「記録」 2006年12月号 no.312 ¥480
70年代に創刊された、様々な社会問題を無名の生活者の側で見つめ記録してきた、マスメディアとは対極の草の根メディア「記録」。途中、休刊・復刊を経て通巻312号。
ルポライター鎌田慧氏や障害者プロレス“ドッグレッグス”の代表・北島行徳氏の100回を越える連載ほか、神戸幸夫氏のホームレスの人々へのインタビュー、新人ライターのイッセイ遊児氏の吉原ソープランドに就職してのレポート、漫画編集者・塩山芳明氏の「奇書発掘」や、中央線で現役車掌をしている斉藤典雄氏の職場日記など、世の中を斜めから鋭く見つめる人たちのルポが多数、読み応えあります。
12月号のラインナップ———-
[特集] 『私は偽悪者・山崎晃嗣と堀江貴文と』 /編集部
■ 鎌田慧の現代を斬る 「強権自慢の安倍内閣とトヨタよ いい加減にしろ!」
■ 「国民の歴史」の外で 「子どもたちに未来を」 /鍋元トミヨ
■ 聖人じゃない!人間だ! 「障害を持つレスラーが歩んで来た道」 /北島行徳
■ チェチェン・死と瓦礫を乗り越えて 「『記憶の地』ウトロ フェンス・その5」 /中村一成
■ ホームレス自らを語る 「長距離トラックを転がしていた」 /神戸幸夫
■ 吉原 泡の底 「殺人事件の現場でドンチャン騒ぎ」 /イッセイ遊児
■ 靖国神社 「靖国レポート!」 /宮崎太郎
■ 奇書発掘 「忘れ去られる安岡章太郎 必ずや復活する古山高麗雄」 /塩山芳明
■ サイテイ車掌のJR日記 「たどり着いた和解合意」「こみあげる嬉しさ」 /斎藤典雄
A4判16P
日別アーカイブ: 2006 年 11 月 29 日
日本のゲイ・エロティック・アート展
「日本のゲイ・エロティック・アート展」2006.12.23(土)〜2007.1.10(水)
漫画家であり、ゲイアートの研究家でもある田亀源五郎さんが監修された「日本のゲイ・エロティック・アートvol.2』(ポット出版)の発売を記念してタコシェにて、同書に収録された作品および関連作品の展示を行います。
展示予定作家は—-児夢(GYM)、林月光(a.k.a石原豪人)、木村べん、遠山実、倉本彪の各氏です。
画集未収録のイラストの展示もございます。
『日本のゲイ・エロティック・アートVOL.2』¥4500+税
1970年代から現在に至るまで、ゲイ雑誌で活躍しているアーティストを紹介し、それらの作品からゲイのファンタジーが時代的にどのように変遷してきたかを探ります。VOL.1が褌、短髪というスタイルが多かったのに対して、VOL2.はケンタウロスになったゲイが登場したり、ペガサスが飛んだり、処刑教室みたいな劇的な設定だったり…、ファッションも大衆芝居のような和風、レトロモダン、無国籍風、宇宙系ありで多様で過剰! ゲイの方はもちろん、そうでない方もそのファンタジーに心奪われるはず!
編者による各作家の解題も収録。作品収録160ページ(カラー88ページ)。