塔島ひろみ「続続続・大安の日はあんぱんを食べる」¥400+税
大安の日にあんぱんを食べるとよいことがある~と信じるミニコミ「車掌」編集長の塔島ひろみが、幸せを求めて息子とともにあんぱんを食べ続けるシリーズであったが、4年ぶりくらいに出たこの第4弾では、あんぱんを食べるのに、編集作業がおいつかず、「車掌」同人の前嶋かおるに編集を依頼し、ようやく平成13年~14年分が形になりました。
ひろみの第二子出産前後の期間にあたるが、相変わらず精力的にあちこちのあんぱんを食べている。章ごとに、塔島家の記録や写真とは別に編集人かおるの解説や雑感が綴られておりが、当時のひろみの長男・麦太が6才、編集中のかおるの息子も6才で、13年の時を隔て、似た状況の筆者と編集人の物語がシンクロしたり、また編集する過程で現在のひろみの様子も出てきたり、編集者と著者の間のプレッシャーの駆け引きもあって、これまでのシリーズとは違って、2つの家庭の3つの時空が存在する、不思議で立体的なあんぱんを食べる記録に!
B6判272pages