月別アーカイブ: 2012年5月

特集はマンガ! 書評王の島 vol.05 フジモトマサル/長嶋有 ロングインタビュー

書評王の島 5

書評王の島vol.05  フジモトマサル/長嶋有ロングインタビュー ¥800

これまで小説を中心にとりあげてきた豊﨑由美さん責任編集の「書評王の島」が、マンガを特集!といっても小説との接点をちゃんと押さえた、この雑誌ならではのマンガ特集です。

【巻頭ロングインタビュー】
ロングインタビュー1:イラストレーター兼漫画家フジモトマサル(代表著作リストつき)
ロングインタビュー2:小説家 長嶋有 『長嶋有漫画家計画』の単行本化と初の漫画作品『フキンシンちゃん』発売を受けて小説の兼業についてを取材

【あの名作が、まさか……! 小説競作】
朝倉かすみ、まさきとしか、松田青子に、それぞれのエヴァーグリーンな漫画作品をあげてもらい、その作品の後日談を小説にしてもらう企画。
まさきとしか×水木しげる『河童の三平』
朝倉かすみ×岩館真理子『幾千夜』
松田青子×小田扉『江豆町』

【44人の「この本×このマンガ家」】
44人がそれぞれ夢想する、この小説をこのマンガ家さんの絵で読んでみたい、という夢の?コラボを発表。それぞれの小説、マンガ家に対する思いと、マッチングのワケを語ります。

【マンガ大賞2012メッタ斬り! 】
「あの子は天才よ編」 小田真琴×畠山香織

そして定番の 書評王に輝くお玉稿18本(2010年11月期〜2012年3月期分)

A5判136P

「シティライツ2」発売記念 大橋裕之サイン会 ご来場ありがとうございました!

サインする大橋先生

5月27日(日)の「シティライツ2」発売記念 大橋裕之サイン会にご来場ありがとうございました。連載開始以来、様式も内容も一作ごとに進化し続ける大橋作品。1巻では4コマやショートストーリー集から、一話完結のストーリーのスタイルを確立、2巻目では、身近な日常を描きながら、夢やちょっとしたアクシデンドをきっかけにSF的な世界にまで登場人物たちが飛躍して、時空を超越しても、そこでまたクスっとしたり、ジワッとくる壮大な?物語を展開。日常では、コクるどころか、ろくに口もきけない男女が、夢の中では宇宙戦士として力を合わせて戦う、というような、小さな奇蹟や不思議なドラマがいっぱい詰まったシティライツ。どうぞ、まだの方は、この機会にぜひぜひご覧になってくださいね。1巻,2巻ともに揃えています(サイン本も少しあります)。

シティライツ2

なお、6月2日に東京でのラストサイン会がタワーレコード渋谷店であります。5月29日に『PUNK』4巻が発売の長尾謙一郎、「トノフォン・フェスティバル&ソロ2011」をリリースしたトクマルシューゴ両氏と飛び入りゲストとのトーク&サイン会です。詳細はこちら

また6月8日には、高円寺U.F.O CLUBのオシリペンペンズ/死ぬまで生きるもんズのライブにて大橋裕之さんがDJを行なうそうです。

早見純「LE LABYRINTHE DES RASOIRS」

>le labyrinthe des rasoirs

早見純「LE LABYRINTHE DES RASOIR」(Editions IMHO)¥2100

 これまで、計画はありながら、イギリスではその内容の過激さゆえに出版にいたらなかった、早見純コミックが、ついに海外でリリースされました。フランスの出版社Editions IMHOが、日本で品切中の「純の魂」を発行! 果たして、フランスの日本ブームに一石を投じる事ができるか !?

 本を開く向きは日本版と同じですが、表紙のイラストのトリミングが日本版と少し違って絵全体を使っていたり、微妙な違いもあり。

 収録作品は「激痛100%」「さっきまではステキ」他、80年代から断筆を間にはさんで復帰後の作品10編。漫画だけでなく、日本版での巻末企画「早見純と愉快な仲間たち」と題した早見純と20代ギャルズの合コン形式!対談まで訳されています。

A5判216P

復刻怪奇漫画 黒須喜代治「死絵奇談」

死絵奇談

黒須喜代治「死絵奇談」(グッピー書林plus)¥945

昭和35年頃に兎月書房より刊行された怪奇貸本マンガの復刻を、貸本マンガ同人復刻レーベルのグッピー書林plusが10余年の構想を経て発行。

幽霊画を売る「死絵堂」一族は、死後、遺体の肉が腐り落ちると蛭になり、人を襲う。主人公、死次郎は、一族の呪われた血に苦悩しながらも、せめて授かった双子(すでに蛭に似ている)を、呪いから解放しようと東奔西走するのだが…。
そに描写には水木しげるに似た印象を受けるかもしれませんが、同じ時代に同じ兎月書房で活動していた紙芝居出身の作家という共通性が両者を近いものにしているようで、貴重な怪奇漫画の復刻。

A5判160P

アーティストSHOBO SHOBOによるグラフジン DECAPITRONシリーズ

フランスのアーティストSHOBO SHOBO がプロデュースするA6サイズのグラフジン。
一冊1アーティスト、あるいは1コラボで不定期にリリース。これまで、SHOBO SHOBOことMehdi Hercbergはもちろん、Jonas DelabordeやKerozen、Hendrik Hegrayほか、日本からは河井美咲、箕浦健太郎、俵谷哲典らが参加しています。

青焼き印刷で、シリーズは30〜60冊の限定。毛糸で綴じて製本しています。バックナンバーは殆どすぐに完売していますので、どうぞお早めに!

SHOBOSHOBOさんは、イラストはもちろん巨大なオブジェや壁画を手掛けたり、グッズやTシャツを作ったり、内外のアーティストの作品を紹介するジンを発行したり…と活動してますが、ガムテープのある景色シリーズ?も愉快です。

本文の画像はクリックすると拡大します。

DECAPITRON 24

DECAPITRON 24 Shojiro Kamatani ¥1155 (A6判36P 60部限定 2011.02)

DECAPITRON 24 Shojiro Kamatani

DECAPITRON 25 Aya Matsuoka

DECAPITRON 24 Aya Matsuoka ¥1155 (A6判32P 60部限定 2011.11)

 DECAPITRON 25 Aya Matsuoka

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DECAPITRON 28 Marc Bell ¥1155 (A6判40P 60部限定)

DECAPITRON 28 Marc Bell

DECAPITRON 29 Masanao Hirayama

DECAPIRTON 29 Masanao Hirayama ¥1155 (A6判40P 60部限定)

DECAPITRON 29 Masanao Hirayama

DECAPITRON 31 Christian Aubrun

DECAPITON 31 Christian Aubrun ¥1155 (A6判40P 60部限定)

DECAPITRON 31 Christian Aubrun

DECAPITRON 32 Helge Reumann + Xavier Robel

DECAPITRON 32 Helge Teumann + Xavier Robel ¥1155 (A6判40P 60部限定)

DECAPITRON 32 Helge Reumann + Xavier Robel