海野十三「三角形の恐怖」(四畳半書房)

海野十三「三角形の恐怖」(四畳半書房)¥945

日本SFの父・海野十三(1897-1949)の命日にあたる昨日5月17日、美しい手製本の短編が入荷しました。これは1927年(昭和2年)に「無線電話」4月号に発表した短い因果譚を、四畳半書房がオリジナルブックデザイン+手製本で美しく仕立てたもの。

お話は—-荒唐無稽の思いつき三角形に恐怖を抱かせる事を、近所の男に目をつけ実験しはじめた主人公。思惑通りに男は恐怖に追い込まれ、その悲劇的な結果から自責の念に苛まれる事になる主人公。しかし、全くの他人のようだったこの二人は一人の女性を介して因果な関係にあった…
舞台は東中野近辺、中央線沿線で展開される物語です。

三角形を折り畳んだカバーがかけられています(三種類の折り方で少しずつカバーが異なります)。編集・デザイン・製本 / サイトウユカ
105×210 40P

三角形の恐怖 カバー

三角形の恐怖 本文