小妻容子妖美世界『刺青美浪漫』¥3800 A5判242P
繊細なタッチでもって、刺青と緊縛をドッキングさせた、ジャパニーズ 妖艶緊縛なジャンルを確立した小妻容子氏のオールカラー画集が出ました! 降りしきる雪の中、薄暗い土蔵、満開になった桜の下などなど、純和風テイストのロケーションで刺青美女がギリギリと縛り上げられてます。1ページ目から最終ページまでみっちりカラーイラストで構成されています。部数限定だそうですので、お早めに!
月別アーカイブ: 2006年11月
漫画雑誌『架空』創刊号が入荷しました
『架空1号』¥1050
「幻燈」「何の雑誌」などで活躍する漫画家・西野空男氏が編集する同人漫画雑誌の創刊号・「架空」が入荷しました。
表紙のデザインをみてもおわかりかと思いますが、編集人のガロやその流れをくむ作品や雑誌に対して特別な思いをいだいていることが伝わるかと思います。しかし、それと同時に編集人が、それぞれの作品に対して、その作家との出会いや作品について、原稿を依頼した経緯などを書いており、個人の編集ならではの思いもじーーんと伝わってきますよ。
特集はガロやクイック・ジャパンに作品を発表してきた漫画家・まどの一哉。4編の作品、インタビュー、作品リストなどを掲載しています。
ほか執筆陣は—三本義春、木下竜一、甲野酉、吐血ミンチ、堀道広、川崎ゆきお、斉藤種魚、倉光純、高木ひとし、炭子部山貝十、権藤晋、金ゐ国許。
B5判206P 限定500部 シリアルNO入り
『恋と退屈』発売記念 峯田和伸さんおススメ本の棚
文字をテーマにしたミニコミ「モジ便り」が登場です
モジ便り vol.1 「特集 モジと仕事」 500円(税込)A5判30Pオールカラー
「言葉になって思いをつたえたり、アートや記号になったり、モジってとってもおもしろい!」というわかけで、日本語、英語、パソコン、手書きにかかわらずモジについてのあれこれを取材して紹介する小冊子が作られました。
特集の「モジと仕事」では、ラベルやパッケージからお店のロゴまで筆文字で書き、東急ハンズでも“書ギフト”として書き文字を販売している国分佳代さんや、インテリアになる書をそれぞれにあった額装して販売しているギャラリー「carre MOJI」、広告関係のデザイナー、カリグラフィの講師に取材して、文字が書かれたりデザインされる背景を探っています。
連載ページでは、気になる人の日常の中から文字を含めてその人の趣味やセンスに触れています。活版印刷やその人がとらえらお菓子のパッケージの文字をみたり、パッケージロゴなど紹介します。
武富健治さんの最新個人出版『KとT』入荷しました
武富健治『KとT』(胡蝶社) ¥500(税込)
『鈴木先生』(双葉社)で、登場人物たちのディープな内面描写の畳み掛けをもって学園コミックの新境地をひらき、漫画好きの間で評判の武富健治さんが胡蝶社名義で出版される冊子シリーズの最新刊『KとT』が入荷しました。
こちらは、田山花袋の「東京の三十年」を武富さんが漫画訳したもので、学生時代に描いたものだそうですが、胡蝶社としては初のオフセット、カラー印刷となっています。
これまでの個人出版もあわせてお取り扱いしております。商業誌用にエンターテイメントの要素も盛り込んだ「鈴木先生」とは、ひと味ちがって、武富さんが「文芸漫画」と名付け実践してきた、登場人物たちのディープな心理描写が短編の中にギュっと凝縮されていて、いずれも読み応えがあります!
来年2月には「鈴木先生」の2巻目も刊行の予定だそうで、待ち遠しい限りですが、それまで、どうぞ胡蝶社名義で出されている短編もご覧ください。
「鈴木先生」もサインを入れてくださったものありますので、未見の方はぜひぜひ今年のうちちに!