月別アーカイブ: 2012年1月

アニメルカ特別号 マンガルカ vol.1 

マンガルカ

アニメルカ特別号「マンガルカ vol.1.0」¥1575

アニメ批評同人誌「アニメルカ」が増刊号の『背景から考える——聖地・郊外・ミクスドリアリティ』と同時に特別号も発行。「マンガルカ」!

【インタビュー】
●西島大介×さやわか「西島大介のひらめき☆マンガ学校 三学期0.00000000日目」
●夏目房之介「夏目房之介のマンガルカ夜話」
●三上小又『ゆゆ式』式

【論考】
●泉信行「人気漫画から学ぶ「漫画のうまさ」と「漫画とは何か」——『HUNTERXHUNTER』の技巧と『ハチワンダイバー』の挑戦」
●村上裕一「脱理の展開——『HUNTERxHUNTER』論序説」
●坂上秋成「ロマンティシズムの箱庭」を超えて——中村明日美子『Jの総て』論
●やごさん「マンガと出会うことの〈現在〉」
●峰尾俊彦「幻想郷の見る夢——「マンガ」としての東方Project」

【対談】
●toqmitz×mt-i「La Seconde Histoire——フランスとマンガの諸事情をめぐって」

【レビュー】
吉田アミ 『想いの欠片』/『カストラチュラ』
たまごまご 『花もて語れ』/『CYNTHIA_THE_MISSION』
かーず 『この彼女はフィクションです。』/『危険がウォーキング』
GOLGO31 『GIANT KILLING』/『ニューヨーク・ニューヨーク』
Revin 『ハチワンダイバー』/『えの素』
けーた 『忘却のクレイドル』
後藤檀 『平成生まれ』
もんすん 『ぼくラはミンナ生きテイル!』/『脳内ポイズンベリー』
真悠信彦 『O/A』
渡辺寂 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME』
ケタ 『学園ベビーシッターズ』/『封神演義』
田中埜土 『水域』/『純情パイン』

【マンガ】
ふみふみこ「だいぶ前からほろんでた、知らなかった?」
mot「マンガルカちゃん」
ナマエミョウジ「擬音カメラマン」「引力(野球ボール)」「壁ドン』

【表紙】西島大介×ふみふみこ
【デザイン】戸塚泰雄(nu)
【責任編集】高瀬司(反=アニメ批評)

A5判166P

おおむね月刊 東陽片岡 2012.01

月刊おおむね東陽片岡2012.01

おおむね月刊東陽片岡2012.01 ¥600

“おおむね月刊”らしく、8月号の次に出たのが10月号!(注:9月号はありません)、そして第3弾は2012年1月号という、時間にとらわれないジン「おおむね月刊東陽片岡」。表紙もカラーに戻って価格もファジーに変動。でも中身はいつだって100%東陽片岡です!

内容は——
巻頭言&お近況など
漫画:単行本に載せそこなった幻のお漫画シリーズ 東京片岡サムライ劇場「必殺起こし人が行く」
おひらせ「東陽片岡 こりゃたまらんショー」
こりゃたまらんコラム「温泉はたみゃら〜ん」の巻
漫画:東陽片岡の新ふにゃらか行進曲「たそがれビンボー食は電子レンジごはんだったのまき」
東陽片岡の『昭和の出涸らし』「懐かひいあの味この味ブルース」

今回の漫画も、演歌歌手藤原さん直伝のスパム+ごはんをはじめとした食に関する情報が織り込まれていて実用性?もあります。

B5判16P

堀道広「やったぜ母ちゃん見てるかマガジン」

やったぜ母ちゃん見てるかマガジン
堀道広「やったせ母ちゃん見てるかマガジン」(ベンチプレス)¥700

あらゆるジャンルが集まった謎の集団「ベンチウォーマーズ」による自主レーベル「ベンチプレス」。これまで、UMA、カレー、コミックと脈絡なしのリリースを展開!してきましたが、今回はメンバーの一人、漫画家、堀道広の個人作品集を発行。
2011年中に発表した作品を中心に短編5本と四コマを収録しています。

注目は、
1. レーシック手術が原因で角膜炎となり病院に対して原告団の一人となった堀さんがTVニュースに出ている写真や、裁判所で被害者席からの法廷の模様を描いたイラストが収録されている。
2. 99年に商業誌に掲載された2作目の漫画作品「力士のついた餅」をツッコミつきで再録したうえに、自らカヴァーした2011年ヴァージョンを収録。比較してみると、面白いです!

A5判68P 2011.10発行

アニメルカ増刊号「背景から考える」聖地・郊外・ミクスドリアリティ

背景から考える

アニメルカ増刊号「背景から考える 郊外・聖地・ミクスドリアリティ」(アニメルカ製作委員会)¥1050

コンテンツ—–
【インタビュー】
片渕須直「地図と聖地と千年の魔法」(構成:反=アニメ批評)

【レポート】
『けいおん!』聖地巡礼「場所と人の間に入り交じる幻想」
——「とよさと!」仕掛け人に訊いてみる豊郷小学校旧校舎群と桜ヶ丘女子高等学校のこと(構成:みやじ・はるを・よしたか)

【座談会】
みやじ・はるを・よしたか×tricken×反=アニメ批評「背景から考える —— 聖地・郊外・ミクスドリアリティ」(構成:反=アニメ批評)

第一幕 積み重なる意味、聖地化する背景
——『耳をすませば』/『らき☆すた』/『けいおん!』/『となりのトトロ』/『千と千尋の神隠し』
幕間I 萌え四コマのリズム、伝搬投資貨幣の明暗
第二幕 時間と空間、あるいはチュートリアルを可能にするものたち
——『秒速5センチメートル』/『化物語』/『涼宮ハルヒの消失』
幕間II 震災、怪異譚、ヒロイズム
Extra Contents 震災から考える
第三幕 アニメという魔法
—— 『マイマイ新子と千年の魔法』/『電脳コイル』/『超GALS!寿蘭』

【論考】
直会六人(tricken)「Different Strokes for Different Folks——パースペクティヴの交わる場所」
みやじ・はるを・よしたか「郊外と英雄をめぐる断章——デロリアン・しまむら・平沢唯」

【表紙】
イラスト:ちゃ☆ぺる(Sage)/ デザイン:戸塚泰雄(nu)
【責任編集】
みやじ・はるを・よしたか/tricken/反=アニメ批評
【製作】
アニメルカ製作委員会

A5判114P

武富健治責任編集「鈴木先生教科書ガイド2」

鈴木先生教科書ガイド2

武富健治責任編集「鈴木先生教科書ガイド2」(胡蝶社)¥700

緋桜山中学2年A組担任で国語教師の鈴木先生と生徒たちの学園生活を、過剰なまでの内面描写で描いた武富健治のヒット作『鈴木先生』。

全11巻でストーリーは完結し、連続テレビドラマ化されたことを記念し、作者自身が再びストーリーと登場人物を解説するガイドブックを編集しました。

巻頭カラーは、テレビドラマのコミカライズ、多くの写真でお届けするドラマの舞台裏潜入(原作者ならではのディープな潜入)。

1巻には未収録だった単行本8〜11に登場するキャラクターも加えた全キャラのポートレイトつき紹介と、作者の意図や描かれない設定なども公開した各話の解説を収録。

さらに、ドラマ用に演出部がスタッフに配布した「鈴木本」も収録。鈴木先生の紹介から、クラスの座席表や先生たちのリスト、実際の中学の時間割や給食、先生たちの平均的なスケジュールなど、実在の人物や学校に取材したかのような内容で、作品の中でキーワードとなる用語解説もついています。

作者だけでなく、ファンもスタッフもそろって、物語に描かれない設定や過程を想像し、ますます深化する鈴木先生ワールド。ハンパないです!

A5判120P