月別アーカイブ: 2014年12月

あとのまつりかるた

あとのまつりかるた

「あとのまつりかるた」¥2000+税

「削除してしまった」「太ってしまった」「デキてしまった」「殺してしまった」など、44の“あとのまつり”の絵札+読み札が入ったボックス。
昔の銅版画や活版調の味わい深い図と、取り返しのつかない状況とを
同時にお愉しみください。ちょっと諧謔的でおしゃれなかるたです。図は「息子だと思った」「削除してしまった」の絵札になります。

6cm×8cm 88枚 箱入り

あとのまつり 絵札

あとのまつり 

敢えて定石は打ちません! ハル吉「現代音楽ディスクガイド 350 ~旋律と律動~」

現代音楽ディスクガイド 350

ハル吉「現代音楽ディスクガイド 350〜旋律と律動〜」(峠の地蔵出版)¥1500+税

現代(20~21世紀)のクラシック音楽(通称現代音楽)の中から、ミニマル・ミュージックを中心にメロディ、リズム、ハーモニーのあるCDを約350枚紹介。筆者の好みで、オーケストラ曲が多く、合唱曲、オペラ、吹奏楽はほとんど載っていません。

音楽において「メロディ、リズム、ハーモニーのある」のは当たり前のようだが、現代音楽界の常識はむしろ逆。これに疑問を呈したテリー・ライリー、スティーブ・ライヒ、フィリップ・グラスらが始めたミニマル音楽も約50年(ライリーが『イン・C』を発表したのが一九六四年)を経て、その影響を受けた作家たちも増えている(久石譲も)。同時にミニマルにも影響されず独自のクラシック音楽を書いている作曲家にも注目。しかし、十二音技法、偶然/無調/スペクトル音楽、作曲家ならカールハインツ・シュトックハウゼン、ジョン・ケージ、ピエール・ブーレーズ、マグヌス・リンドベルイ、一柳慧、武満徹、湯浅譲二、細川俊夫などは敢えて割愛。
副題を「旋律と律動」にして「和声」を入れなかったのは、アジア系作曲家の場合に和声の無い(けど素晴らしい)曲が多いため。
現代音楽はミニマルを含めても、音源が廃盤・入手困難になりやすく、ジャケットやレーベルを替えて再発されていたり、国内盤が出ている(た)物もあるので、ネット検索でヒットし易いようアルバム名は原題通りにする一方、曲名は読み易さと雰囲気を考慮して出来るだけ翻訳してあります。CDでは入手困難でもYou Tubeのおかげで音源だけならかなりマイナーな物まで聴くことができるようになりました。(一部ジャンル違いの物も掲載していますが、“それは新しい音楽世界への窓だと思ってほしい”、とのことです)。

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塔島ひろみ「続続続・大安の日はあんぱんを食べる」

続続族 大安の日はあんぱんを食べる

塔島ひろみ「続続続・大安の日はあんぱんを食べる」¥400+税

大安の日にあんぱんを食べるとよいことがある~と信じるミニコミ「車掌」編集長の塔島ひろみが、幸せを求めて息子とともにあんぱんを食べ続けるシリーズであったが、4年ぶりくらいに出たこの第4弾では、あんぱんを食べるのに、編集作業がおいつかず、「車掌」同人の前嶋かおるに編集を依頼し、ようやく平成13年~14年分が形になりました。

ひろみの第二子出産前後の期間にあたるが、相変わらず精力的にあちこちのあんぱんを食べている。章ごとに、塔島家の記録や写真とは別に編集人かおるの解説や雑感が綴られておりが、当時のひろみの長男・麦太が6才、編集中のかおるの息子も6才で、13年の時を隔て、似た状況の筆者と編集人の物語がシンクロしたり、また編集する過程で現在のひろみの様子も出てきたり、編集者と著者の間のプレッシャーの駆け引きもあって、これまでのシリーズとは違って、2つの家庭の3つの時空が存在する、不思議で立体的なあんぱんを食べる記録に!

B6判272pages

蓬莱 PON-RAI 第1号 サヌキナオヤ、金子朝一、かつしかけいた、石山さやか

蓬莱

蓬莱 PON-RAI 第一号 サヌキナオヤ、金子朝一、かつしかけいた、石山さやか ¥741+税

ある種のテイストを共有する漫画家4人が集まっての同人誌
今回のテーマは”ロードムービー”だそうですが、B5判でそれぞれしっかりと情景を見せてくれます。葛飾区の景色を描いているかつしかさんが旅に出て関西の景色を描いていたり、この漫画を描くことが自体が作家さんたちにとっての旅みたいな、ふだんとちょっと違った作品集です。

サヌキナオヤ「CALM AND QUIET」
金子朝一「ノリコ備忘録」
かつしかけいた「2011年2月 大阪・門真・神戸」
石山さやか「夜行列車」

表紙イラスト : かつしかけいた
ロゴデザイン : 鈴木哲生
編集 : 稲垣ごう のむらほのこ

B5判76pages

逆柱いみり×panpanya 「水族館」ペナント

水族館ペナント

逆柱いみりさんとpanpanyaさんの展示を記念して、60年代〜70年代にかけて観光みやげの定番ペナントを作成しました。お二人の描きおろしイラストを使用して、当時のペナントを参考にして作成した、ちょっと懐かしい風合いのミニペナントです。

印刷のムラ感が出るように濃い濃い生地にシルクで絵や文字を刷ったり、文字の配置にリズム感や手書き感を出してみました。展示が終了してから、よりいっそうペナントらしさが出るように(会期半ばすぎての出来上がりにもかかわらず)敢えて期間を刷り込み、冬の海水浴場のような郷愁をそそる演出をしてますので、時間を経るに従って愛着や思い出が深くなるはずです。

¥1000(税込)

水族館ペナント 部分

ペナント 寸法

 

ベルセード(植毛したスエード調の生地)にシルクスクリーン印刷。短辺にハトメ加工、リボンつき。