はなうた 02 ¥609
表紙はご覧の通り、はなうたのように地味なのですが、一部が丸く切り抜かれて目次の写真の一部が顔の覗かせるなど、ひっそりと凝った本です。
この号のテーマは橙。
イラストレーターでいて、木を使った暖かみのある鞄やオブジェを作る藤本将氏(Aiken Drum)に取材し、木という素材に出会うまでの紆余曲折を訊きつつ作品を紹介。
曽我部恵一バンドインタビューや藤本将氏のウッドバッグに組み合わせてのファッションページ、世田谷のHORIGUCHI COFFEE、オレンジのカーテンをつけた車でランチタイムに移動する南国ハーブカレー屋さんアイランドスタイル・コナカレー、などを取材。
ほかには、デザイナーやバイヤーが選んだ、だいだい色のお気に入りアイテム、レビューコーナー、にんじんクリームスパゲティのレシピ。
B5判32P
月別アーカイブ: 2008年11月
Girls' comic at our best! vol.03 特集:岩本ナオ
Girls’ comic at our best! vol.03 特集:岩本ナオ ¥400
タイトルの通り、少女漫画を題材として評論やエッセイの専門ジン。これまでB5判コピー仕様だったのが、オフセット印刷のA5判冊子に。内容的にも、これまで特集に特化して記事を集めてきたを、この号から特集以外の内容もひろく掲載することになりました。
今回の特集は2004年にデビューし、最近では『町でうわさの天狗の子』で注目の岩本ナオ。
現在の少女漫画シーンでの岩本ナオの重要性を探ります。
●座談会「天狗会議’08」(卯月四郎・高柳紫呉・野上智子・野中モモ・真悠信彦・峰尾俊彦・やごさん・柳田・sayuk)
●岩本ナオ(だいたい)全作品レビュー(sayuk)
●レイト乙女ちック・ゴーズ・オン!(sayuk)
●岩本ナオのやさしい世界(高柳紫呉)
●天狗のお面の下はニヤニヤ(柳田)
●「友達からはじめ」ること、「友達でいい」こと(sayuk)
●岩本ナオ私見(真悠信彦)
●「ふわふわ」のリアリティ(sayuk)
●少女マンガのモデル化に関する試論(高柳紫呉)
その他の記事は——————————–
●衛藤ヒロユキ『魔法陣グルグル』ってほとんど少女漫画じゃない?という対談なのです。(見月みーすけ×sayuk)
●わたしたちの「黒い羽」問題――ヤマシタトモコ「恋の心に黒い羽」をめぐって(sayuk)
●ときに作品のテクニカルな部分にこそ本当の気持ちは宿ったりして/三嶋くるみ『ろりーた絶対王政』について(月読絵空/春になるまで待って)
●『NERVOUS VENUS』(を、今読むこと)について(sayuk)
●と語る○○先生。(sayuk)
A5判58P
昭和プロレスマガジン16
唱和プロレスマガジン16「プロレス夢のオールスター戦」 ¥1000
くめどもつきせぬ昭和プロレスの世界…!
これまで団体別に特集を作ってきた昭和プロレスマガジンだが、今回は初の試みとして、昭和54年の新日本プロレスと全日本プロレスを軸に国内外のマット界の勢力分布図が大きく変わった転換期のビッグイベントを特集。多くの映像資料を見直しての労作です。
「昭和54年ヒストリー」では、夢のオールスター戦実現までのリング上とリング外での各団体やレスラーの戦いぶりを追いつつ、イベント当日8月26日以後の本番の模様を検証。裏話や後日談も紹介。
あわせて「新日本プロレス・シリーズの歴史 昭和54年」と「全日本プロレス・シリーズの歴史 昭和54年」を収録。また当時の新日本と全日本のレスラー名鑑やワールド・プロレスリング放送記録も。
B5判108P
後藤友香「鉄道画集」発売記念 展示&来店アワー
書評王の島 vol.02
書評王の島 vol.02 ¥900
先日入荷した1号に次いで、新刊の2号目が入荷しました!
池袋コニュニティ・カレッジで行なわれている豊崎由美さんの講座「豊崎由美の書評の愉悦」から生まれた書評本!
講師と名乗りながらも、課題図書に対して毎回、無記名で書評を書き、全員で好評し、その週の”書評王”を選ぶというユニークなシステムで御本人が王座についたことは少なく、ことほどさように一筋縄ではゆかない書評の面白さをゲストや参加者とともに、誌上に再現したのがこの本。
インタビューは『肝、焼ける』で44歳のデビューを飾った朝倉かすみさん。最近ではゴス系の本の装丁などでも活躍のデザイナー・ミルキィ・イソベさん。
編集者たちを招いての座談会「書評メッタ斬り!」、マーク・Z・ダニエレブスキーの膨大なフィクション『紙葉の家』を豊崎由美がどのように読んだかを、その読書メモや完成した書評を見ながら探る。(付箋の使い方やチェックの方法など、便利なノウハウなども公開)。
1号と同様に読書しかできない無人島で読む本を紹介するレビュー集「38人の島、38冊の本」(石原荘一郎、佐々木敦、永江朗、枡野浩一、仲俣暁生、らが参加)、書評王に輝いた12のレビューを収録。
(1号から値段がかわっていますがそのぶん増ページで内容も充実です)
A5判88P