月別アーカイブ: 2010年8月

Phew「Five Finger Discount」

Phew「Five Finger Discount」¥2800

寺山修司からプレスリーまで20世紀ポップスの名曲をPhewがカヴァー。
Phew、実に15 年ぶりとなる待望の新作ソロ・アルバム!全曲カヴァー、セルフ・プロデュースによる唯一無比の傑作!

全曲オリジナル曲で構成されている前作『秘密のナイフ』が発表されたのが1995 年。その後も様々な形態で活動してきたPhew だが、ソロ名義に立ち戻っての久々の新作は全曲カヴァーという、意外なようでいて、これまで以上に歌い手としてのPhew の全貌を浮かび上がらせる作品になった。収録曲には、寺山修司作詞の2曲(「世界の涯まで連れてって」「時には母のない子のように」)、永六輔作詞/中村八大作曲の2曲(「どこかで」「夢で逢いましょう」)、同じく中村八大作曲で水原弘が歌った「素晴らしい人生」、これまでライヴのレパートリーとして時折歌われてきたエルヴィス・プレスリーの「Love me tender」、さらには坂本龍一『B2-UNIT』収録の「Thatness Thereness」もあるが、とりわけ興味を引くのが、加藤和彦/フォーク・クルセダーズの3 曲(「オーブル街」「ふしぎな日」「青年は荒野をめざす」)。それぞれにPhew の歌の異なる側面が引き出された素晴らしいカヴァーになっている。ただひとり全曲参加のジム・オルークを筆頭に、Phew 自身が「自分の歌の良き理解者ばかりだった」と語る、錚々たる参加ミュージシャンの顔触れにも注目!

●参加ミュージシャン:ジム・オルーク, 石橋英子, 山本精一, 山本久土, 山本達久, 向島ゆり子, bikke
●録音・ミックス:内田直之(DRY & HEAVY, LITTLE TEMPO, キセル 他)
●マスタリング:中村宗一郎(ゆらゆら帝国, BORIS 他)

▼曲目
01. オーブル街
02. 世界の涯まで連れてって
03. 時には母のない子のように
04 . Love me tender
05. Thatness and Thereness
06. ふしぎな日
07. どこかで
08. 素晴らしい人生
09. 青年は荒野をめざす
10. 夢で逢いましょう

<特典CDR>Phew+Dowser『5・指・値引き』(1曲 8:24)
Phew(voice,IC recorder)+Dowser(others)
イラスト:五味岳久(lostage) デザイン:阿部つよし

※お知らせいたしました特典CD-Rの内容に間違いがありましたので訂正いたします。(イヌのぽんちゃんの歌はこちらの特典の中には入っていません)

PLANETS 7号 特集:ゲーム批評の三角形

PLANETS7

PLANETS 7号「特集 ゲーム批評の三角形」(第二次惑星開発委員会) ¥1890

ゼロ年代の批評を開拓してきたPLANETSが、これまでの流れに加えて、いよいよテン年代の表現の批評を展開。

【カバーガールインタビュー&グラビア】
松井玲奈(SKE48) 「名古屋の美少女が見せた“マジ”」

【巻頭特別座談会&グラビア】チーム・ホルモン同窓会 指原莉乃×高城亜樹×仁藤萌乃×小森美果:AKB48(およりSKE48,SDN48)出演のテレ東の深夜枠のヤンキー学園ドラマ「マジすか学園」内の不良5人組チームホルモンが登場。

『伝説巨神イデオン』30周年記念
【対談】戸田恵子×坂井真紀/“イデ”に取りこまれた女たち

『ちりとてちん』再放送記念
【対談】茂山宗彦×加藤虎ノ介/3×4=∞ ——徒然亭小草若×徒然亭四草

【緊急特別対談】川村元気×山本寛
日本的想像力を「撮る」 ——日本映画とアニメーションのターニング・ポイント

【インタビュー】ラリー遠田の「この芸人を(もっと)見よ!」
西野亮廣(キングコング)「楽しいのが好きなんです」

【座談会】ザ・ギース×夙川アトム×宇野常寛×ラリー遠田
「ゲーム化するお笑い」のゆくえ(前編)

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《特集》ゲーム批評の三角形(トライフォース) アーキテクチャ/コンテンツ/コミュニケーション

【インタビュー】堀井雄二(ゲームクリエーター「ドラクエ」)/日本ゲームの進化が向かう先

【特別対談】ZUN×竜騎士07 同人ゲームが起こした「奇跡」の真価

【インタビュー】松野泰己/市場が鍛える「作家性」のゆくえ
【インタビュー】柏木准一/『カオスシード』というハイブリッドはなぜ成立できたのか
【インタビュー】芝村裕吏/ゲームの溶解と脱・物語のコンテンツ戦略
【インタビュー】田中剛/『モンハン』が変えたゲーム・コミュニケーションの未来
【インタビュー】内田明理/『ラブプラス』が書き換えた“現実”

【鼎談】王雀孫×桜井光×タカヒロ/美少女ゲームの突破口 ——新たなる「楽園」を探して

日本ゲームの進化史
40 80年代前半/ゲームカルチャーの勃興と古典ジャンルの成立
44 80年代後半/ファミコンブームとゲームの「日本化」
48 90年代前半/スーファミ一強時代の爛熟とニューウェイブの胎動
52 90年代後半/「次世代機競争」がもたらした3D革命とライトコンテンツ化
56 00年代前半/ゲーム産業の二極化と発展の終焉
60 00年代後半/コミュニケーションの全面化とゲームの拡散

メーカーブランド名鑑
ドラクエ/FF全ナンバリングタイトルクロスレビュー
Critical Contents 〜ゲーム史を照射するタイトルたち〜

【コラム】シロクマ/シューティングゲーム30年史
【コラム】徳岡正肇/「洋ゲー」を「洋ゲー」たらしめるもの
【コラム】青木摩周/アナログゲームの歴史と現在
【コラム】tokada/MMORPGプレイヤーの高度な社会秩序
【コラム】菊地映輝/とある非モテの社会遊戯

【座談会】青木摩周×井上明人×中川大地×濱野智史×宇野常寛
ゲーム批評の三角形 ——アーキテクチャ・コンテンツ・コミュニケーション

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原宿ニューディケイド ——変貌するファッション・ストリート
【対談】米原康正(エディター・フォトグラファー)×増田セバスチャン(6%DOKIDOKI)/「カワイイ」文化と原宿のゆくえ
【コラム】浅子佳英/裏原宿は本当に何も生み出さなかったのか
【連載】東京ストレンジウォーク location4 魅惑のオセロ・シティ 原宿・表参道

カオス/破滅*ラウンジ(中間)総括
秋葉原から遠く離れて ——オタク的・ギーク的想像力の現在
【座談会】黒瀬陽平×梅沢和木×荒川智則×濱野智史×宇野常寛
破滅クルーの世界にようこそ
ギークハウスと破滅について

『伝説巨神イデオン』30周年記念
「イデ」再考 ——流星おちる果て、あるいは因果地平へ

【座談会】石岡良治×奈落一騎×宇野常寛/“イデ”に取りこまれた男たち
【イラスト】竹×イデオン

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NHKドラマがやばすぎる件について

【作品ガイド】
龍馬伝/ゲゲゲの女房/八日目の蝉/その街の子ども/火の魚/
リミット 刑事の現場2/つばさ/咲くやこの花/チェイス/ちりとてちん

【クリエイター・インタビュー】
遠藤理史  『ちりとてちん』はいかに作られたか?
黒崎博   『帽子』と『火の魚』 ——ふたつの「老い」をめぐって
戸田山雅司 『つばさ』と母性のジモト回帰

【対談】成馬零一×宇野常寛 NHKドラマが(ほかにも)ヤバすぎる件について

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【論考】クッキ・チュー/井上明人/青木摩周

【連載】大見崇晴/麻草郁/三ツ野陽介

【コラム】青山ようこ/藤谷千明/岡田康宏/有田シュン

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PLANETS SELECTION SPECIAL 惑星開発座談会

潔く柔く/森田真巧×松谷創一郎×横井周子+宇野常寛
仮面ライダー×仮面ライダー 『W』&ディケイド MOVIE大戦2010/角谷信太郎×真実一郎×浅子佳英+宇野常寛
マジすか学園/アボンヌ安田×三ツ野陽介×藤谷千明+宇野常寛
曲げられない女/ 成馬零一×橋本倫史×湯原可菜+宇野常寛
Angel Beats!/ 黒瀬陽平×坂上秋成×菊池俊輔+宇野常寛

PLANETS Selection 2010夏

ガールズトーク2010 ——ライブハウスの人間関係(なんて語っても仕方がない)

【特別インタビュー】中沢新一

日本的想像力へのパラレル・ダイブ ——「歴史」の外へ、「日常」の中へ

■巻末対談トリロジー■
【コンテンツ編】福嶋亮大×宇野常寛     ネットワーク下の想像力のゆくえ
【アーキテクチャ編】濱野智史×宇野常寛   リトル・ピープル派宣言2010
【コミュニケーション編】荻上チキ×宇野常寛 偏在する思考/批評の場をめぐって

A5判352P(うちカラー32P)

黒のマガジン02号「特集 水木しげる」

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黒のマガジン 02「特集 水木しげる」¥600

前号から約2年ぶりとなった理由は、特集の水木しげる研究にそれだけの月日をさいてしまったため。連ドラ「ゲゲゲの女房」に便乗するつもりではかったものの、偶然にも水木ブームの中での発行となった。といっても、内容は、超マニアック!!! 水木作品の中に挿入されている数々の名画、オブジェ、有名人、はたまたアシスタントのペンタッチなどを探し出し、そこから水木の作画方法やアイデアソースを見つけだし「水木大好き!」を叫ぶ渾身の企画。編集人で漫画家の藤本和也と漫画評論の足立守正が対談を行ない、その中で様々な注目点をあげ、実際に検証しています。最近の様々な水木特集の中で最もディープ!!?

本編では、炭子部山貝十、顔画工房、大橋裕之らが執筆。藤本和也の代表作「ふらふらふらり」の続編も読めます。

A5判98P

あらいあき「チュウチュウカナッコ」

kanakko

あらいあき「チュウチュウカナッコ」(青林工藝舎) ¥1050

70年代も終わり。そんな頃ー
福々軒のウエイトレス、カナエカナコはコミュニケーション能力ほとんどゼロ。そんなカナコと、わりと人生下手、かもしれない人々による、ペーソスあふれるキュートなボンヤリ物語。ヒネヤ商店街は、今日もにぎやか。

約10年の歳月をかけて描いたカナエカナコを中心とした、そのバイト先の中華料理店”福福軒”周辺のカナコと同世代の人々の物語。コニュニケーション力のなさゆえに、客商売でもいドン臭いだけのカナコの内面描写が中心ですが、長いブランクを経ての後半は、バイト先や周辺の人々に不憫に思われたりからかわれたり、風変わりなバンド”グルグルゾンビーズ”が登場し、カナコもその活動に巻き込まれたりと、カナコを中心としたヒネヤ商店街の青春群像のようになってゆきます。

著者のあらいあきは—-90年代初頭からマンガ・イラストレーションを手がけ、いくつかの作品を発表したのち、99年に第一回アックスマンガ新人賞奨励賞受賞。2001年より「アックス」にて『チュウチュウカナッコ』連載開始。役者として大人計画公演『ファンキー』(96年)、『ヘブンズサイン』(98年)、井口昇監督映画『クルシメさん』(97年)、『恋する幼虫』(03年)などの主演作がある。本書が初のマンガ単行本。
作品の中には、(実在しないけど、どこかリアルな)前衛演劇の演出家やアマチュアバンド、アルバイターなどなども出てくるのも楽しいです。

サイン入りの本に加えて、特典として栞とチラシ(これは、本では描かれていない、海に行く主人公たちの車中の様子1P分のマンガと、裏面にメッセージとラフスケッチがのっています。チラシは倉敷の蟲文庫とタコシェでのみのオマケ)がついています!
B6判196P

KANAKKO

おまけはチラシとしおり。

また、このチュウチュウカナッコの番外編みたいなお話を収録した自費出版本「ゼンマイアタマ」もお取り扱いしてます!

それから、来る9月12日(日) 15:00〜18:00 あらいあきさんを招いての店内イベントを予定しております!

つりたくにこ『北斗七星と海蛇』

NHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』に登場する南明奈演じる少女漫画家”河合はるこ”の元ネタでは? という説でにわかに注目を浴びている女流「ガロ」作家、つりたくにこの逝去後に刊行された500部限定の短編童話集の最後の在庫が入荷しました。
オールカラー絵本で箱入り。ストーリー部分も作家による手書き文字になっていて70年代らしい雰囲気も伝わってきます。ページの上に付録の豆本が添付してあったり、こだわりのある造本。新品です。
179×126 48P

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つりたくにこ「北斗七星と海蛇」¥1890

NHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』に登場する南明奈演じる少女漫画家”河合はるこ”の元ネタでは? という説でにわかに注目を浴びている女流「ガロ」作家、つりたくにこの逝去後に刊行された500部限定の短編童話集の最後の在庫が入荷しました(シリアルナンバーつきはこれが最後となります。次回以降は、ナンバーなしの予備分からの納品になります)。

オールカラー絵本で箱入り。ストーリー部分も作家による手書き文字になっていて70年代らしい雰囲気も伝わってきます。ページの上に付録の豆本が添付してあったり、こだわりのある造本。新品です。

179×126 クロス装上製 函入 48P

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こちらの画像は見開きの一部です。実際はさらに両端に絵が続いています。