月別アーカイブ: 2012年3月

文芸雑誌 Witchenkare vol.03

Witchenkare vol.03

Witchenkare vol.03(yoichijerry) ¥980

インディーズ文芸創作誌ウィッチンケア(キッチンウェアのアナグラムになる造語)の第3弾。自主制作のノウハウのないまま創刊にこぎつけたウィッチンケアも、3号目にして執筆者も増えて、ISBNコードも取得。とはいえ、様々の書き手が、新しい事にチャレンジする場であったり、構想する作品の試作・公開のできる場、作品を通したネットワークの広がる場にしたい、という編集人の多田洋一さんのインディーズなスピリットはますます色濃くなってきています。
約1年ぶりの発行、小説、エッセイ、評論などジャンルもテーマも様々、しかし作品にはどこかで共鳴、通底するシンクロニシティがあり、3.11を経た同じ時代を反映したものになったとのこと。
「闇歩きガイド」の中野純の「美しく暗い未来のために」や、文芸評論の仲俣暁生が戦後史に重ねて自身の亡父の歴史を振り返るエッセイ「父という謎」、野宿愛好家のかとうちあきは台所まわりの異生物についてのエッセイなど執筆。

コンテンツは—
中野 純/美しく暗い未来のために
仲俣暁生/父という謎
久保憲司/僕と川崎さん
かとうちあき/台所まわりのこと
池本良介/Bearpark 〜Prefab Sprout と私
小田島久恵/スピリチュアル元年
武田 徹/お茶ノ水と前衛
栗原裕一郎/あるイベントに引っ張り出されたがためにだいたい三日間で付け焼き刃した成果としての「BGMの歴史」
浅生ハルミン/あの子
多田洋一/きれいごとで語るのは
藤森陽子/4つあったら。
吉永嘉明/ブルー・ヘヴン
大西寿男/棟梁のこころ ─日本で木造住宅を建てる、ということ
我妻俊樹/たたずんだり
木村カナ/パンダはおそろしい
稲葉なおと/段ボール
澤 水月/怪談問わず語り
友田 聡/手前味噌にてございます
やまきひろみ/小さな亡骸
高橋宏文/ブルー・ナイルと出逢った人生
木村重樹/更新期の〝オルタナ〟
多田遠志/電話のお姉さん
参加者のプロフィール

A5判190P

創刊 hb paper vol.001 田中美穂(蟲文庫)インタビュー

hb paper 001
hb paper vol.001 田中美穂インタビュー ¥500
高田馬場、海外旅行、チェーン店、高速道路、B級グルメなどを特集してきたリトルマガジン、HBが姉妹誌hb paperを創刊。 インタビューが中心となる隔月のジンですが、こちらも編集人・橋本倫史が興味をもったそのときどきの気になる人物に取材して、たっぷりと読ませる内容に。
創刊号の巻頭インタビューは、倉敷の古書店・蟲文庫の店主で、最近お店の事を書いた「わたしの小さな古本屋」を上梓した田中美穂さん。

コンテンツ—
intervew
田中美穂(古書店・蟲文庫店主)「意地で維持してきた、倉敷・蟲文庫の固着生活」
.
column
藤原ちから「コロコロ 演劇との遭遇についてのうろ覚え書き——トラム・タム・タム篇」
天野貴洋「駒込から浅草まで走るとき」
中川健太「独りで酒を呑むということ」
武田俊「僕たちのなりたかった『ヒーロー』」
.
journal
橋本倫史「ことばの効用について」

A5判36P

コミック FANTASY 19

コミックFANTASY19

コミックFANTASY 19(榎本司郎事務所)¥840

間もなく、電子書籍化を予定しているコミックFANTASY。紙の本は次号20号で終了のい予定です。残り少ない?紙での味わいをお楽しみください。

コンテンツは—-
(表紙)田中六大
田中六大「さわやかファミリー一家」
鮭夫「アップル」
秋元なおと「未来エコファンタジー 星子島区レポートI」
甲野酉「おかしな学校 5」
小野カロン「NEKROPOLIS ネクロポリス」
奇観鳥「カエカとオシケ 16青虫(後編)」
内海敏彦「薔薇の泉5 永い眠り」
サノマサコ/イラストギャラリー
佐藤弓生+イタガキノブオ「生きもの図鑑」
第18回コミックFANTASY大賞発表
竹原真由美/床下二間/謡犬ユネ

A5判140P

おかしい屋「OoooooKASHiiiiiii! PRESS」

OoooooKASHiiiiiii! PRESS

おかしい屋「OoooooKASHiiiiiii! PRESS」(MESS)¥630

渡辺明日香と松野綾香からなる、世にもおかしなお菓子ユニット「おかしい屋」。
生物と食物をテーマに、スウィートなお菓子や雑貨でもって、2011年からイベント・パーティーなどでお菓子をケータリングをしたり、お菓子のようなオブジェを作ってます。そんなおかしい屋の活動報告プレスを、自費出版レーベルMESSが制作。
見た事無いような奇妙なビジュアルのお菓子と、B級感溢れるタブロイド紙のジャンクな雰囲気をお楽しみください。

中にはカラーポスターが挟まっています。おかしい屋による販売雑貨、クッキーモチーフのバッジ付きでスペシャルプライス。

筒型 / タブロイド版4P+カラー1P(273×406mm)
100部発行 ゴムに代表作ミジンコクッキーにちなんだミジンコモチーフのバッジ付き。

OoooooKASHiiiiiii! PRESS

玉井美世子「また会う夢をみた」

また会う夢をみた

玉井美世子「また会う夢をみた」¥1260

curry noteなどのジンを発行してきた宮崎希沙による自費出版レーベルMESSから出たカードとしても使えるリング綴じの写真集。

写真家・玉井美世子が撮ったモノクロ・カラー作品の中から、作家とともに厳選した「しんしんとする」21枚を、灰色がかったボール紙へオフセット印刷することで独特の風合いを感じさせるカードに。一枚一枚に鳩目をつけてリングで綴じて密閉パッケージに閉じ込めました。裏面にも一枚一枚違ったフィルムが印刷してあります。
一枚ずつ外してカードとして使ってもよし、ランダムにパラパラめくって愉しむもよし…。
美しいと信じるものしか撮らない写真家がとらえた、儚く美しいものたちを愛でてください。
148mm×100mmリング綴じ、密閉パッケージ / ポストカード21枚入

また会う夢をみた

また会う夢をみた