kids these days! vol.02「いまどきの10代に聞いたリアルな「けいおん」の話。」¥1575
前号で、“イマドキの子どもがわからないなら、直接、本人に訊いちゃえ! とオーヴァー30の編集発行人の成松哲氏が、高校生相手にバンドをテーマに取材。文化祭やミュージックフェスを回って興味を持ったバンドにガチにインタビュー。涙あり、笑いあり、ハイテクもスキャンダルもありなディープな10代の音楽シーンに踏み込みました。
そしてvol.2では、ますます深みにはまった! vol.1のおかげで、その活動も知られ、音楽イベント主催者からお薦めバンドを紹介していただいたり、先生に呼ばれて部活訪問したり、twitterを通して高校生と交流したり!! そんな広がるネットワークと取材対象の成果が反映された充実の第二弾!
インタビューバンドも5から8に増え、このジャンルに詳しい業界人とともにいまどきのけいおんの傾向を分析したり、巻末では2011年秋に観覧した文化祭での軽音部バンドの全セットリストを掲載。リストでは17校173バンド、のべ540曲を収録するまでに。
内容は—
【8組の10代バンドインタビュー】
●Victory
—国内最強高校生バンドの考える「わたしと観客のさわやかな距離感」
女子高生とバンドマンの生下着/わたしたちらしく、前向きに/“いいポロシャツ”の先生/男子は全員視力の悪い草食系/バンドはわたしの二酸化炭素!
●たんこぶちん
—驚異の16歳たちの語る「わたしと先生と、時々、韓国」
シュッ! たんこぶちんっ!/ドラムが怖いのでギターにします/バンドも観客も楽しめるプレイ/ポロシャツ、短パン、ソックス/隣にライバルがいるということ/やっぱり男子は近視の草食系
●パンダミック—ライブステージの“今日の主役”の語る「わたしたちはいかにしてチャンピオンバンドへと育ったか」
—進学理由「軽音部が有名だから」/乙女、オザキに感動/“女子高生”から遠く離れて/カレシを気合いでぶっ潰す!/これから何者になるかを考える
●ブラックアウト
—“JKらしくない”女子高生バンドが「教育」する「わたしはいかに戦闘意欲なき戦場でひとり戦ったか」
“以外”と“じゃないほう”/ヘタクソがエラそうにバカな話/「みんなSCANDAL!」/いきいきフェスタという評価基準/「出たがりなんで」服は買わない/YouTubeで満足すんなっ!
●Switch
—ティーン向けバンドコンテスト荒らしが望む「わたしが今いる場所からあの場所に届けたい歌」
争いを止めるためにドラムを叩く/外部の力をインストールする顧問/被災地から被災地に届ける音楽/アニメソングのカバーのしかた/“音楽活動”と“メシを食うこと”
●α
—神奈川県下2位。3人の帰国子女バンドの「わたしが日本人英詞バンドに伝えたい音韻論」
タテのものをヨコにする話/フレェ〜ンズがデェ〜ッド!/センスがいいからムチャ振られる/使い捨てられるオリジナル曲/競争なき環境で闘い続ける方法/生活における音楽の優先順位
【特別インタビュー】たんこぶちん、渋谷に現る。
—本番前夜! SCANDALコピーバンドコンテスト決勝を語る
福岡のコリアンタウンとマルキューに/右ヒジ、左ヒジ、Don’t say “lazy”/AKBと戦う16歳による前時代的話/うんっ! 渡部陽一ですっ!
●JAT
—神奈川県央のLJK(ラストJK)3人の明かす「わたしがジョーン・ジェットを弾く理由」
「なんでお前、洋楽ばっかなの!?」/ヒロトを知る父母、知らぬ父母/音楽と出合うチャンネル2態/『サザエさん』とパーカッション/ジョーン・ジェットでモテてみる/大学で友だちを作る唯一の方法
●Private Army
—“フツーじゃない”高校の“フツーの”軽音部バンドと「わたしと放送部と英会話部と」
4LDK、シンセドラム完備/生まれる前=ざっくりと昭和/賢い子のライブには親が来る/軽音的定番曲の選びかた/『けいおん!』時代、キタ—!/軽音部のありがたみを再考する
【コラム】
●32人の10代の30枚
—10代バンド32人の選ぶ座右の一枚
●秋元先生といしわたり先輩
—「いしわたり淳治(プロデュースバンドは、なぜ軽音部員に愛されるのか)問題」を考える
●エモい! 速い! 手数が少ない!
—2011年文化祭バンドの傾向
●バンドスコアの今
●下川くんと! 完全版
—挫・人間、下川諒の文化祭観覧記
【付録】
2010年秋、2549分
——高校17校+α、173文化祭バンド、のべ540曲全記録
A5判176P