、作品を2人の間で往復させながら、編集者目線で互いに相手の描いたものを修正しながら加筆してゆくのだとか。

icinori「L’AMI」¥1389+税

真夜中に目がさめた子供が、謎の訪問者とともに世界の果てまで旅をする、一夜の物語。

点描によるやわらかでニュアンスある絵を古いリソグラフによる2~3色印刷で、味わい深く、アーティスト自ら印刷・製本しています。
表紙はシルクスクリーン3色刷りで、一部、銅色の箔押しがあります。

20.5cm×21cm 20pages
本文は簡単なフランス語ですが、最後のページに英訳もまとめて出ています。


icinori リソグラフ 「TEUSAQUILLO drawing in BOGOTA」 ¥741+税

アンスティチュ・フランセの招聘で、コロンビアの首都ボゴタに滞在したicinoriの二人がテウサキリョ地区の建物に取材したデッサンを現地のLA SILUETAのリソグラフで作家たちが印刷したもの。

15.5cm×23.5cm 16pages


 

icinori「 in the shell 」¥1389+税

デュオの片割れMayumi Oteroが、フランス東部のナントゥア湖畔で生まれたアパレルブランドCotélac(湖畔の意味)の2015年の春夏コレクションのために描いたモチーフを収録したジン。

表紙は青い独特の風合いの紙に黒インクで印刷されており、光の反射加減によって金色っぽく見えたり黒になったりします。以前に白い紙ヴァージョンで出されましたが、表紙の紙とインクを変えての改訂ヴァージョンで再入荷しました。

29cm×31cm 24pages リソグラフ6色刷り。
小さな厚紙の本の真ん中に大きなサイズの本がはさまった形になっています。