月別アーカイブ: 2008年1月

SOH—週刊オオハシ8号

週刊オオハシ8号 ¥630

 タコシェで展示中の大橋裕之さんが編集・発行するオレマガジン週刊オオハシの最新号が先日の来店アワーにあわせてできあがりました。おかげさまで、似顔絵にチャレンジした来店アワーにも大勢お運びいただき(!)、大橋画伯は初似顔絵ライブにも淡々と取り組み、お客様のお顔に似せた絵を描ききることができました! ありがとうございます。
 さて、一番新しい週刊オオハシは—-
 冒頭に読み切り大作「Winter Love」を掲載。冬のある日、寝袋ひとつであてのない自転車旅行に出た男のだらだら道中を描いています。
 連載作品「日々」「太郎は水になりたかった」「ジャンプ少年ヒトシ」「宇宙入門」も続行中!
 裏表紙にしまおまほさんがゲスト参加。大橋マンガのキャラをキュートに描いています。
A5判82P

少年懐古王 2007冬

少年懐古王 2007冬  ¥2625

 昭和の少年文化を発掘する少年懐古王の第三号が入荷しました。
 駄菓子屋の前にあったガチャガチャ「コスモス」について、元社員にインタビューしつつ、そのコンテンツと衰勢を検証。チョロQみたいなチョロカー、スライムそっくりのスライミー、ルービックキューブと同じ六面キューブなどのインスパイア商品(パクリとも言う)の数々も挙げられ、ロッテにくりそつなロッチを出したことで社長が逮捕され会社が解散に追い込まれガチャが姿を消していった…という当時の子供たちの間に語り継がれてきた伝説の真偽も判明する!
 ほかに、本格派調理器玩具「ママレンジ」(ホットケーキなどがやけるんです)、学年誌、昭和40年代の子供たちのグッズなどの懐かしネタから、図書館活用法、インターネット勉強法などなど。

 今回は本誌の記事でも触れられている魅力の付録つき。35ミリカメラ、AMポケットラジオ、双眼鏡、目覚まし時計、少年機能ツールの5大付録がついています!
A5判126P

sunnybook vol.01 「特集/文字」

sunnybook vol.01 「特集/文字」 ¥500
 すてきな人の周りにあるモノを通して、不可視な魅力の一端をとらえる…という手法で、毎回一つのテーマで様々な人に週材して話をききながらその方の道具や愛用品も拝見する。

 初回の特集は”文字”。アートディレクター(サントリーのウーロン茶の広告などを手がける)葛西薫の明朝体へのこだわりと40年使い続けている色鉛筆(買い替えなしに!)、書籍装丁を多く手がけるアートディレクター(ku:nelなど)有山達也の書体の選び方や文字の並べ方と愛用万年筆や灰皿、活版印刷の嘉瑞工房の高岡昌生が実践する美しい組版やタイポグラフィと活字や印刷機、グラフィックデザイナー永原康史の考える文字のこれから…というように4人に取材。
181×181 30P

19日(土)から大橋裕之大原画展です

謎な漫画の軌跡を一挙公開! 新境地”似顔絵”にも挑戦!
大橋裕之大原画展!!!
2008年1月19日(土)〜2月1日(金)
 複数のペンネームを使い分け連載漫画を同時多発展開し、編集や配本もひとりで行なう個人コミック誌「週刊オオハシ」を発行する大橋裕之。
 独自の画風とその発信方法が注目を集め、クイック・ジャパンに連載を持ったり、spotted701や溺死ジャーナルといった個性的なジンにも作品が掲載されるなど、ブレイクも間近か…という今! 5歳のときに描いたロボット画(現在より力強い線で描かれています!)から最新作までを展示し、その軌跡を辿ろうという、いきなりの回顧展です。
 枠線もフリーハンドなラフな印象の大橋作品ですが、今回はそのネームも公開。意外や本番より描き込みがあったりして、仕上げの段階でライブ感を出すと同時に余分を極力そぎ落としている様子が分かったり、20代前半のプライヴェートなコミックでソリッドなタッチを発揮していたり、大橋作品の奥深さが伺えたりもします。そして、自宅に保管されていた5歳の大橋少年のイラストも! 珍しいカラー作品も出していただきました。
 そして27日(日)午後4時〜6時は来店アワーになります!
著作にサインをお入れするほか、ご希望のお客様の似顔絵かきにもチャレンジいたします。(似顔絵の御注文は有料になります)
「週刊オオハシ」の最新8号も27日当日に発売開始予定です!!

シアターイワトの広報誌「イワト」創刊しました

イワト 2008.1.25 NO.1 ¥320
演劇のみならずライブや高座もありの神楽坂の小劇場シアターイワト(2005年にオープン)の広報誌イワトが創刊されました。

 イワトに集まる様々なジャンルの作家やアーティスト、あるいはスタッフまわりの人々、多彩な人たちが執筆する小冊子です。
 執筆者は—石津ちひろ(詩人、絵本作家、翻訳家)、稲津真(大学院で演劇学を専攻する研究者)、桂吉坊(上方落語のホープ)、赤荻徹(映画配給会社社員にして ハンディキャップサッカーチームable FCのコーチ、ダウン症や自閉症児の絵画教室「atelier A」を主宰するほか、雑誌「special」を創刊)、河内哲二郎(イワトプロデューサー、役者)、森恵(食・住・環境分野の調査・企画業 在ドイツ)、八巻美恵(青空文庫呼びかけ人、水牛主宰)、TARO(フォトグラファー)、小日向知子(知的障害者支援員、在八ヶ岳)、稲津宰治(解体業)、中川六平(編集者)、平野妃奈(12ギャラリー主宰)、鳥海明子(国際薬膳師)、忠平美幸(翻訳者),日下潤一(グラフィックデザイナー)。
 どうです? 書いている人を並べただけでも実に多種多彩。これだけたくさんの職種の人のそれぞれのエピソードやおすすめが、B6判40Pに詰まっているんです!
 編集方針としては、特集やインタビューはなし(特集という形での編者の見方のおしつけをなくし、あくまで御本人の言葉で書いていただく)、校閲と文字校を徹底する、という派手さを求めず確かさをお届けしようというもの。表紙や本文中のイラストを毎回、若手に依頼し、平野甲賀がデザイン…。というもの。手堅いようでいて、決まった会議や打ち合わせはなしに、ライブ感も心がけているそう…。詳しくはイワトのブログ「リトルマガジン「イワト」」参照。
B6判40P