月別アーカイブ: 2012年1月

girl! vol.01 特集:腐っている、ということ

girl! vol.01
girl! vol.01 特集:腐っている、ということ(ガール社)¥945

性的あるいは心理的欠陥を抱えた女性というレッテルを貼られたりネタにされたり、またその同人活動が二次創作をメインにしていることから後ろめたさも手伝って、自らを語ることのなかった「腐女子」。存在が明るみに出ることをおそれ、語ること、語られることを避けてきたにもかかわらず、その文化は、現在カルチャーの文脈の中で着実に成長を続けている点に注目し、腐女子の目線から、非腐女子の目線から、あるいは腐女子文化を取り巻く男子の目線から様々に腐女子を論じ、腐女子論を特集!

【目次】
Girl’s side
伊達丸「腐ィルターごしの世界」
カヲリ「「男色」考〜「雑食女子」試論」
ふどううりくすこ「おたく地方民から視た腐の流れ」
干支きずな「「発酵」女子」

Boy’s side
船橋純「自己充足者のreflection」
ゆう「『東方永夜抄』における百合の構造」

Talk
腐女子×非腐女子「腐女子の思考回路」
腐男子×腐女子「腐男子の見る夢」
おたく×腐女子「腐女子の本体」

Article
遊木「ゼロ年代の総決算としてのAB!」
平山亜佐子「本朝異奘奇譚 またはヤマトナデジ娘☆七変化」
甘いぞ甘えび 小説「黄金の指輪」
ケタ「『カレカノ』と『フルバ』にみる「あなた」という「他者」」
りえ まんが「おくち汚しのおまけまんが」

B5判104P

a.k.productionのAKUMUストラップ、DIABOLOストラップ

AKUMU

ホラーテイストのフィギュアや体のパーツのストラップを手作りするa.k.productionの新作です。ひとつひとつの顔にしっかり個性が出ています。

AKKUMU ストラップ ¥5775

微笑みながら眠っているような子供の顔の裏側は、血管の切り口でいっぱい!
4cm×4cm×2.5cmくらいですが、ひとつひとつ手作りのため、形や大きさ、風合いに違いがあります。

AKUMU 裏面
  DIABOLO定番

DIABOLOストラップ ¥2415

大きさはタテ4.0cm×ヨコ5cmくらいですが、ひとつひとつ手作りのため、形や大きさ、風合いに違いがあります。 顔の皮をはいだばかりのように、ぬめっとした血肉色です。革紐を通し、ストラップになっています。 パターンは3種類。縁取りのように紐を通した定番、口を縫ったもの,目を縫ったものがあります。また3つの顔をつなぎ合わせた豪華版(¥4725)もあります。 DIABOLO 口ぬい  

DIABOLO 目ぬい

DIABOLO 3つ顔

2011年をちょっと振り返る 去年タコシェで売れた本

昨年を振り返って、タコシェでよく売れた本を調べてみました。

【文芸部門】

2011年書籍

中原昌也『死んでも何も残さないー中原昌也 自伝ー』(新潮社)
小明『アイドル墜落日記』(洋泉社)
杉作J太郎『杉作J太郎が考えたこと』(青林工藝舎)

【コミック部門】

2011best comics

大橋裕之『シティライツ』(講談社)
早見純『愛蔵版 血まみれ天使』(久保書店)
丸尾末広『少女椿』(青林工藝舎)

 

【自主制作部門】

小明『小明のあかほん』(品切)
武富健治『鈴木先生教科書ガイド1』
kensyouhan『唐沢俊一検証本 vol.4 ガセビア編PART2』
『溺死ジャーナル』
田房永子『むだにびっくり えろしぼり』

V.A 「ユニコーンの匣 或いは 少女をめぐる幻想」

ユニコーンの匣

V.A「ユニコーンの匣 或いは 少女をめぐる幻想」(さわらび工房)¥2520

宇野亜喜良のキューレションでスパンアートギャラリーにおいて2011年末に行なわれた「少女幻想」展にあわせて作られたカタログ。

参加作家は
浅野信二/味戸ケイコ/東逸子/イヂチアキコ/ 伊藤潤二/宇野亜喜良/大友暢子/Os/金子國義/ 北見隆/沢渡朔/真条彩華/高田美苗/高橋葉介/ 建石修志/たま/トレヴァー・ブラウン/中村宏/ 西岡千晶(西岡兄妹)/Toru Nogawa/野村直子/深瀬優子/ 町野好昭/丸尾末広/水森亜土/村沢美独/ 森口裕二/山本じん/山本タカト/山吉由利子

A4判 ポートフォリオスタイル 筒函 全32葉(内作品30葉)
キャプションデータ冊子付き
ユニコーンの匣 丸尾末広ユニコーンの匣 町野好昭
ユニコーンの匣 トレヴァー・ブラウンユニコーンの匣 イヂチアキコユニコーンの匣 山本タカト

怪処 vol.02 特集:怪談の現場/怪店営業中

怪処vol.02

怪処 vol.02 特集:怪談の現場/怪店営業中(とうもろこしの会)¥1000

怪談、オカルトの研究・取材を行うとうもろこしの会が年2回(夏・冬)発行するオカルトスポット探訪マガジン。

巻頭特集は「怪店営業中」。強壮にも効果大?な漢方ショップ、密教空間でシーシャを嗜めるバー、科学者マスターとの交流がキモのサイエンスバー、ゴールデン街の占いバー、不思議なパワーを隠し味として注入するたこ焼き店などなど、怪しい雰囲気と”パワー”を感じることができるお店を紹介。

「怪談の現場」では、ライター陣の奇妙な体験ストーリーとその現場写真で構成。百話物語のような雰囲気!?。

「長野 またひとつの霊」では、縄文時代の遺物が多く残る長野を訪ね、山岳信仰に代表されるような、大和朝廷に組み込まれる以前の土着宗教の名残りや、宗教空間を巡る。また、大二次世界大戦末期に本土決戦に備えて作られた地下壕、松代大本営や忍者資料館、ベニテングダケ狩りとその試食体験も掲載。

インタビューはホラーギャグ漫画家の押切蓮介。自身の作品にも影響を及ぼした、押切ファミリー(実家)におこった怪談のようなギャグのような実話を語る。

ほか、「追悼・小松左京「くだんのはは」の地へ」潜入ルポ「米軍エリア51 UFO秘密基地」、怪書紹介など。

B5判56P オールカラー