月別アーカイブ: 2014年12月

宗教とアニメーション 2 ~宗教団体制作のアニメーション~

宗教とアニメーション 2

宗教とアニメーション2 〜宗教団体制作のアニメーション〜(かに温泉)¥500+税

宗教団体が製作したアニメーション作品のレビュー集。
子供向け戦隊ヒーローものもあれば、教祖や伝説的な伝道師の偉業をアニメ化したものがあったり、古代から未来を貫く壮大な物語もあり。

あらすじやキャストのほか、アニメが布教にどのように取り入れられているか、主人公の由来などの説明もあるので、それぞれの宗教の豆知識も得られます。登場する団体はーー天理教/金光教/統一教会/創価学会/ワールドメイト/幸福の科学/Alepf(厳密には宗教団体ではありませんが)/エホバの証人

A5判42pages

井生明・春奈&マサラワーラー「南インドカルチャー見聞録」

南インドカルチャー見聞録

井生明・春菜&マサラワーラー「南インドカルチャー見聞録」(阿佐ヶ谷書院)¥1700+税

南インドに二年半住んで、インドの芸能や工芸を追ったり、音楽シーンを見てきた井生明・春菜夫妻のまちかど倶楽部と、アーティストの武田尋善とミュージシャンの鹿島信治からなる人気のインド料理ユニット・マサラワーラーのインド偏愛の4人が、それぞれの得意ジャンルから、南インド(タミル・ナードゥ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州、ケーララ州)をご紹介。

タージマハルやガンジス川などの観光名所が多く、ナンやタンドリーチキンで知られる北インドとは違った印象が豊富な写真から伝わってきます。マッチラベルや町中のグラフェティにみるインドのグラフィックやアート系出版、映画はもちろん、家でも作れるインド料理レシピ、お寺やお祭りの心得など、インドの舞台裏が垣間みれます。巻末には筆者の一人、井生明と女優・山口智子の特別対談もあり。
カレー好きの編集人が始めた阿佐ヶ谷書院の第一弾単行本となります。

各章紹介
第一章 南インドを歩く
第二章 祈りと祝いの南インド
第三章 魅惑の南インド料理
第四章 南インドの濃厚な伝統文化芸能
第五章 映画からみる南インド
第六章 南インドの暮らしと娯楽
第七章 日本で南インドを楽しもう

A5判144pages オールカラー

【著者プロフィール】
井生明・春奈(いおうあきら・はるな) まちかど倶楽部
井生明は、写真家にして、まちかど倶楽部代表。カルナータカ音楽を中心とする南インドの芸能や、それに関連して北インド及び東南アジアの芸能、タミル人の様子など幅広く撮影する。その他、テレビ番組のコーディネートや時には英語・ロシア語の通訳としても活動する。まちかど倶楽部は、井生明と春奈の夫婦ユニット。インドを中心とする芸能のライブ企画、南インドの音楽や踊りなどの芸能を現地で取材した写真と動画で紹介するイベントを多数企画。インドで仕入れた生活道具や布小物を販売する「南インドまちかど雑貨店」も展開。

マサラワーラー
武田尋善(たけだひろよし)
1977年生まれ。何故かインドに興味をもってしまい、ヒンディー語を習ってしまう。芸術活動として絵画、パフォーマンスなどなんでもかんでも挑戦する。2008年には急速にインド熱がぶり返してカレーばかり作り、鹿島信治とカレーユニット、マサラワーラー結成。

鹿島信治(かしましんじ)
1977年生まれ。何故かシタールを買ってしまい独学でシタールを始める。2001年ドラム&シタールユニットContiを結成。変拍子、ポリリズムを多用しライブハウスで活動中。2008年には武田尋善とのカレーユニット、マサラワーラーを結成。

竹内正実「続 テルミンを弾く」

続 テルミンを弾く

竹内正実「続 テルミンを弾く」(Mandarin Publishing)¥4500+税

日本におけるテルミン演奏の第一人者・竹内正実さんにより教則本。
2002年に出た「テルミンを弾く」から12年を経て続編となる中~上級者を対象としたものです。

…というと敷居が高い感じがしますが、しっかりとしたメソッドと、著者独特の完成で語る理念のミックスが、演奏するしないにかかわらず面白い一冊。正しい姿勢を作るために、セグウェイをおすすめしたりと、テルミンもユニークですが指導もまたユニークなのです。

「腕の良い大工を育てる編」では、テルミン式演奏法の基本的な考え方であるポジショニングや、フレーズの中でポイントとなる音程跳躍において”狙いをつける”こと、揺れを抑える静的な制御などについて解説。

「詩人を育てる編」では、ともすると判然としない、アーティキュレーション(音楽の表情付け)の付け方について、構成する技法をひとつづつ加えることで、解りやすく説明しています。

模範演奏や練習曲の動画や音声はネットで視聴可能。

A5判 70pages リング綴じ

続 テルミンを弾く

(内容見本の図版は著者のサイトからお借りしました)

BOOK5 14号「名画座で、楽しむ、名画座を、愉しむ」

BOOK5 14号

BOOK5 14号「名画座で、楽しむ。名画座を、愉しむ」(トマソン社)¥700+税

冒頭に小西康陽(作編曲家)と遠藤倫子(現IKEBANA 元Citrus)の対談にはじまり、字幕屋さん、放送作家、芸人、編集者ら、それぞれの名座を映画を語っています。

■対談 「名画座に居る」という快楽
小西康陽×遠藤倫子
■エッセイ 名画座の日々いま・むかし
寺尾次郎●名画座体験
鶴田浩司●番組編成の憂鬱 観たい映画を組むとお客は来ない
山内マリコ●女優とモードと震災
高橋洋二●名画座あるある
樽本周馬●京都の名画座の思い出

■ラピュタ阿佐ヶ谷の特集とそのチラシは、こうして作られる。
石井紫/須川理瑛
■鼎談 私が偏愛する脇役・端役・大部屋俳優
寒空はだか×浜野 蟹×のむみち
■ 1977 年1 月1 日から1 月10 日までの「名画座かんぺ」を作ってみてわかったこと。
のむみち 聞き手……朝倉史明

連載
ここさいきん 柳瀬徹/宮内悠介/金子佳代子
コラム・新刊案内  朝倉史明/南雲重徳/佐藤翔/鵜殿一朗/荻原魚雷・鳩野恵介/栗山新
リレー連載 本屋さんへの道のりで えほんやるすばんばんするかいしゃ 荒木純子
ノムとマメのピーチクパーチク
せどりしようZ! Z
漢字のカナメ 虚勢博士
古本屋ツアー・イン・ドリーム 小山力也
詩はSFに乗って Pippo
どうせ本は見つからない 南陀楼綾繁
市場の教室 宇田智子
なんてひどい店なんだ 古書赤いドリル 那須太一

表紙/目次四コマ/特集カット:夕タン
連載タイトルイラスト/天野みか/松田友泉/瀬戸雄史/南陀楼綾繁/田中千
表紙デザイン:fuhito design
編集/朝倉史明 松田友泉 編集協力/切貼豆子

B5判変型横64pages

仕事文脈 vol.5 大きい仕事、小さい仕事

仕事文脈vol.5

仕事文脈 vol.5「大きい仕事、小さい仕事」(タバブックス)¥600+税

これまでは、仕事をする上でマイナスになりがちな事柄に注目する事が多かった仕事文脈が、今回、問題を乗り越え、あるいは乗り越えながら仕事をしている人たちにインタビューをして、仕事の大きい・小さいはについて、いったい何をもって仕事の大小が決まるのか…を収入、やりがい、時間、あるいは社会的意義などを通して考えます。
小さい/大きいにふりまわされないためのいろいろ。

いずれにしろ自分のやりたい事に向けて、色々な問題を解決しながら働いている人たち
日本のセルフビルドなガウディ、岡圭輔さんから、伝統の街・京都で年季の入った喫茶店を受け継いだ山﨑さん、事務所から独立した独立経営のバンドSCOOBIE DOなどその方法や知恵に元気づけられるます。

特集 大きい仕事、小さい仕事

○山﨑三四郎。ミクロの売上げ決死圏  山崎三四郎裕崇
○バンドを作って、売って、食う 音楽と独立経営    SCOOBIE DO
○いつの間にか十数年ぶっこんでたビルのはなしーひとりで建てる「セルフビルド」をめぐって  岡圭輔
○「のようなもの」で生きていく  かとうちあき/野宿野郎社長(仮)

【小さいけど大きい】
小さい会社で大きいテーマ 『九月、東京の路上で』ができるまで  木瀬貴吉/ころから
ネコ×動物愛護×「自走型」 ネコリパブリックの挑戦   河瀬麻花

【大きい小さい考】
ヘソのない人間たち ―― 夢をみながら現実をあるく 栗原康
小さい名前/大きい名前  小さい書房/共和国

連載
文脈本屋さん・2 うずまき舎(高知県香美市)
new 仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン
new だいたい実録 39歳無職日記  町屋春子
不安な女子学生と先生のダイアローグ 第3回  渡辺説子
無職の父と田舎の未来 第5回   佐野和哉
コラム 「ビジネス」と仕事  宮川真紀

表紙イラスト makomo
A5判・84ページ  タバブックス