月別アーカイブ: 2006年11月

「石井輝男闘病日誌」

岩井澤健治「石井輝男闘病日誌」 A5判56P ¥600

2005年8月12日に他界した、石井輝男監督の最期の日々を、学生時代に『地獄』にスタッフとして参加したことを切っ掛けに監督のもとに出入りするようになった若者が記録したもの。
 監督が肺癌で緊急入院してから、亡くなるまでの一ヶ月ほど、ほぼ毎日、見舞いや看病に通い、やりとりした会話や監督の様子を綴ったもの。
 石井監督のなにげない言葉、病気が重くなり意識が遠くなりながらも現場にいるような発言をする様子などが淡々と描かれています。
 筆者はいつも日記をつけていたのだが、偶然にも監督から“死を間近にした映画監督の様子を記録して本にしてみてはどうか”と言われ、没後一年の上映会やメモリアルイベントが終わった後、闘病に関する部分を冊子にした。
A5判 56P

ルドルフのキモい写真集+CD!

ルドルフ・エバー『KOTSCHLEUDER』 5040円

ノイズ・ミュージシャンであり、パフォーマーであり、外科医学画家(解剖と脳手術)の学位を持つ画家としても活動するスイス人アーテイスト、ルドルフ・エバーのカード写真集+オーディオCD。サディスティック・サーカスでのゲロ吐き、生魚を潰して暴れたライブ・パフォーマンスなどで客をどん引きさせてきたルドルフだけに(汚すぎて日野繭子さんに叱られた過去アリ)、今回の作品も汚くて気分が悪くなるようなビジュアルが満載です。血なんだか精液なんだかゲロなんだかよくわからない粘液と肉塊がぐちゃぐちゃ。18禁。ドイツで100部限定版として制作され、うち10部くらいが日本に入りました。

名古屋発のくらし系冊子最新号「なごやに暮らす13」

なごやに暮らす13 ¥893 185×185 48P

 イラストレーターの松尾由美さんと雑貨や古着のお店le petit marcheの店長・湯村美保子さんによる旅と物作りのユニットles deux。旅から受けたインスピレーションを元に作品を作ったり、この「なごやに暮らす」を編集・発行しています。なごやローカルのミニコミというより、身近な人・モノに注目して、暮らしを愉しくする提案やヒントを集めた冊子です。
 今回の特集は洋菓子屋さんです!
有名パティシエのケーキやタルトではなく、小さい頃、お母さんに買ってもらった、卵やお粉の味がする素朴なお菓子が買える身近な洋菓子屋さんと、そのお店のかわいいリボンや包装紙を探しに街に出てみたら—-
 ボンボン/モンテローサ/オランダ/トリアノン/みすず洋菓子店/ルシャポンファンといった、昭和なつくりを残すお店の外観&内観と厨房とあわせて、長いことお客様に愛されてきた名菓や包装紙やラッピングを紹介します。
 お菓子の思い出コラムや洋菓子屋さんからヒントを得た手作りのレースペーパーや包装紙、洋菓子屋さん風テーブルコーディネイトもあわせて提案します。

在庫僅少 椋陽児画集「夢少女伝説」最終入荷です

椋陽児「夢少女伝説」 ¥2800 A5判242P

2001年に他界されてもなお人気の緊縛絵師・椋陽児先生の画集です。
 鉛筆を使った精緻なタッチで、ほっぺふっくなあどけなさを残す少女たちの責められた姿を描いています。
 これが最終入荷の在庫僅少本ですので、ファンの方はお早めに!

春川ナミオさんの新画集です

春川ナミオ「巨尻擾乱」 ¥3000  A5判156P

 タコシェでも春に展示を行った、巨女、巨尻一筋の巨匠・春川ナミオさんの新画集が出ました。一見、ムック本ですが、春川ナミオさんお得意のひとつの設定を4つのシーンで描くシリーズが31本、精密な筆致の鉛筆画に朱色を効果的に加えて描いてあり、「巨女渇愛」シリーズに続く、春川ナミオ画集となっています。それぞれのタイトルも「膣息愛」「愛嬲の系譜」などと愉快です!
 インディーズAVメーカーの巨尻美女映像をダイジェストで収録したDVD60分が特別付録として封入されています。