K8 vol.01 サヨコ、OTO、いとうけいこ ¥630
毛利嘉孝×萱野稔人の対談を掲載し、好評だった準備号に引き続き、この社会をいかに生きるかの提言を行なうミニコミK8。
1号は100年に一度の経済危機だからこそ、見極められる市場原理の破綻、彼らが作り続けてきた音楽のように普遍な人間らしい生き方をサヨコ、OTOにインタビュー。
サヨコ(ex.ゼルダ) インタビュー
OTO(ex.じゃがたら) インタビュー
五所純子「三半規管のリンパ液には機関車が沈んでいる」小野祥子「釜ヶ崎のミラクル 紙芝居劇むすび――『紙芝居ライブ〜おじさんとわたし〜』レポート」
いとうけいこ インタビュー「21世紀 天国注射の朝」
天国注射の朝と宴 ギャラリー
カンバセーションピース 其の二 :岩淵弘樹(『遭難フリーター』監督兼派遣社員)×戸塚泰雄(『nu』編集発行人、デザイナー)
四六判80P
ところで、この本の発行人、児玉さんは九十九里海岸を臨む千葉県・長生村にインドカレーのお店”こだまや”を3月12日にオープンしました。K8の提言の実現の場にもなる地元の、あるいは直栽培の野菜を使ったカレー屋さんのようです。茂原駅の方になります。都心からはちょっとかかりそうですが、海に行くときなどに、どうぞ!
月別アーカイブ: 2009年3月
日々 15
日々 15 ¥735
●ギャラリー・イラスト訪問
「ギャラリー やまほん」
(表紙を折り返した中に描いてあるので見落とさずに!)
オーナーが自宅倉庫を自ら改装して作った気持ちよい伊賀のギャラリースペース
●無農薬無化学肥料の野菜作りを始めた
石毛恵美さんの日々
—東京生まれで、東京で会社員生活を送っていた石毛さんは40歳をすぎて単身山梨に移り、無農薬無化学肥料で農業をはじめた。そんな石毛さんのもとに20年来の友人でエッセイスト石田千さんが訪ねてゆく。
—エッセイ「ジャガーとばったがいる畑」石田 千
・私のキャラクタースクラップ帖 久保百合子
・「バルセロナオリンピックのマスコット」
●花店「小路苑」の主吉田耕治さんの花の不思議と魅力
神楽坂にある花店「小路苑」の魅力の秘密を探るため、店主・吉田耕治さんの花の仕入れからお店に並ぶまでを密着取材。吉田さんが生けた花の写真からもその魅力は伝わってきます。表紙も小路苑のキングプロテアの花。
・飛田和緒の印象に残った「いただきもの」
・うつわの履歴書 三谷龍二「枝楊枝」
・米沢亜衣さんが作る「イタリアの日々のごはん」
・桃居・広瀬一郎さんが注目している長峰菜穂子さんの工房を訪ねる
・公文美和の写真日記「おいしい日々」
・連載 おいしいを作る人:「群林堂の豆大福は青春の懐かしい味」
・日々のお気に入り「花器」
・本棚探訪 堀部篤史「ちょっとピンぼけ」
B5判40P
本の手帳 06「本好きが語る本の蘊蓄詰め合わせ」
本の手帳 06「本好きが語る本の蘊蓄詰め合わせ」 ¥1050
そこに書かれている事だけでなく、本という形やそれにまつわるアレコレが好きな田中栞&大貫伸樹両氏による本好きが好きになる冊子。
豆本や蔵書票などアクセサリー的要素をガーリーに追究する田中編集号と、装釘やデザインを検証したり歴史を辿って蘊蓄を語る大貫編集号とが交代に発行されますが、今回は大貫氏による特集号。
●大貫伸樹「佐野繁次郎の装丁本と、横山利一『機械』『時計』の装丁」
●中村惠一「挿絵画家竹中英太郎のデビューの頃」
●田坂憲二「小津本紳士録 2」
●坂口博「黒田静男と「芸林」」
●滝口富夫「再読 天平の甍――初老書籍製作者の昔語り」
● 堀口稔「『新聲』の記事から」
中綴じの綴じ目に近いページにゆくほど版面をノド(本の中央)に小刻みに近づけてどのページも同じレイアウトに見えるように”いい仕事”をしている佐野繁次郎装釘の横光利一著「機械」を、細かく写真で検証しながら佐野装釘が極みを堪能!
また挿絵画家・竹中英太郎誕生秘話とでもいうべき、初期の動向と画風を確立する過程を探るなど、蘊蓄がいっぱい。図版も通常の書評の書影と違って大きく使われていて贅沢。
A5判64P
週刊車窓 2008年7月〜12月分
週刊車窓 2008年7月〜12月分 ¥500
タコシェや吉祥寺のバサラブックス、高円寺の古本酒場コクテイルに毎週届けられる、中央線の中野〜吉祥寺間の車窓風景をレポートし続けるフリーペーパー「週刊車窓」の2008年下半期分を原寸でそのまま再録したもの。
フリペはA5サイズの片面モノクロ印刷ですが、冊子化にあたり、片面に自らが撮り下ろした写真を収録。電車や車窓からの景色を切り取っており、中央線利用者にとっては「そうそう」と頷くいつもの景色でいながら、10年後、20年後にはたまらなく愛しくなりそうな、大切な今、私たちがいるところ、がとらえられています。
内容は、たまたま電車に乗り合わせた他生の縁ある皆さんに向けての、語りかけ。電車から見える建物、広告、車内の様子を、一本の木や消えている電灯にいたるまでを観察し、果物が実っていた!などという見過ごしてしまいそうな喜びや発見を、欠かさず届けてくれるのです。
編集人は「どくろく」こと「どくしんしゃによるどくしんしゃのためのろくでもないざっし」も発行している、一般女性(お勤め人)。
もしかすると、中央線に乗ったあなたの隣に、中吊りに鋭い視線を注いだり、窓の外の街の変化に心の中で一喜一憂している女性がいるかもしれません。と、思うと、中央線沿線とその町並みも、これまでよりすてきに見えてきます。
A5判60P
新文学 ゼロ年代の学生運動
新文学 01「ゼロ年代の学生運動」 ¥500
二人の編集者がそれぞれ、「ライトノベル、デジタルノベル、キャラクター」と「ゼロ年代の学生運動」という異なる特集を作り、ゼロ年代を問う文芸誌。
特集 ライトノベル
・『イメイザーの美術 』(ガガガ文庫)の著者・灰原とうインタビュー・『ライトノベルを書きたい人の本』『ライトノベル文学論』などライトノベルの動向に詳しい榎本秋へのインタビューとその著作「ライトノベル2008〜ライトノベル文学論」のダイジェストを掲載。
・泉和良の名前でライントノベル『エレGY』などを書き、ジスカルドの名前でゲームを作る作家の自己対談「緊急対談! 泉和良×ジスカルド」,
特集 デジタルノベル
「ケータイ小説的。“再ヤンキー化”時代の少女たち」の著者・清水健朗による現代消費論「ケータイ小説的。」外伝 オタク・スイーツ化する年独身生活者たち」
特集 キャラクター
・濱野智史『「初音ミクに出馬させてみた――「共有党宣言」のための覚書」
・黒瀬陽平(Review House)『釘宮理恵はなぜ偉大か? ―「役者」から「キャラ」へ」
天野年朗「アスペクト論」
特集 ゼロ年代の学生運動
インタビュー:法政大学運動体/花咲政之輔(早稲田大学運動体)/古澤克大(革命的非モテ同盟)/法政大学統一OB会
・松平耕一「ライトテロルの新文学」
対談 天野都市朗×松平耕一「秋葉原から考える」
A5判96P