日別アーカイブ: 2008 年 4 月 3 日

山田勇男「戯れ」

山田勇男漫画集「戯れ』 ¥2625

 
 『アンモナイトのささやきを聞いた』や、つげ義春原作の『蒸発旅日記』などの映像作品の監督であり、美術家の山田勇男が『夜行』や『幻燈』に発表した、「日向の匂ひ」「浮世」「戯れ」「うつぶせ」「いたずら」「みち草」「みどり龜」「冬の猫の鳴き聲」の8篇に、書下し「ダンディズ夢の涙」を加えた「瑠璃シリーズ」作品集。
 巻末に、原マスミ(ミュージシャン・画家)との対談「ポール・デルボーの死に寄せて」「シュールレアリズムの墓場から」と天野天街(劇団「少年王者舘」主宰)との対談「日本映画の夜明け」「曖昧さのリアリティとは」を収録。松枝到(和光大学教授)の評論「夢のトポス」が栞としてついています。装丁:天野天街
A5判上製 240P 限定380部

またしても熱く邦画を応援するジンが…「DVU」

DVU 01  ¥1000

 2007年に劇場上映された、自主映画の監督や製作関係の人のインタビューや対談を中心としたジンです。
『ラザロ』や『ヒミコさん』のパンフやいまおかしんじのシナリオなどを発行している松島政一氏の松島出版こと「現代映像研究会」の出版リストがカラーの書影入りで掲載されていいたりします。(映画秘宝にて柳下毅一郎氏がもっぱら勝手パンフを作る松島出版を紹介しつつ、その目録を作ってほしい、と言っていたのに応えるかのように、ビブリオグラフィーでその業績を紹介しています)
コンテンツは—-
序文に代えて
「おもしろさ」は価値観を超える 高橋洋インタビュー
自由にやっているつもりが一番恐ろしい 諏訪敦彦インタビュー
「現代映像研究」とは瞬発力の連続だ 井上紀州×松島政一
現代映像研究会出版目録
いま「自主映画」が補うものとは 井上紀州×松江哲明
日記(編集人による日記)
A4版116P

Le Muscle Carabine 最新号入荷しました

Le Muscle Carabine 02Amyotrophie Spinale Cahier – Etat second  ¥2520

 イラストのほか影絵手法の絵や舞台美術を手がけたり、自費出版にも取り組むアーティスト、ステファン・ブランケのUnited Dead Artistsが編集発行する雑誌 Le Muscle Carabine の最新号が入荷しました。
 作品のディテールまで味わえる大判の見開き2ページに1アーティストといった割合で、いろいろな世代の東西のアーティストが登場しています。
 今回はElles sont de Sortie誌で活躍したパルカル・デューリーやリシャール・ブルーノから、フランスのフェティッシュアートを代表するジル・ベルケ、ミルカ・ルゴシ、アメリカのデヴィッド・サンドリンらとともに、日本から市場大介、春川ナミオ、友沢ミミヨが参加しています。
 参加アーティストは掲載順に—-
  Daisuke Ichiba, Pascal Doury, Namio Harukawa, Robert Crumb, Blanquet, Remi, Aurelie William Levaux, David Sandlin, J.Rosen, Chris Hipkiss, Gilles Berquet, Mirka Lugosi, Francesco Defourny, Mimiyo Tomozawa, Placid, Bruno Richard, Lolmede, Xavier Robel+& Helge Reumann, Frederic Fleury, Blex Bolex
300×400 40P(カラー/モノクロ)
 付録でMarie-Laure Dagoit「La Jolie Colonie de Vacances」(表紙写真はジル・ベルケ)がついています。120×180 20P