日別アーカイブ: 2015 年 11 月 12 日

手差ユニッツ「TELERO」

TELERO 表紙

手差ユニッツ「TELERO」¥740+税

杉浦茂や長谷川町子のような昭和テイストの漫画のようでいて、時代を超越したシンプルな線画のタッチのコミック。
それを一人で印刷、製本して出版したのが「手差しユニッツ」の名前の由来ですが、今回は印刷製本は外注。
それでも、吹き出しの中の文字も手書きの味わい深い掌品集。

収録作品はーーーーーーー
「テレロ」
「TOKYO TOKYO」銭湯/四ツ谷/蕎麦/公園/新橋/東京湾/
「一九九〇年の夏 花の博覧会に行った」

●テレロは、シャイで肝心なところで口下手になってしまうラリル氏が研究の末に発明した意思伝達装置TELEROのお話。
氏がこの開発に打ち込んだのには、伝えたい大事な事があったからなのに、肝心なとのときに、想定外の事態が起こり、TELEROと氏の運命は予期せぬ方向へと転がり出します。
思いを伝えるべき手段に乗せることができるのか、あるいは手段や言葉からこぼれおちてもなお伝わるものは…。
伝えるもどかしさと感じる喜びにあふれた短編。

●TOKYO TOKYOは東京の景色を切り撮ったサイレントコミック。

●そして「一九九〇年の夏 花の博覧会に行った」は、ちょっと怖いお父さんの下、家族で外出して、出先でも怒られるあの切ない子供時代の思い出?を描いた作品。

A6判 108pages 300部
※写真ではわかりにくですが、表紙はパール紙で、印刷部分も光沢ある美しいデザインです。

TELERO
TELRO

TELERO
TOKYO TOKYO

TELERO
1990年の夏、花の博覧会に行った

ムライ「なれそめ文化系倶楽部」

なれそめ文科系倶楽部

ムライ「なれそめ文科系倶楽部」¥300+税

「路地裏第一区」「マキーナ」「砂海の娘」など著者ムライのよる短篇集。

文系クラブ、読書、音楽演奏、美術にまつわる白昼夢みたいな一瞬のファンタジーを描いた短編3本を収録。

本とコミュニケーションとる読書少女、少年のピアノの音が引き寄せる不思議なものそして美術部の少女の描きかけの絵に秘められた力を精緻に描いた短篇集。

A5判24pages

なれそめ文科系倶楽部

なれそめ文科系倶楽部

なでなでろう「シオモニ」(日韓二カ国語)

シオモニ 韓国版

なでなでろう「シオモニ」(sosiminworks) ¥370+税

義母と嫁の韓国二人旅の様子を描いた4コマ漫画。

2011年、震災ショックで生活や仕事を見直し退職してしまったことから、”私”ことなでろうは義母の韓国旅行のお供をすることに。
もともとが社交的な義母は旅先でもパワフルに動き、覚えたての韓国語で嫁自慢したりとはしゃいだり、値切ったり。そんな義母にちょっと振り回されたり、気遣い合いながら、ほのぼのとソウル旅の魅力が描かれています。

ソウルでのブックフェスティバルに展示されたのをきっかけに現地のsosiminworksが手書きで韓国語訳を併記して元のジンのテイストをそのままに、バイリンガルの冊子として出版したものになります。

A5判34pages 袋とじホチキスどめ Japanese/Korean

なでなでろう「シオモニ」韓国版
日本語の4コマ漫画の脇に韓国語訳が入っています。

なでなでろう「シオモニ」韓国版
巻末にハングルのページが。

あまみのラブホ探訪 終末トラベラーvol.1

あまみのラブホ探訪 vol.1

あまみのラブホ探訪 終末トラベラーvol.01 ¥400+税

終末トラベラーこと昭和レジャー探求家あまみによる、昭和時代の派手な装飾やネオン看板のレトロなラブホテルの同人誌。

回転ベッド、ロケット型ベッド、スーパーカー型ベッドなどの仕掛けベッド、広大な鏡張りの部屋や、赤絨毯敷きのスペーシーな部屋、とバブル以前の魅惑的な遺産であるラブホテルも、今日では、その経営維持は難しく減少の一途を辿っています。

そんな昭和遺産を記録して紹介した個人誌です。vol.1では、三重県内の3つのラブホテルの外観、部屋の内部、そして凝った仕掛け?のディテイルを細やかに紹介して、説明を加えています。料金やおすすめのお部屋など実用的な情報も網羅しています(うち一軒はすでに廃業、とのこと)。

A5判25pages オールカラー

あまみのラブホ探訪 vol.1