日別アーカイブ: 2012 年 5 月 22 日

小島裕子 サイトウユカ「にじみでる町」(四畳半書房)

にじみでる町

小島裕子/サイトウユカ「にじみでる町」(四畳半書房)¥945

海野十三の短編をひとつひとつ美しい手製本で発行する四畳半書房のオリジナル書籍。

段ボールのカバーの中に屏風折りの両面に印刷された本文。お話は1ページに一話で完結。しかし、それぞれが一つの世界の断片のようで、関連しているようで、どこかでも読めて、どこでも終ることができる構成。また、内容にあわせて、書体や組版が変えているのも楽しめます。挿絵はテクストは対応しておらず、テクストページには読者が挿絵を想像できるような空白が設けてあり、挿絵ページには逆に物語を想像できるような原稿用紙のマスが描かれています。イラストはどこからかにじみ出たようなトーン。

110×150mm 90P 折本 限定100部、ロットナンバー入り 装幀サトウユカ

にじみでる町

にじみでる町

バンコク旅のジン 三宅彩「KID TUNG bangkok book vol.01」

kid tung

三宅彩「KID TUNG bngkoku book vol.01」¥800

18才ではじめてタイ料理を食べて以来、タイに魅せられ毎年バンコク詣でをするようになってしまったデザイナー三宅彩さんが、旅日記を中心に写真やイラストを詰め込んだジンを製作。
タイトルのKID TUNG(キットゥン)とは、タイ語で「恋しい、想う」の意味。kittenに似た響きから、編集人の頭の中では恋しい×子猫のアマルガムが起こり、子猫ちゃんがミャーミャー鳴いて訴える胸キュンなイメージになり、ついにタイトルに。ジンの中にもバンコクのストリートの猫ちゃんたちの写真が登場します。
カラーページ以外は、1〜2色刷りの孔版印刷ですが、何種類かのカラーペーパーに何種類かの刷り色を組み合わせ、さらには文字部分を白抜きにして紙色に変ったニュアンスを持たせるなど、デザイン自体もとっても楽しい一冊。
グルメ情報、宿泊情報、街ガイド、昔からデザイン性の高いかわいいシルクプリント生地を作る工房コマパットを訪ねたウルルンなレポートやら護符代わりの刺青(サックヤン)をお坊さんが彫ってくれる寺院への見学記など、何年もかけて通ったり現地の人との交流を通して見聞きした情報がいっぱい。
これからタイに行く予定の人、そして脳内旅行希望者の皆さんに!!

contents
02 Thai Food Addicts ~旅のはじまりは「タイ料理」バンコクの屋台/食堂レビュー
14 Tam Ahaan Thai Na! ~タイ料理を作ろう!
16 Yadong×Molum=?! ~ヤードン、飲んだことある?
18 Aroi TKO! ~バンコクが恋しくなったら…
19 Khomapastr Story ~母から譲り受けたバッグの物語
23 KARAOKE Grrrl Meets TOMYUM Grrrl ~それはFaceBookからはじまった!
27 TOMYUM Illustration by Mae Happyair
28 Meow Meow Naa Rak Na ~タイの野良猫ブロマイド集♥
30 Nostalgic Trip To Old Bangkok ~お気に入りのプチホテル
32 Talad Amphawa ~川沿いの集落へ
34 I Don’t Know Where The Summer Goes by Mika Tsubakino
36 Chaiyo! Welcome To Bizarre Temples!!! ~普通のお寺じゃ物足りないあなたへ
40 Let’s Walk Around BKK! ~バンコクカルチャーに触れよう
42 Nightingale Olympic ~謎のデパート「ナイチンゲールオリンピック」
44 Editer’s Note

A5変形46P (カラー8P + 孔版印刷 )

kid tung 本文

HTC communications 「ざつおん!!! ZATSU(((ON!!! session two」

ざつおん!!! 02

HTC cummunications 「ざつおん!!! ZATSU(((ON!!! session two」¥700

 軽音楽部の女の子たちが、けいおんを逸脱しちゃって、知識やテクはないけどゲームボーイをエフェクターにつないだりして、あらんかぎりの轟音を響かせ力の限り演奏! ケンカしたり仲直りを繰り返して、学校や町で自分たちでも予測のつかないような音を出して新しい世界を切り開いてゆくキュートな青春コミックの第二弾!

●轟音とともに青春する3人の主人公たち。しかし町でも学校でも彼女たちの音楽は“騒音”扱いで、おまわりさんに注意されるやら、居場所は次第に失われてゆく。折しも、町からはレコード屋さんが消えはじめ、3人の出会いを運命づけたあのレコードを売っていた店も閉店するという…。お店に終結した3人は、自分たちの思いのたけを轟音で表現するのだが、果たして!?

章と章の間にゲストライターたちおすすめの新旧の雑音レビュー、巻末にはいぬもとぱなならまの漫画を収録。
ゲストライターは、ばるぼら、夜野一義、パンパース、masayuki、四日市、岸田裕章

A5判74P